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Cheering 〜覚めない夢〜 あとがき

2017.02.27 00:00|Cheering 〜覚めない夢〜








こんにちは! Monakoです (o^^o)



Cheering 〜覚めない夢〜 やっと終わりました〜♪


9月からちょこちょこアップし始めて5ヶ月もかかってしまいました…


待っていて最後まで読んで下さった方々、本当に申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。


途中、家族の事故によりかなり凹んで書けない日々が続きましたが、今はすっかり良くなって私も徐々に書く気持ちが復活して来ました。


このお話は「Cheering」の内容を考えている時に、どうしてユノとチャンミンが一緒に住むことになったのか、ドンジュおじさんとボングンおじさんはなぜ子供がいて、離婚して、そして恋人同士になったのかをざっくりと考えていました。


なのでサラッとでも書きたくて始めたんですが、短かく纏めるのが苦手なので本編より長くなる事態に…


ユノとチャンミンじゃないので、楽しんで貰えてるかな…と不安になりながらも、「どんなに駄作になってしまっても最終回まで書ききること!」が私の小説を書いて皆さんにお見せする上での最低限のルールと考えているので、書いてる途中に幾度も表現力に限界を感じて苦しい時もありましたがどうにか最後まで書ることかできました〜!


それもこれも途中頂いた温かいコメントや沢山のポチのおかげです。


いつも迷いながら書いているのでコメントやポチを頂くとこのまま書き進めていいんだ!と安心して書き進められました!


本当にいつも読んで応援して下さってありがとうございました(๑>◡<๑)


あと、昨日アップした「ふたりのその後」


チェジュ島にいる2人と、相変わらずそればっかりな2人をちょっとおまけにつけたしました(o^^o)


ボングンとドンジュのその後は「覚めない夢」を書き終えたら書く予定で考えていたのですが、ユノ、チャンミンのは昨日思いついたおまけだったのでくだらない内容ですみません。笑


読むのは抵抗ないんですが、ユノが猫ちゃんするって妄想できなくて私には書けないんですけどこんなやりとりもあの2人ならしそうだな…と。笑


もともと「moving on !」はユノがチャンミンと早くしたい!!ばっかりな話だったのでチャンミンの逆襲で終わらせました。笑


結局はチャンミン寝ちゃってあっさり終わっちゃいましたけど〜(о´∀`о)


その後、どうなったのかはみなさんのご想像にお任せします(o^^o)


しかし、今回は切ない葛藤ばかりのお話でしたので萌えが足りなかったですよね?


次回のお話はイチャコラ沢山させたいな〜〜♡


では、また近いうちにUPできるように頑張りますので読みに来て下さいね!(๑˃̵ᴗ˂̵)












※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

コメ返です!


☆ ハ○様


チャンミンの誕生日にコメントありがとうございます♡

久々の連投でした。

いつも焦らしプレイでごめんなさいσ(^_^;)

また焦らしちゃいますけどまた読みに来て下さいね!(*^ω^*)








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Cheering 〜覚めない夢〜 最終話

2017.02.25 00:01|Cheering 〜覚めない夢〜











「よぉ…… ドンジュ……」







ベッドに横たわるボングンの首にはコルセットがつけられ、足は動かないように吊るされて固定されていた…


顔には治りかけの擦り傷…手には包帯が巻かれている…


想像以上の痛々しさに側まで行くも言葉が出ず、ただボングンを見下ろしていた…







「来て早々、泣くなよ…」







「ごっ…ごめん…っ……

事故にあったって聞いて…それからずっと心配でっ…」






「この通り、酷い有様だろ?

でも見た目より元気だからさ、そんな心配すんなよ、な?」






脚の怪我で泣きたいのはボングンの方なのに涙が止まらなかった…

さっき、ちゃんと僕の気持ちをボングンに伝えようって決心したのに言葉にならない…






「相変わらず泣き虫だな…」







袖で涙を拭ってボングンを見ると呆れたように笑っていた…


その笑顔に勇気をもらって話しを切り出した…







「ボングン…… あのさ…

さっき、下でナヨンさんに会っていろいろ聞いたんだ…

離婚するって……

僕もね、少し前に離婚したんだ……」






「知ってる…」






「えっ?」







「ドンホに聞いてたよ…

あいつ、たまに電話かけてきてさ、お前の近況勝手に報告してきてたんだよ。

入院してからも、何度も電話してきて俺の病状聞いてさ。

だからそのうちお前がここに来るんじゃないかって思ってたよ…

お前、心配性だもんな?」








離婚のこと…知ってたんだ…


ボングンの病状は裏ルートで聞いたとか言ってたけど、まさか本人から聞いてたなんて…


まったくドンホは…


でも、そのおかげでこうして会いに来れたんだから文句言えないけど…








「じゃあ…ドンホから聞いた?

