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Reboot 10

2018.06.13 02:51|Reboot
Reboot 10









「ヒョン!どこ行ってたの?

どうしてずっと帰って来なかったの?!」







そう言ってチャンミンはドンソクに抱きついた







「それはこっちのセリフだよ!

お前、何で家にいないでこんなところにいる?」








ドンソクに会えて喜びを隠しきれないチャンミンとは対照的にドンソクは怒っているようだった


それに気が付いたチャンミンはドンソクから離れて俯いた







「ごめんなさい… 金がなくなっちゃって困ってたらユノさんが助けてくれて…

ヒョンが帰って来るまでここにいてもいいって言ってくれたから…

だからヒョンが帰ってきても分かるようにアパートのドアに張り紙しておいたんだよ?」







「金ならたくさん置いてっただろ?

それも使っちまったのか?」







「えっ?」








「ったく!

今回は少し長く家を空けるからお前の枕の中に多めに入れとくって言っただろうが!このバカ!」








「ご… ごめんなさい…」








階段を上りながらその会話を聞いていたユノは怒鳴られ、萎縮しているチャンミンを見てやはりドンソクの元に帰したくないと強く思った


チャンミンに近づくユノをドンソクが睨みつける







「お前がこの張り紙を貼ったチョン・ユンホか?」







ドンソクはユノが以前チャンミンのアパートに行った時に玄関ドアに貼った紙を持っていた


近づいてみるといかにもホストという感じの濃いブルーのスーツに金色に近い少し長めの髪、チャンミンから聞いた話では歳は22歳なはずでユノより年下なのに態度はまるで年上のように大きく、まるでわざとユノを怒らせようとしているようだ


そんな相手の挑発には乗らないよう、ユノは冷静に振る舞った






「そうだよ。俺がその張り紙をしたチョン・ユンホだ

君がチャンミンのお兄さん?」






「ああ…

チャンミンが随分世話になったようだな?

何日間ここにいたんだ?」








「ヒョンが居なくなって1ヶ月くらいしてからだから、2ヶ月とちょっとくらいだよ!」








チャンミンがそう答えるとドンソクはユノに手を差し出して







「120万だな」







「は?」







「チャンミンと楽しく暮らしてたんだろ?

こいつは人気があるから高いんだよ

だけど1日2万で安くしておいてやるよ」







「何言ってんだ?」







「そういう目的でここに置いてたんじゃないのかよ?

なあ、チャンミン、お前こいつに何かされたんだろ?」






「ヒョン、違うよ!

ユノさんはヒョンが連れて来るお客さんみたいなことしないよ!

それにそんなことしちゃダメって言って僕にカフェの皿洗いの仕事も紹介してくれたんだよ?」







「はぁ? カフェの皿洗いだ?

そんなの大した金になんねーだろーが!」








「でも… ちゃんとしたお仕事だし楽しいよ?

お店の人もみんな優しくてくれるんだ!」







「金にならなきゃ意味ねーんだよ!

ほらっ!もう帰るぞ!明日からまた仕事だ!」







ドンソクはチャンミンの腕を掴んでアパートの階段を降りるためにユノの横を通り過ぎようとした


ユノはすかさずドンソクの肩を掴むと…







「ちょっと待て!

仕事って、君はチャンミンに何をやらせる気だ!

まさかまた…」







「お前には関係ないだろ?

それともチャンミンが男相手に稼ぐ代わりにお前が金払ってくれるのかよ!」







「男相手にって…

君がチャンミンにさせていることは犯罪だぞ?

またチャンミンにやらせるって言うなら警察に…」







「ユノさん! 離して!

ヒョンは悪くないんだよ。僕のためにやってるだけなんだから…

僕が全部悪いんだ… だからお願い… ヒョンを警察に連れていかないで…

ねえヒョン、早く家に帰ろう? 僕もう帰りたい!」






チャンミンが涙声になりながらドンソクをかばうのを見て俺はもうなにも言えなくなった…


やはりチャンミンは酷いことをされても俺よりドンソクといたいんだ…


チャンミンの俺を好きと言ったあの言葉はやはり大した意味はなかったのか… と思ったら自然とドンソクの肩を押さえていた手が緩み、2人が俺の横を通るのを黙って見送っていた


カンカンカンとアパートの階段を降りていく不規則な2人の足音と共に






「またチャンミンと会いたければ金持ってこい!

そしたら会わせてやるからよ」






そう背後からドンソクの声が聞こえたが振り返ることも言い返す気力も無くなっていた…











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Reboot 9

2018.06.06 00:20|Reboot
Reboot 9









「お前さ、明日がチャンミンの誕生日って知ってたか?」





昨日ヒチョルから電話をもらうまで俺はチャンミンの誕生日を知らなかった


俺と12日違いの2月18日だったなんて…


もともと誕生日や記念日をあまり気に留めない俺とは対照的にヒチョルは従業員の誕生日は必ずチェックしている


どうやらホスト時代の癖らしいが、友達や知り合いの誕生日をすべて覚えていて必ずプレゼントを贈る


今日のチャンミンの誕生日は従業員達と店で祝ってくれるらしく、俺は仕事終わりにプレゼントを買い、店に向かった


18時過ぎに着くとヒチョルの友達や常連のお客さんも招いて店内は貸切のパーティー会場と化していた


チャンミンはみんなの中心でニコニコと嬉しそうに笑っている


そんな幸せそうな姿を遠くから眺めているとチャンミンが俺に気がついた








「ユノさんっ!」








チャンミンが手に何かを持ってこっちに駆け寄ってきた







「あのね、ヒチョルさんが僕のために誕生日会を開いてくれたの!

あとね、ほらっ!!」







そう言って見せてくれたのは携帯電話だった








「ヒチョルさんからのプレゼントだって!

これでいつでもユノさんに電話できるよ!」








嬉しくて興奮しているチャンミンの後ろにヒチョルが近づき携帯電話をひょいっと取り上げた







「やっぱり携帯無いと不便でさ〜

急にシフト変えたりとかもあるから」







そう言ってヒチョルは自分の電話番号を登録しはじめた


どうにもヒチョルが携帯電話をプレゼントしたことが面白くない…


こんなふうにチャンミンを喜ばせてあげるのは俺だけにしたいという勝手な独占欲のせいだ…







「それなら言ってくれれば俺が買ったのに…」







「おっ?なになに?俺が買ったのが気に入らなかった?」







「そうだよ、気に入らない」







ヒチョルの冷やかすような言葉にムッとしているとチャンミンが…







「携帯電話… もらったらだめ?」







しょんぼりしてそう聞いてきた








「いや… そうじゃないよ…

携帯電話、貰って良かったな?」







「うん!すごく嬉しい!」







ヒチョルはニヤニヤしながらチャンミンに携帯電話を返すと







「チャンミン、裏でまだ作業してる従業員たちの番号も登録してもらってきな」







「うん!」








チャンミンは小走りでバックヤードに向かった


俺は盛り上がっているテーブル席には行かず、カウンター席に座るとヒチョルが俺にビールを出して話し始めた…






「ところでユノ、とうとうお前チャンミンに手を出したんだな」







「はっ?」







「お前ら付き合ってるんだろ?