僕、財産ほとんどなくなっちゃったって…

あるのは実家の家と少しの貯金と祖父から継いだ会社だけなんだ…」








「ああ…聞いたよ…」








「こんな…頼りない僕だけど…

これからはボングンを支えたいんだ…

今まで何度も逃げたけど…

もう絶対に逃げないって約束するから…

僕ができることは何でもしてあげたいんだ…

だから側にいさせて欲しい…

高校生の時からずっと……

ずっとボングンが好きだったんだっ……だからっ…」







感極まって止まっていた涙がまた溢れ出してきた…







「やっとだな……

やっとお前の口から好きって言葉が聞けたよ…」







「うん…好き…

ボングンが好き…大好きだよ…」









僕はボングンの手をそっと握った…


その僕の手にボングンの反対の手が重なる…


ああ…やっとこれで正真正銘の恋人同士になれるんだね…







「ボングン…… 僕の恋人になってもらえる?」








「あ……それはな…ちょっと待ってくれないか?」








「え…」








そんなこと言われるなんて思わなかった…


ボングンの穏やかな雰囲気と優しい眼差しにすっかり僕と同じ気持ちなんだって一人で思い込んで舞い上がってしまって先走り過ぎた?


それか、ずっと曖昧な態度でごまかしてきた僕のことが信用できないとか?







「僕のこと…信用できないかな…

ボングンは…もう僕と恋人になりたいとか考えられない?

ただの友達の方がいいと思ってる?」







「そうじゃねーよ…

やっとお前が好だって言ってくれてすげー嬉しいし、すぐにでも恋人になりてぇけどさ…

こんな状態で付き合いたくないんだよ…」








「こんな状態って…怪我のこと?」








「そうだよ…

こんな脚じゃサッカーはもう無理だ…

サッカーができないってことは収入もなくなるってことだ…

俺、まともに歩けない上に無職になっちまうんだよ…

そんな状態でお前とは付き合えない…」








「そんな…

でも、それだったら僕も毎日リハビリ付き合うし、ボングンのために何でもできることするから!

仕事が無いんだったらうちの会社に入ればいいしさ…」








「だからだよ…だから駄目なんだ…

俺…今結構精神的に参っちまってさ…

お前が側にいたら頼りきって紐みたいになっちまいそうで嫌なんだよ…」








「紐だなんて…事故にあったんだよ?

困った時に頼ることは悪いことじゃないし…

それに、参ってるならなおさらほっとけないよ…」








「離婚後に息子のユノも俺が引き取ることになったんだ。

好きな奴に頼るばっかりな父親なんて情けないだろ?

俺もそんなヤローにはなりたくないんだ…

せめてちゃんと一人で歩けるようになってまともな仕事を見つけるまでは一人で頑張りたいんだよ…

お前も親なら分かるだろ?」







ボングンは一度こうと決めたら絶対に曲げない…


きっと何を言っても答えは変わらないだろう…


だから待つしかない…


でも…








「やだよ…一緒にいたいのに…」







聞き分けの悪い子みたいに拗ねて口を尖らせた…








「ごめんな?

でもすぐに治して仕事も見つけるからさ、それまで待っててくれよ…な?」







ボングンはご機嫌を取るように僕の手をスリスリさすってる…







「それまで…会っちゃ駄目なの?」







「ああ、そうだ」







「電話は?」








「電話は毎日俺がかけるよ…」








「うっ…… 分かった…じゃあ待つよ…

きっとボングンならすぐに歩けるようになって仕事だって見つかるよね?」







「ああ、目の前に人参ぶら下げてるからな?」







「人参って?」







「お前に決まってんだろ?

すぐに食いに行くから待ってろよ?

そしたらさ、一緒に暮らそうな?」







「ボングン…今なんて?」







「だから、一緒に暮らそうって言ってんの。

俺とお前と子供ら4人でさ…家族みたいにずっと仲良く暮らしていきたいんだよ…」







ああ…そうか…


ボングンはちゃんと僕たちの先のことまで考えてくれていたんだ…


恋人になりたいってそればっかりで駄々こねてた自分が恥ずかしい…


子供たちの幸せのためにもお互い支え合えるようにならなきゃ…


そして本当の家族になりたい…








「おい、泣くなって…」







「だって…嬉しくて……

僕たち…家族になるの?」







「そうだよ、そのために俺、頑張るからさ…

だからドンジュ…少しの間待っててくれよな…」







「うん…待ってる…」





















それからは毎日のように電話で話をした…


ボングンの脚は順調に回復し、強靭な精神力でリハビリに励み、予定よりも早く退院した…


サッカー選手を引退後、もともとタレント性のあったボングンは芸能プロダクションに入りすぐにスポーツニュースのキャスターを任され、他にもバラエティやCM、ドラマの話まで来て仕事には全く困らなく、逆に忙し過ぎて困るくらいだった…


僕は僕で新しい事業を展開し、忙しい日々をおくっていた…


お互い自立した良きパートナーになれる…そう自信がついた頃、僕たちはやっと恋人として会うことになった。


初めての待ち合わせはあのケーキ屋だった。


ボングンは恥ずかしげもなく薔薇の花束を肩に担いでカッコよく現れた…


そしてその花束を渡された時…耳元で…







『一生俺の側にいてくれ…』







そう囁かれてカッコよ過ぎて目眩がした…


それがボングンなりのプロポーズだったことに気がついたのは指輪を貰った数日後だった…


その後も何度か二人きりで会って愛を確かめ合い…


そして今日、初めて僕の家にボングンがユノ君を連れて遊びに来る…








「チャンミン、覚えた?