チャンミンがそんなようなこと言ってたけど」







「チャンミンが?」







「違うのか? ユノと結婚するにはどうすればいいのかなんて聞いてきたからさ。

とりあえず18才にならないと結婚はできないし、男同士はこの国では結婚できないから外国に行かなきゃ無理だって言っといたんだけど

お前、もう結婚の約束なんかしたの?」







チャンミンは勘違いをしているようだ


俺に対する好意が恋愛感情があるかを確かめたくて結婚というわかりやすい例えを出しただけなのに…


ヒチョルに結婚のことを聞いたりするなんて、どういうつもりなんだろう…







「いや… 約束してないし、付き合ってもいないよ

ただ、チャンミンが俺の恋人になりたいなんていい出してさ…」







「恋人に? チャンミンからか? へぇ〜〜

ユノ、良かったじゃん

でも何で付き合わないんだよ

お前もチャンミンのこと好きなんだろ?」







ヒチョルには俺がチャンミンのこと好きだなんて言ったことはなかったけど、当たり前のように俺がチャンミンのことが好きだと思われていた…


さすがヒチョル… 何でもお見通しか…







「ああ… 好きだよ…

だけどチャンミンの言う俺への気持ちが恋愛感情なのかわからない…

そこがハッキリしないのに恋人にするわけにはいかないだろ?」







「そんなの、やることやっちまえばわかるんじゃないの?」







「何言ってるんだ!

駄目だろ、そんなの。」







「堅いなぁ〜

もう今日で18歳なんだし別にお前の生徒なわけでもないんだしさ、チャンミンがいいならいいじゃん

男との経験は豊富なんだろ?」







「ヒチョル!!」







俺が一番気にしていることをさらっと言われてカッとなり、つい大声を出してしまった

そのせいで一瞬店がシーンと静まり返ったが、ヒチョルがみんなに何でもないというジェスチャーをするとまたすぐにもとの騒がしさに戻った





チャンミンは男との経験がある…

それも何人もだ…

だから余計に簡単にはそういうことをしたくない…







「悪い悪い、それ地雷だったな…

だけどさ、チャンミンだって恋人の意味くらいわかってんじゃないか?

ちゃんとユノのこと恋愛対象としてみてるって。

じゃなきゃ恋人になりたいなんてわざわざ言わないだろ?

それに、恋人になって一緒にいてやるだけじゃだめなのか?

そんな深く考えないでさ、好きなんだったら今のありのままのチャンミン全てを受け入れてやれよ」







ありのままのチャンミン…

ヒチョルの言う通りかもしれない…

俺は恋人という意味を何もわかっていないと勝手に決めつけて、そんなチャンミンと付き合うことに少なからず罪悪感を覚えて躊躇してしまっていた…

でもチャンミンなりに俺に好意を抱いていることは間違いない

それがもし俺がチャンミンを想う気持ちとは違うとしても、一緒にいたい… 幸せにしてあげたいと思う気持ちは変わらないなら、形だけでも恋人としていてもいいだろうか…

今夜、チャンミンの気持ちをもう一度聞いてみよう

そして俺もチャンミンのことが好きで付き合いたいとちゃんと伝えよう…


そう気持ちが固まると早くチャンミンと2人きりになりたくてパーティーが終わるまでずっとソワソワしていた





ようやくパーティーが終わったのは23時過ぎ…

店からの帰り道、暗い夜道を沢山のプレゼントが入った段ボール箱を一つづつ抱え、2人並んで歩いていた







「僕、こんなにプレゼント貰ったの生まれて初めて…」







「ヒチョルの友達や客は40〜50人くらいいたしな。
従業員もほぼ全員参加したんだろ?

何個貰ったんだ?60個はあるよな?」






「うん、ヒチョルさんのお友達とお客さんは54人いたよ。

あとお店の人もいれたら76人、プレゼントは2つくれた人もいたから83個あるよ」






「凄いな、それいつ数えたんだ?」






「数えた訳じゃないけど… なんとなく見たらわかったよ」







「チャンミンは数字に強いなぁ…

っていうか、数えないのにわかるってどうなってるんだ?」






「僕にもわからないよ…

みんなは何で見ただけじゃわからないの?」






ヒチョルからチャンミンは数字に強いとはきいていたけど計算が早いというだけじゃなくて見ただけでわかるってかなりの特殊能力なんじゃないか?






「本当だな、何で俺らは見ただけじゃわからないんだろうな?」






チャンミンは自分が他の人よりも優れているものを持っているのにそれに気づいていない


得意な数字の分野で何か活躍できるものはないだろうかとここ最近ずっと考えていた


ずっとヒチョルの店にお世話になるわけにもいかないだろうし、俺が見つけてやらないと…







「あの… ユノさん…」








「ん?」








「このプレゼントの中に… まだユノさんからのプレゼントがない…」







「ああ、そうだったな。

あまりにも沢山貰ってるから俺のなんていらないんじゃないかと思って。」








「いっ!いるよ!

ユノさんのが一番欲しいのに!!」








「多分みんながくれた物の中で一番つまらないぞ?」







「何? 早く見たい!」







「もうすぐアパートだから帰ったらな?」







「わかった!じゃあ早く帰ろう!!」








チャンミンは待ちきれないのか走り出した







「チャンミン!危ないからゆっくり…」







「わあっ!!」








アパートの前の道で持っていたダンボール箱を放り投げるように転んでしまい、プレゼントをぶちまけてしまった…


ユノも駆け寄ると持っていたダンボール箱を置いて地面に倒れているチャンミンを起こした







「大丈夫か?怪我はないか?」







「うん… 僕は大丈夫だけど、プレゼントが…

マグカップとかもあったのに…

割れちゃったかな?」







「かなり派手にぶちまけたからな…

とりあえず拾わないとな」







俺とチャンミンはプレゼントを拾い、ダンボール箱に入れていた


すると…








「チャンミン!!おいっ!チャンミン!」








声の聞こえる方向を見るとアパートの二階、俺の部屋の扉の前にいる男が俺たちを見下ろして叫んでいた


その男の方を見たチャンミンが…








「ヒョ…ン…?

ドンソクヒョン?!」







「お前、こんなところで何やってんだ!」








「ヒョン!! 」







チャンミンは道に散らばったプレゼントを放置してドンソクのいるアパートの二階へと駆け上がって行った…










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Reboot 8

2018.05.25 00:11|Reboot
Reboot 8










「チャンミン…」








「ごっ… ごめんなさいっ…」








チャンミンは布団を被って怯えているようだった。


俺が怒鳴ったことで工場で暴力を受けたことを思い出したのかもしれない







「怒鳴ったりしてごめんな?

でもあれはテファンに怒ったんだ

チャンミンは何も悪くないんだから謝らなくていいんだよ」







「でも……」








「どうした?言ってみな?」







穏やかにそう言うとゆっくりと布団から顔を出した







「僕… 自分の家に帰る…」








「帰るって… 急にどうしたんだ?」








チャンミンは黙り込んでしまった…


もしかして俺がテファンと以前恋人同士だったことを知って男が恋愛の対象な俺に対して嫌悪感を抱いてしまったのか?


チャンミンはドンソクに男相手に売りをやらされていたから俺もその客と同じような人間だと思われたとか…


チャンミンがここからいなくなるなんて嫌だ…


サァッと冷や汗が出るような焦りを感じた…


一時的に保護してあげていたつもりがいつのまにかこんなにも俺の中に入り込んで離せない存在になっている…


もう認めざるを得ない… 俺はチャンミンが好きなんだ…







「俺のこと… 嫌いになったのか?」








チャンミンはフルフルと頭を横に振った







「だって… 僕がここにいるせいでテファンさんと喧嘩してるんでしょ?」








「テファンがそう言ったのか?」







「うん…

テファンさんがいない間に僕がユノさんを誘惑したって怒ってた…

仲が悪くなったのは全部僕がここにいるからだって…

ユノの恋人はテファンさんで、僕はテファンさんのいない間のただの暇つぶしの相手だって…

だからもう必要ないからすぐに出て行けって言われて…」








俺が風呂に入っていてすぐに出られなかったその間にテファンはチャンミンにそんな勝手な作り話しをしていたのか…







「チャンミンが暇つぶしの相手だなんて、そんなわけないだろ

テファンの言ってることは全部嘘だよ

確かに数ヶ月前まであいつとは恋人同士だったけど、そんな関係はもうとっくに終わっているんだ

だからチャンミンのせいで喧嘩しているわけじゃないし、出て行く必要なんてないよ」







「テファンさんは今は… 恋人じゃないの?」







「ああ… そうだよ」







「じゃあ… 僕… 出て行かなくてもいいの?」







「チャンミンはどうしたいんだ?