今から来る人がボングンおじさんとユノ君だよ?」







「うん!覚えたよ!

えっと…ボンボンおじさんと…」







「違う違う、ボングンだよ、ボングン。

ボンボンじゃないからね?」







「ゆのくんってだあれ?ぱぱのおともだち?」







「ユノ君はパパのおともだちの子供でね、チャンミンと同じ4歳だよ。サッカーが上手なんだって。

でね、ユノ君はユノ君のパパにそっくりなんだって。

だからきっとすごくかっこいい子なんじゃないかな?」







「ふ〜ん…」







♫〜♪〜♪〜♫〜








「あっ!きた〜〜!」








インターフォンが鳴って2人で玄関に駆けて行く…


扉を開けるとボングンと、その横にはチビボングン…って思うくらいボングンにそっくりなユノ君…






「ボングンいらっしゃい、ユノ君もいらっしゃい。

ほら、チャンミン…あれ??」







さっきまで遊ぶ気満々だったのに恥ずかしいのか僕の脚にしがみつくように後ろに隠れていた…







「おーーっ!!チャンミンか?

スゲー、ほんとドンジュそっくりだな?」







ボングンがそう叫ぶとびっくりしたのか余計に後ろに隠れてしまった…







「ほら、チャンミン、挨拶は?

さっき練習したよね?」







モジモジと隠れて出てこようとしない…


諦めてボングンとユノ君に家に入って貰おうかと思った時…







「おれ、ユノ。おまえがちゃんみん?」







「う…うん……」







そっと顔だけ出して返事をした…








「おれ、サッカーがとくいなんだ!