出て行きたいのか?」







「行きたくない…

ここにいたい… ユノさんと一緒にいたい…」







「そうか… ならここにいていいんだよ。」







俺は心底安心した…


冷静なふりをしながら、内心ビクビクしていた…


もし出ていきたいと言われたら止めることはできない…


だけど離れて暮らすなんてもう考えられないくらいチャンミンがいる今の穏やかな生活が幸せでずっとこのまま一緒にいたいと思っている


例え恋人同士になれないとしてもせめてチャンミンがここにいたいと言ってくれている間は…







「ねえ、ユノさん… あの…」







「ん?どうした?」







「テファンさんって… 男の人… だよね?

男の人同士でも… 恋人になれるの?」








「ああ… チャンミンには混乱させてしまったよな…

恋人って言ったら男の人と女の人がなるのが普通だけど、世の中には男の人が男の人を好きになってしまうこともあってね…

俺は生まれつき男の人しか好きになれないんだよ

だから恋人はいつも男なんだ…」







「……………」







チャンミンは黙り込んでしまった


男同士だなんてチャンミンには理解できないかもしれない…


理解できなくても不安にならないようにしなくては…と考えているとチャンミンは意外な言葉を発した…







「じゃあ… 僕とユノさんも恋人になれる?」









「えっ?」








「だって、男の人同士でも恋人になれるんでしょ?

僕… ユノさんのこと好きだから…

恋人になりたい…」








「いや… チャンミンの好きはそういう好きじゃないだろ?」







「そういうって?」







チャンミンは被っていた布団から出て俺の前に正座して顔を覗き込んだ。


チャンミンから恋人になりたいなんて言われて嬉しくないはずはない…


このままキスしてしまいたい衝動に駆られるが、どうみてもチャンミンの俺を見るその眼差しは恋しているというより大好きなお兄さんといった感じにしか思えない…


恋人になるという意味をチャンミンはどこまでちゃんと理解しているのか…







「そうだな… 男女で言えば、結婚してずっとそばにいたいとか… そういう気持ちだよ」







「結婚… 」







「そのくらいの気持ちってことだよ

だけどチャンミンはドンソクのことも好きだろ?」







「うん… ヒョンのことも好き…」







「ドンソクが帰ってきたらどうするんだ?

ドンソクとあのアパートに帰る?

それとも俺とここにいたいか?」







「…… どうしよう……」








やっぱりな…


迷ってしまうということは俺を特別とは思ってないってことだ…


わかってはいてもやっぱりショックだった…






「ほら、もうそんなことで悩まなくてなくていいからご飯にしよう

ハンバーグ、一緒に作るんだろ?」







そう言ってチャンミンの頭をクシャクシャっと撫でると俺は立ち上がってキッチンへと向かった…













※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

こんにちは!お久しぶりです!

もう更新されないんじゃ…って思うくらい遅くなりましたm(_ _)m ごめんなさい

もうすぐ日産、楽しみですね!





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Reboot 7

2018.02.27 00:00|Reboot
Reboot 7









テファンは高級そうなスーツを来て大きなバラの花束を抱えて玄関に立っていた


チャンミンは何を言われたのか青い顔をして俺の後ろに隠れた








「テファン… 今さら何しに来たんだ」







「何しにって、今日ユノの誕生日でしょ?

レストランも予約してるんだ、今から出かけようよ?」







「何言ってるんだ…」







冷たくあしらっても全く動じない…

何事も無かったように振る舞うテファンに無性に腹が立った







「去年のユノの誕生日に行ったイタリアンのお店だよ?」







「行くわけないだろ、帰ってくれ」








「なんだかユノ痩せたね?

僕さ、アメリカの支社に2ヶ月行ってたんだ。

その間に工事現場の仕事始めたって聞いてたけど… 身体キツいんじゃないの?