ちゃんみんはなにがとくいなの?」







「え…… えっと……レゴがすき……

ぼくのへやにあるよ…」








「ほんと?みせて!みせて!」








「いいよ…こっちだよ…」







ユノ君がチャンミンの手を握って2人でニコニコと二階のチャンミンの部屋に上がって行った…







「おい…ドンジュ、ユノはチャンミンのこと女の子だと勘違いしてないよな?」






「えっ?何で?」







「なんか目がハートになってたような…

いや、気のせいかな?」







「とりあえず仲良くなりそうで良かった…

これなら一緒に暮らしても大丈夫だよね?」







「ああ、そうだな…」







「あのね、一緒に住むためにちょっとリフォームしようかなって思っててね、二階の子供部屋だけど…

ボ…ボングン??」








正面からいきなりギュッと抱きしめられた…


背丈は大して変わらないのに抱きしめられると包まれたような安心感があってホッとする…








「なあ、初めてここに俺が来た日のこと…覚えてるか?」







「うん…

ボングンが僕の写真を持って来てくれたよね…」








「俺さ…ドンジュの撮った俺の写真を見た時によくわからない感情が生まれてさ…

それでドンジュのことが気になって仕方なくなって…

今思えばあの時すでにお前の魅力にやられてたんだろうな…」







「僕も…今思えば入学式の挨拶でボングンを見た時からずっと気になってて…

きっとあれが一目惚れって言うんだよね…」







「はぁ…ずっと両思いだったのにな…

俺たちいろいろ遠回りしすぎだな…

でもまさか、俺がここに住むことになるなんてな…

なんか変な感じだよ…」







「うん…

今…こうしてボングンに抱きしめられてるのも…

これからみんなで一緒に暮らせるなんて…夢みたいで少し怖いよ…

いつもみたいに目が覚めた時…誰もいなかったらって…」







「ああ…本当に夢みたいだな…

でもこれが夢だとしたら目覚めることがない覚めない夢だ…

だから俺は絶対にいなくならないから安心しろ」








「覚めない夢…」








「ああ、そうだ。

ドンジュ…お前はこの夢の中で俺と子供たちとずっと生きていくんだ…」








「うん…」











ずっと…僕はボングンの夢ばかり見ていたんだ…


でもそれはすぐに目覚めてなくなってしまう夢だった…


でもこれから見る夢は1人で見る覚めてしまう夢じゃないんだね…


ボングンと子供たちで作る覚めない夢…



未来へ続く…永遠の夢…















Cheering 〜覚めない夢〜 fin










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Cheering 〜覚めない夢〜 15

2017.02.23 00:00|Cheering 〜覚めない夢〜











「ドンジュ、ボングンの病室は、特別室の501号室だぞ?」









「う…うん…… あのさ…やっぱりドンホも一緒に…」









「いいから一人で行けって。

同級生として見舞いに行くだけなんだから大丈夫だよ。

俺はチャンミンを保育園に迎えに行って家に連れて帰っておくからさ」








「分かった…行ってくる…」








僕はが車から降りるとドンホはすぐに走り去って行った…

ここはボングンが入院している病院の正面玄関だ…


あれから…ドンホが裏ルートでボングンの病状をいろいろ調べてくれた…


事故から2日間意識が戻らなかったらしい…


でも、頭は軽く打っただけで幸いにも異常はなく、上半身も酷い怪我も内臓の損傷もなかった…


ただ…右足を複雑骨折してさらに靭帯も切れてしまい、かなり大変な手術をしたそうで、歩けるようになるまで辛いリハビリが必要らしい…


サッカー選手としての復帰は絶望的だと言われている…


それを聞いた時に胸が潰れそうに辛かった…


ボングンがどれだけサッカーが好きで、血の滲むような努力してきたのかは高校の時にいつも見ていてよくわかってるから…


今…ボングンはどんな気持ちでいるんだろう…


そう思うといてもたってもいられずにドンホにここまで連れてきてもらったけど…


正面玄関を通り、エレベーターの前で待っていると段々と不安になってきた…


勢いで来てしまったけれど、ボングンはメール一つで関係を終わらせた僕なんかに今更会いたくないかもしれない…


ドンホは大丈夫って言ってたけど、同級生として会いに来た…なんて言ったら友達以上の関係だった癖に何言ってんだって思うだろうし…


それに…もし病室に奥さんと子供がいたら…


そんな光景…やっぱり見るのは辛いな…


急に臆病になり、エレベーターが開いた瞬間引き返そうと後ろを向いた…すると…








「ドンジュ…さん?」








呼ばれた方に振り返るとエレベーターから降りてきたのはボングンの奥さん…イ・ナヨンだった…







「シム・ドンジュさんですよね?」







「あ…はい……」







面識は無いはずなのになぜ彼女が僕の名前を知っているんだろう?


ボングンが何か話したんだろうか…








「ボングンに会いに来たんですよね?」








「はい…お見舞いにと思ったのですが…

ご迷惑でしたら帰りますので…」







ナヨンさんを見てやっぱり来なければ良かったと思った…

僕の居場所なんてもうボングンのところには無いのに…







「いえ、迷惑なんてことないですよ。

きっと喜びます…

でも…その前に少しお時間よろしいですか?

お話ししたいことがあるんです…」








そう言われて断れずにしぶしぶ彼女について行くと病院の中庭にあるベンチに座った…


ボングンの奥さんとこうして並んで座っているなんて変な感じだ…


何の話をするんだろう…足の怪我のことだろうか…








「あの…話って何でしょうか?」








「これ…見てください…」








渡された封のしていない茶封筒から中身を取り出してみると驚いたことにそれはボングンとナヨンさんの離婚届…


それもすでにサイン済みだった…







「今、病室でサインして貰ったんです。

今から役所に出してくるつもりです…」







「そんな…… ボングンが今入院してる時にどうして……」







「酷いと思いますよね…

でも、周りにはまだ知られてないけど、もう一年近くも別居してるんですよ…

それで事故が起きたあの日…ボングンは離婚届を書くために私の住むマンションに向かっていたところだったんです…」







別居……


そうだっんだ…テレビでは夫婦円満で通っていたのに…








「あの…… なぜそんな話を僕に?

それに僕はナヨンさんのことはテレビで拝見して知ってますけど、ナヨンは僕と会ったことはないですよね?」







「ありますよ…ボングンのマンションによく来ていたでしょう?

と言ってもドンジュさんには気がつかれないように隠れて見ていただけですけど…」







「隠れて?…見ていたってどういうことですか?…」







「あの頃は私…ボングンに片思いしてて、かなり積極的にアピールしてたんです…

そんな時、誘ってもいつも人が来ているからって断られる事が増えて、てっきり彼女ができたんだと思ったんです…

それで自分が諦めるためにも誰が来ているか確かめようと隠れて見ていました…

それが男友達だったとわかってもカモフラージュなんじゃないかと後を何度もつけたり…

今考えるとストーカーみたいで怖いですよね…」







みたい…じゃなくて立派なストーカーだと思うけど……


でも、そのくらい本気で好きだったとも受け取れる…








「そんなに好きだったのにどうして離婚を?」







「それは…ボングンが私のこと好きになってくれなかったから…」







「ボングンもあなたのことが好きだから結婚したんじゃないんですか?」







「彼は……ただ責任を取っただけです…子供が好きだから…

私はそうなることを望んでました…

子供ができればきっと結婚してくれるって思ったんです。

順番は逆でも、結婚して一緒に暮らせば絶対に好きになってくれると信じて…

だからフラれて弱っていた彼を私の家に呼んでお酒を飲ませて泥酔させて……」







「もういいです…

そんなことまで話さなくても…」







どうしてここまで話すのか理解できない…


こんな話…普通話したくないはず…


なのに…








「いえ、聞いてください。

ドンジュさんに聞いて欲しいんです…

彼は…泥酔しながらも私を優しく抱いてくれました…」







「本当にもう…やめてください…っ…」








これ以上こんな話聞きたくない…


僕はベンチから立ち上がり、拳を握りしめて気を鎮めようと必死だった…


もうここから立ち去ろうか…と思ったその時…









「でも…抱いている間…ずっと『ドンジュ』って呼んでたんです…」








「え……?」








ボングンが…僕の名前を?


彼女を見下ろすと悲しそうな顔をしていた…


そんな顔しながら話していたことに今頃気がつく…







「あの時…ボングンは私のことあなただと思って抱いてたんですよ…

そして次の日の朝…彼は何も覚えてませんでした…

私はその時ようやくあなたがただの友達じゃないって気がついたんです…

でも、その時はボングンが好きな相手があなたで良かったと思いました。

相手が男なら勝てると思ったんです。

そして思惑通りに妊娠して、結婚して、あなたに勝ったと思いました。

これでもうボングンは私のものだと…

でも、それは間違いでした…

結婚してからも彼は私のことは友達のようにしか接してこなかった…

恋愛対象には全く見てくれなくて、そのことでボングンとは何度も喧嘩して…

結局、私はあなたに勝てなかったんです…

その前にスタートラインにさえ立たせてもらえてなかった…

でも、それは全て私が悪いんですけどね…」








ボングンも…僕と同じく好きな人と結婚したわけじゃなかったんだ…


そんな話を僕に全て話して一体どうしたいんだろう?


僕とボングンの関係を暴露しようとか、脅すような雰囲気はまるでないし…







「ナヨンさん、あなたはこんな話を僕に聞かせてどうしたいんですか?」








「彼の心には始めからドンジュさん…あなたしかいない…

だから…もしまだ彼のことが好きなら支えてあげて欲しいんです…

今の彼にはドンジュさんが必要なんです。

彼……強がってるけどかなり参ってるから…」








「僕も…できるものならボングンの力になりたいと思っています…

でも僕は…彼から2回も逃げたんです…

そんな自分勝手な僕を今更ボングンが受け入れてくれるかどうか…」







「それは絶対に大丈夫です…

だって…2日間意識が無かった時、目覚めて初めて発した言葉があなたの名前だったんですから…」



















ナヨンさんはその後も何度もボングンのことをお願いしますと言って帰って行った…


彼女にはすでに新しい恋人がいて、離婚したことをマスコミに騒がれる前に近々2人でイタリアに発つ予定らしい…


こんな状態のボングンを1人置いていくのはさすがに胸が痛んだらしく、僕が偶然現れたことで、咄嗟に声をかけて全てを話し、ヨリを戻してくれたら安心だ…と思ったらしい…


いきなり思いもよらない話をされて動揺が半端ない…

僕はしばらくベンチに座ってナヨンさんに聞いたことや、これから自分がどうしたいのかを考えていた…


そして外は段々と暗くなり、雪がパラつきだした頃、僕はようやく決心すると立ち上がってボングンの病室へ向かった…


ナースステーションで名前を告げると、ボングンが許可した人しか病室に入れないとのことで看護師に確認をお願いした…







「シム・ドンジュさん、面会を許可されました。

中へどうぞ…」








「はい…」








病室の扉をゆっくりと開いて中へ入って行くと、横たわって顔だけこっちを向けたボングンがいた…








「よぉ…… ドンジュ……」








ボングンは力なく僕の名前を呼んだ…

















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Cheering 〜覚めない夢〜 14

2017.02.21 00:00|Cheering 〜覚めない夢〜










2人の居所はすぐに分かった。


いなくなったことに気がついてからすぐにチェリンの実家に電話をかけると『2人はここに帰ってきている。すぐにかけ直すから待つように』と使用人らしき人に言われて電話を切られた…


しばらくして電話してきたのはチェリンではなくチェリンが雇った弁護士からだった…


その弁護士から言われたのは、チェリンは離婚を望んでいること。そしてチャンミンを渡すつもりはないと伝えてきた…


今後の交渉は全て弁護士を介しての話し合いになる。そして、全てが終わるまでチャンミンには会わせないと…








「あの女、チャンミンのことなんてこれっぽっちも可愛がってなかったくせに何でチャンミンを連れてったんだよ!

離婚したいなら1人で出ていけばいいじゃないか!」







憔悴している僕を心配してドンホが家に来てくれた…







「ドンホ…… 実は昨日……」







病院で見たチェリンとあの医師の話をするとドンホは更に怒りはじめた。







「何だよそれ!

じゃあこれは結婚前から計画されてたことなのか?

ふざけんなよっ!」







僕は怒りよりもチャンミンが心配で仕方なかった…








「チェリンは…チャンミンに優しく笑いかけたこともない…

ママって言われても返事もしなかった…

だから産まれてからずっと僕がチャンミンを育ててきたんだよ…

チャンミンは甘えん坊だからおんぶやだっこしてあげないとすぐに不安になっちゃうんだ…

夜寝るときは眠るまで話したり背中をポンポンしてあげないと眠れないんだよ…

チェリンはそんなこと何も知らない…

きっと今頃不安になって寂しくて泣いてるよ…

どうしよう…僕がいないとチャンミンは…」








頭を抱えて項垂れているとドンホが僕の肩に手を置いて…







「ドンジュ、とにかく早くチャンミンを取り戻そう。

昨日のその話ぶりじゃ向こうはチャンミンが欲しいわけじゃないはずだろ?