でもユノがそんな仕事するなんて意外だったなぁ」







海外に長期出張している間でも俺がどこで何をしているのか調べさせて把握していたのか…


やはりテファンが俺の再就職の邪魔していたんだよな







「誰のせいだと思ってるんだよ!」







「うん、全部僕のせいだよね

でも、ユノが悪いんだよ

あんなに頼んだのに僕の秘書になってくれないから…

だから教師をクビになれば諦めて秘書になってくれると思ったのにあんな汗臭い仕事なんかしちゃってさ…

でもそろそろ工事の仕事も嫌になってきた頃でしょ?

ねえ、いいかげん僕の会社に入ってよ」








テファンは大手アパレルメーカーの後継者だ…


大学卒業後にいきなり副社長に就任させられて経験不足、知識不足に周りから信用が得られず孤立してしまい悩んでいた…


テファンが大学生の時は俺の休みに合わせて会っていたけど会社に入ってからは社長の父親から早く仕事を覚えろと土日も仕事に追われて会えない日々が続いていた



そんな状況に耐えられなくなったテファンは俺を秘書にしたがった


そうすればいつも一緒にいられるし、会社での孤独感から少しでも救われると思ったのだろう…


だけど俺はそれを断ったんだ


仕事で悩んでいるのも会えなくて寂しがっているのはわかっていたけど俺は教師を辞めるなんて考えられなかった


彼が自分の力で乗り越えて行けると思っていたし、そう願っていた


何より自分の教師という仕事にプライドを持っていたからだ


テファンは何度も何度もしつこく秘書になって欲しいと言ってきたけど俺はその度になだめるように断っていた


でも納得してくれず、会うたびにその話で喧嘩になった…


そんなある日、同僚の結婚式であるホテルに行った時、テファンが知らない男と2人で客室に向かうのを見てしまった…


後日問い詰めるとあっさりと浮気を認めた



「ユノは堅いんだね、みんな浮気くらいしてるでしょ?」



その相手は俺と付き合う前から続いているただのセフレだと…


だから気にする必要ないと悪びれることなくサラッと言い放った


開き直られ、悪いとさえ思っていないその態度と価値観の違いに俺はもうテファンとはやっていけないと思い別れを告げたんだ…


でもテファンは別れたくないと未だに俺に執着している…


学校にあんな写真をばらまいたのは別れると言った俺への報復だと思っていたのにまさかいまだ秘書になって欲しいがためだったなんて


本当に自分勝手で呆れる…


そんな自分勝手な理由で俺の教師としての人生を台無しにされた


あんなことをしたら例え俺を秘書にしたとしても関係性が前のように戻れるわけがない


そうは思わないんだろうか…


怒りで怒鳴り散らしたい衝動を後ろにいるチャンミンを怖がらせたくなくて必死に抑えていた








「テファン、それであんな真似したのか?

その後の面接に行った学校も不採用になるように邪魔してたのもそのためなのか?」







「うん、だって教師やめたくないから断わったんでしょ?

だから二度と教師になれなければあきらめて秘書になってくれるかなって

教師なんかより僕の秘書の給料の方が何倍も高いしなってみれば教師より楽で良い仕事だってわかるはずだよ

恋人の僕ともずっと一緒にいられるんだよ?