取引の駒にしようとしているだけだ。

こっちも早く弁護士を立てて交渉するしかない。」







「うん…そうだね…悩んでる暇なんてない。

早くチャンミンを取り戻して抱きしめてあげなきゃ…」


















それからすぐに弁護士を立てて話し合いがはじまった…


向こうの要求はこうだ…


財産分与と昔の浮気の慰謝料合わせて僕の全財産の80%とチャンミンの親権、養育権を譲る代わりに祖父から譲り受けたチェリンの親の会社の持ち株を全て渡すこと…


思った以上の要求内容に怒りがこみ上げた…


このためにチャンミンを産んだのかと…







「80%って…ありえないだろ…

それに株だって相当数あるはずだろ?

それ全部渡せって正気かよ…… 」







「祖父が亡くなってから知ったことだけど、チェリンの親の会社の株をかなり買い込んでいたみたいなんだ…

もしかしたらむこうはそのせいで結婚を断れなかったのかも…

じゃなかったら嫌がる娘を無理やり結婚させたりしないよね…」








「まあ…お前の爺さんかなりビジネスには手厳しい人だったもんな…

向こうは会社を乗っ取られないように娘を人質にして守ろうとしたのかもな…」








正直、今チェリンと縁を切ったところでうちの会社としては何も困ることはない…


祖父も亡くなり、跡取りも産まれ、会社の跡を継いだ僕にもう誰も意見してくる人もいない…


それでもチェリンと一緒にいたのはチャンミンを産んでくれたから…


愛はなくてもチャンミンにとって唯一の母親で、重度の潔癖症という辛い病を患っている彼女を放り出すなんてできないと思った…


チャンミンが産まれたことでちゃんとした家族になれたらって一時は本気でそう思ったんだ…


でも、違った…


彼女は僕に嘘をつき、チャンミンを利用するためだけに産んだんだ…


でも…彼女にとってこの数年間の結婚生活はただ苦痛でしかなかったんだと思うと哀れに感じて心の底から憎む気にはなれなかった…


彼女もただ…好きな人と一緒になりたかっただけなんだ…


その気持ちは誰よりも分かるから…


もう互いのためにも終わりにしよう…


何よりチャンミンのために…








「ドンホ…

その要求、全部のむって弁護士に伝えて…」







「馬鹿!何言ってんだよ!!

こんな無茶苦茶な要求あっさりのむことないだろ?

向こうはずっと浮気して病気って嘘までついて騙してたんだぞ?

育児放棄して母親の資格すらないじゃないか!

裁判すれば勝てるはずだろ?」









「チャンミンのためだよ…

きっと彼女は何を言っても要求を曲げることはないはずだよ…

裁判になったら勝てるかもしれない…いや、勝てると思うよ。

でも、その間チャンミンとは会えないんだ…

何ヶ月?…もしかしたら一年以上かかるかもしれないんだよ…

そんなの耐えられない…」








「そりゃ…辛いのはわかるけどさ…

それにしたってあいつらの言いなりになるなんて悔しいじゃねーか…

それに金額がさ…」








「いいんだよ…

お金なんて会社があれば後からいくらでも取り戻せるけど、今のチャンミンと過ごせる時間は今だけなんだ…後で取り戻すことは出来ないんだよ…

それに…チェリンの考え方は理解できないけど、僕の子供を産んでくれたことには感謝してるんだ…

本当だったら一生子供なんて持てなかったはずだから…

だから僕はもうチャンミンがいてくれればそれでいいから…」








「ドンジュ、でもっ……」








ドンホは何かを言おうとして黙り込んだ…


しばらく沈黙が続くと…








「あ…もしもし、シム・ドンジュの第二秘書のイ・ドンホですが、ヨンミン弁護士はいらっしゃいますか?……はい、そうです……」








いきなりうちの顧問弁護士に電話をかけだした…


しばらく話をして電話を切ると…








「ヨンミン弁護士、明日の朝一に来てくれるってさ。

やるならさっさと片付けて早くチャンミン迎えに行こうぜ?」








「うん…ありがとう…ドンホ……」



















数日後…


全てむこうの要求をのむ代わりに、すぐにチャンミンを返してもらい…そして二度とチャンミンには会わせないというこちらの条件をのみ、チャンミンは僕の元に帰って来た…


『パパがいない〜〜』と散々泣き喚いていたらしく、チェリンの両親も持て余していたらしい…


チャンミンが戻ってすぐにマンションを出て祖父が亡くなってから空き家になっていた実家に戻った…


財産はかなり持っていかれてしまったけどこの家は残った…


ここだけは譲れなかったんだ…


ボングンとの思い出がたくさんある僕の部屋…


よく学校帰りに来て、一緒に勉強したりゲームしたりして遊んだよね…


本棚にはまだ沢山高校生の頃のボングンの写真がある…


でも…今はまだ見られない…見ると悲しくなってしまうから…


やっと僕は自由になったのに、ボングンは結婚して幸せに暮らしている…


ボングンの幸せを願っているなんて綺麗事で…


本当は結婚なんてしないて欲しかったっ思ってる…


そうすれば今すぐすぐに飛んで行けたのにって…


自分から終わりにしておいてこんなこと考えるなんて本当…僕は自分勝手で弱い人間だ…


いつまでもひきずっている自分にウンザリするけど忘れられない…


でもこれでいいんだ…


僕にはチャンミンがいる…


これから何があってもチャンミンと二人で幸せにやっていくんだ…


ボングンとの思い出と共に……















それからしばらくはチャンミンとの穏やかな日々が続いていた…


そんな晴れたある休日の昼下がり…







「ドンジュ!お前今何してるんだ?」







「ドンホ?休日に電話してくるなんて珍しいね?

今、チャンミンと家の近くの公園に来ててね…」







「じゃあ、まだ知らないんだな?」







「どうしたの?そんなに慌てて…」







「ボングンが車にはねられたんだ…」







「ボッ… ボングンが?!」







「歩道を歩いていたところに車が突っ込んできたらしい…

テレビでやってるのを見ただけだからまだ詳しい情報はわからないけど意識が無いらしくて……

ドンジュ?…おいっ?!ドンジュ!大丈夫か?……」






ショックで電話のドンホの声が遠くなっていく…


目の前が真っ暗になって携帯電話を落としてその場に座り込んだ…


どうしよう…ボングンが……







「ぱぱ?…おなかいたいの?」







ブランコで遊んでいたチャンミンがやって来てうずくまる僕を心配そうに覗き込んでいる…


チャンミンを見てハッと我に返った…







「ううん…違うよ…

パパのお友達がね…… 怪我しちゃったんだよ…」







「かわいそうだね〜〜

いたいのいたいのとんでけ〜しよっか?」







「そうだね…… そうしたら治るかな…」








「うんっ!なおるよ〜〜!!」








僕はチャンミンを抱きしめて泣きそうな情けない顔を隠した…




















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ジャンル:小説・文学

Cheering 〜覚めない夢〜 13

2017.02.17 00:28|Cheering 〜覚めない夢〜














「うわぁ〜〜ん……ぱぱぁ〜〜」









「どうしたの? チャンミン?」









「ないない〜〜どんぐりない〜〜」









チャンミンが昨日保育園で拾ってきたどんぐりがはいった袋が無くて泣きながらリビングを探していた…


もしかして…


僕はキッチンのゴミ箱を開けて捨てられていたどんぐりを見つけた…


はぁ…… またチェリンが捨ててたんだ…


少しでも気に入らないものがあるとチャンミンが大事にしているものでも勝手に捨ててしまう…








「ほらあったよ?」







「あった!どんぐり〜〜!」








「どんぐりさん迷子になってたんだよ。見つかって良かったね。

じゃあ、保育園行こうか?」







「うんっ!ぱぱ、おんぶ〜〜」







「はいはい、おんぶで行こうね?」







全く育児をしようとしないチェリンに代わってチャンミンを背中に背負い保育園へ向かう…


保育園でバイバイして会社出社。


保育園が終わる頃に迎えに行き、会社に連れてくる。


社長室の一角はチャンミンの遊び場になっていて、仕事が終わるまでそこで専属の保育士さんにみてもらっている…


ほとんど父子家庭状態…


チェリンはチャンミンを全く可愛がろうとはしないし、まるでバイキンを扱うかのように触ろうともしない…


そんな状況でもチャンミンは天使のように可愛いく育ち、僕の宝物だ…


赤ちゃんの頃は育児が大変だったけど3歳になった今、言葉もわかるようになってだいぶ楽になってきた…


仕事をしながら遊んでいる様子を眺めていると、ドンホが僕とチャンミンを交互に見て…








「本当、チャンミンはドンジュにソックリだよな。

最近ますます似てきてまるで縮小コピーだ…

あの嫁の遺伝子なんて全く入ってなさそうだよな。

体外受精だとそういう遺伝子操作とかできるのか?」







「そんなこと出来るわけないでしょ。

たまたまだよ…」







チャンミンは運良く1回目の体外受精で授かった子だ…


チェリンの主治医の精神科医には接触は困難だと言われていたから子供を授かるなら体内受精か体外受精でと結婚前に言われていた…


僕も女性相手にそういう行為ができる自信がなかったからその話を聞いた時はホッとしたんだ…


妊娠して、チャンミンが産まれてもチェリンは全く変わることはなかった…


子供ができれば少しは家族らしくなれるかもしれないと思っていたけど、彼女はますます自分の部屋に引きこもってしまった…


それでもチャンミンを産んでくれた唯一の母親だ…


僕の子を産んでくれた彼女には感謝しかなかった。





ボングンとは、あのメール以来連絡もとっていない…


チェリンが無事妊娠した数日後、テレビでボングンの電撃入籍が発表された…


有名人だと嫌でもテレビで情報が流れてくる…


相手はあのアナウンサーのイ・ナヨン…


それもすでに子供を授かっていた…


いわゆるデキ婚だったんだ…


驚いたのはボングンの息子が産まれた日がチャンミンより早かったことだ…


僕と別れてすぐに彼女と関係を持ったということだ…


やっぱり二股かけられていたのかもしれない…


今となっては確かめようも無く、もう過ぎたことだ…


イ・ナヨンと結婚して、子供が出来て…