そしたらもう僕も浮気なんてする暇もなくなるからセフレともちゃんと縁を切るから…ね?」







そういいながら上目遣いで甘えるように俺の腕を掴んで揺さぶっている


俺はその手を払いのけるとその勢いでテファンが一歩後ろに後ずさった







「テファン… 俺は付き合ってる頃、お前の世間知らずなところとか少しわがままなところが無邪気で可愛いと思っていたけどそれは大きな間違いだったよ…

お前には人を想う心が欠けている

自分のことしか考えてないただの傲慢な奴だった

そんなことも見抜けなくて好きになった自分が心底残念だよ」







そう言い放つとさっきまでの作られた笑顔が消え、険しい顔つきになった







「酷い… 僕はユノのためを思って… ユノが好きだからいろいろやってるのに何でわかってくれないの?」







「分かるも何も、お前のやってることはめちゃくちゃだよ

俺はもうお前を理解できない

だから別れたんだ

もういい加減諦めてほっといてくれよ!」








「嫌だよ!僕にはユノしかいないんだからっ!」







そう言って俺に抱きついてきた

はぁ… またいつもと同じ展開だ

何度別れ話をしても納得してくれない

こうやって泣きつけば自分の思い通りになると思っている…

付き合っている頃はそんなテファンが可愛いくて俺もつい甘やかしてしまったのも悪かったんだろう…


どうしたものかとテファンに抱きつかれたまま考えているとチャンミンが俺の腕の袖を後ろからそっと掴んでいるのに気がついた


振り返ってみると泣きそうな顔で俺を見ていた…







「チャンミン?」







小さくそう名前を呼ぶと俺に抱きついていたテファンが自ら離れた


そして俺の後ろにいるチャンミンを覗き込んで…







「ねぇ君…

今、僕ら大事な話をしてるんだけど何でずっとそこにいるの?

言いたいことでもあるなら言ってみなよ。聞いてあげるから」







「テファン、チャンミンに構うな」







「だって、さっきから僕たちのことずっと見ていて何か言いたそうだよ?

ねえ、そうでしょ?」







「あ…あの… 」







チャンミンは何か言いたそうだったがそのまま黙り込んでしまった






「もしかして、僕みたいな恋人がいるって知らなくてびっくりした?」







「テファン!もう恋人じゃないだろ?!」







「僕は別れたなんて思ってない!だからまだユノは僕の恋人だよ!

なのにびっくりしたよ

アメリカ行ってる間にユノが可愛い子と一緒に住んでるって報告されてさ

僕が浮気した時に散々責められたのにユノも浮気してたのかって…」







「チャンミンとはそんなんじゃない!」







「まあ、今日会ってみてそれは分かったけどね

可愛いだけで中身は空っぽの何もできない子だもんね?

でもそういう子の方が従順で面白いとか?」







「テファン!!」






カッとなって思わず怒鳴ってしまった


するとチャンミンが慌てて部屋の奥に走って行った







「あ〜あ… ユノ、怖がらせちゃダメじゃん」






「テファン… いい加減にしろよ…」






「はいはい、今日はもう帰るよ

でも僕… 諦めないからね、絶対に!」







そう言うとテファンはバラの花束を玄関に投げドアを閉めて帰って行った


本当なら追いかけてテファンにはもっと言ってやりたいことは沢山あったがチャンミンのことが心配で部屋に戻ると部屋の隅で布団に包まっていた…












※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

コメ返です

☆ハチさん、新年の挨拶ありがとうございます
気が付かずに今になってしまいました…
ごめんなさいm(_ _)m 嬉しかったです♡

☆つむじ風さん、待っていてくれてありがとうございます♡やっと再開したのにまたノロノロ更新ですが楽しんでもらえたらいいな♡



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Reboot 6

2018.02.11 09:28|Reboot
Reboot 6











それからチャンミンは試用期間を終えて無事にバイトとして雇われ毎日ヒチョルの店で働いていた


俺は日雇いだけどヒチョルの知り合いが経営する土木会社の現場仕事をしていた


「お前ならホストで軽くNo.1になれるのにもったいない」とヒチョルに言われたが将来教師に復帰する時にそんな職歴があるなんて絶対にダメだしそれに俺には女はよくわからない生き物過ぎて到底無理だ


ヒチョルから紹介してもらった土木会社は訳ありの奴らばかりが集まってる場所だからテファンが何を言ってこようと関係ない


要は力仕事が出来れば誰でも歓迎だった


朝早くから夕方まで働き、チャンミンより一足先に家に帰る俺はご飯を作って家で待っているという生活が2ヶ月ほど続いていた…


あれだけこだわっていた教師への執着も今はチャンミンとの暮らしを優先することで自分の中で折り合いをつけることができていた


チャンミンはますます俺を慕ってくれて、俺もそんなチャンミンが可愛くて仕方なかった


その可愛いと思う気持ちがすでに恋愛感情に変わってしまっていたことを自分では認めたくなかった


あくまでも今の俺の立場は保護者だ


チャンミンもきっとそんなふうに思ってるはずだ


何の疑いもなく慕ってくれているチャンミンを変な目で見ているなんて酷い裏切り行為になる


それに、この気持ちを認めてしまったらもう抑えが効かないほどのめり込んでしまうだろう…


そのくらいチャンミンの魅力は他にはないものがあった…









「ユノさん、おかえりなさい」







「あれ? チャンミン、今日は早いな?

店はどうした?」







「あ… あのね… ヒチョルさんが今日は早く帰れって…

それでこれ、ユノさんに渡して欲しいって…」







そう言って冷蔵庫から出してきたはケーキの箱…







「ああ… だからか」







「これ、ケーキだって…」






「チャンミン、ケーキ好きか?」






「うん!」







「開けていいよ」






チャンミンがケーキをテーブルに置くと嬉しそうに箱を開けた






「ユノさん、今日お誕生日?!」







丸いホールケーキにはこの歳では恥ずかしいくらいにデカデカと「ユンホ 25歳 誕生日おめでとう☆」とプレートに書かれていた







「そうなんだ。だから多分ヒチョルが気を利かせて早く帰らせたんだろ」







「お誕生日… プレゼントない…

ごめんなさい… 僕知らなくて…」







「そんなのはいいよ

それより、何か作ってるのか?」







台所には玉ねぎやニンジンをみじん切りにしているのが見えた






「えっと… ハンバーグを作ろうと思ったんだけど…」






「へぇ… チャンミンが料理してくれるの初めてだな?

嬉しいよ」







「それが…」







チャンミンは俯いてボソボソと何か言っている







「ん? 何だ? 聞こえないよ?」







「僕… 施設で料理も手伝ってたし、ハンバーグは得意だったんだけど…

だけど… どうやってやるのか忘れちゃって…

どうしてもわからなくて…」






最近、チャンミンは記憶が飛ぶことがある…


昨日できたことが今日はできなかったり、できないと思っていたものが急にできたり…


驚いたのは数字に強いということだ


ヒチョルから聞いた話では、売上票を一瞬見ただけでその数字を全て覚えていたり、大人数で複数注文している伝票を僅か数秒で計算できると…


でもそれもできない日は全くできない…


チャンミンの脳の中で何かが起きている…


一度病院に連れて行った方がいいと思いながらもチャンミンは未成年だ… 親族でもない俺が連れて行ったら不審がられて役所に通報されてしまうかもしれない…


そう思うとなかなか連れて行く決心がつかなかった


それにこの症状は昔からなのかもしれないし…


とりあえずはドンソクを待つしかないが連絡はまだない…


たまにアパートに行ってみても帰って来た気配もなく、家賃は前払いで払われているらしくそのままの状態だ…


正直、ドンソクに帰ってきて欲しくはないがチャンミンのことが心配だった…








「そうか、じゃあハンバーグ一緒に作ろうか?」







「うん!作る!」







「先にシャワー浴びてくるからちょっと待ってなよ?」






そう言って急いでシャワーを浴びていると微かにインターフォンが鳴る音が聞こえた


こんな時間に誰だろうか?


バタバタと音がしてチャンミンが対応しているような気配に心配になり急いで身体を拭いて着替えた







「ユッユノさんっ!」







案の定困ったようなチャンミンの声に玄関に行くと…







「ユノ! 誕生日おめでとう!」







そこにはテファンが花束を持って笑顔で立っていた…















※※※※※ ※※※※※ ※※※※※ ※※※※※

遅くなりましたが…

ユノ、誕生日おめでとう(((o(*゚▽゚*)o)))♡


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プロフィール

こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

Monako

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