ボングンのためにもあの時別れて良かったんだと思う…


そう考えることにした…


ボングンのことは未だに思い出すと辛くなるけど、僕にはチャンミンがいる…


今はチャンミンを育てることが僕の生き甲斐で幸せだ…


半年前にチャンミンの誕生を誰より喜んだ祖父が亡くなった…


僕の親代わりだった祖父…


祖父に逆らえず、自分の運命を恨んだこともあったけど、チャンミンがその全てを昇華してくれた…


今…僕にとっての唯一の光だ…









「ぎゃあぁぁーーーー!!!」








その声に振り向くとチャンミンが頭から血を流して泣いていた…







「チャンミンッ!!!」








机に登って頭から落ちたんだ…


保育士さんが帰ってしまったのに僕がちゃんとみてなかったから…


抱き上げて血が出ているところを見ると大きなたんこぶが出来ていた。


出血は酷くないけど頭を強く打っている…


チャンミンにもしものことがあったらと怖くなって念のため病院に連れて行くことにした。


もう夜だから一般診療は終わっていたけど、知り合いの医師にお願いして個人的に診てもらった。


診てもらう頃にはチャンミンはもうすっかり泣き止んで眠ってしまっているし、切れた部分も縫うほどの傷じゃない。


気分が悪くなったらまたすぐに連れてきて…ということでひとまず帰ることになった。


ホッと一安心して病院の廊下を歩いていると、突き当たりの廊下を歩いているチェリンを見かけた…


この病院の精神科にチェリンは通っているけど、もう診察も終わったこんな時間にいるはずはない…


見間違えだと思いながらも眠っているチャンミンをおぶって跡を追った…


歩いている後ろ姿を見てやっぱりあれはチェリンだと確信した。


しばらく歩くと僕も以前一緒に行ったことがある精神科医の面談室に入って行くのが見えた…


もう夜も8時を回っている…


こんな時間に何の用だろう…


面談室の前まで行くと扉が数センチほど開いていて、そこから見えた光景は信じられないものだった…


チェリンとその精神科医がキスをしていた…


それもかなり濃厚なキス…


いつもしている手袋は外され、医師はチェリンの服の下に手を忍ばせてまさぐっている…


どう見ても2人はそういう関係だ…


そして…聞こえてくる会話に耳を疑った…







「そろそろ…離婚してもいいんじゃないか?

相続も終わったんだろ?」







「ええ…もう大丈夫。

あの人子供大好きだし、きっと要求をのむと思うわ。」







「そのために産んだんだもんな?

高校生の頃から潔癖症のふりさせて指一本触れさせないようにしてさ…

体外受精でも君が他の男の子供を産むのは辛かったんだ…

絶対に失敗するなよ?」







「わかってる…

あれだけの資産を貰えば父も納得してくれるはずよ…

そうすればきっと私たちのこと許してくれるわ…」












これは何だ……?










僕はそっとその場を離れて病院から出た…


車で待っていたドンホが僕の様子がおかしいことに気がついて…








「ドンジュ、どうしたんだ?

チャンミンはどうだったんだよ。悪いのか?」







「いや…チャンミンは大丈夫だよ…」







「大丈夫って顔じゃないだろ?何かあったのか?」







「何なのか…僕にもわからないんだ…」








チェリンは潔癖症じゃなかった…


僕との結婚は彼女も望んだものではなかったことはわかっていたけど、極度の潔癖症ってことにして僕との関係を拒否していたんだ…


チェリンは高校生の頃からあの医師と付き合っていた?


これはあの医師の指示だったのか?


そして、チャンミンを産んだのは目的のため…


ショックだった…


それはチェリンが浮気していたからじゃない…


潔癖症と嘘をついたことでもない…


チャンミンを何かに利用するために産んだことが許せなかった…



家に帰ると家に明かりがついていた。


チェリンは多分帰っていない…


今までもこうして出かけていない時もあったのかもしれない…


なのに僕は部屋に引きこもっていると思い込んでそれに全く気がつかなかったんだ…







「ぱぱぁ〜〜ピヨピヨ〜〜」







「ああ…ピヨピヨちゃん持ってお風呂入ろうね?」







「うんっ!」







チャンミンにひよこのオモチャを渡すと小さい両手でギュっと握りしめてニコッと笑った…


こんな天使みたいな可愛い子…


いくら愛のない結婚で僕のことが好きじゃなくても自分の産んだ子なのに何でそこまでできるんだ…


僕はチャンミンを抱きしめた…







「ぱぱ?どおしたのぉ?」







「パパはねチャンミンが大好きなんだ。

だからギュってしたくなったの」







「チャンミンもね、パパすき〜〜

ぎゅうぎゅうするぅ〜〜」







あの2人がチャンミンに何をしてくるかはわからないけど、チャンミンは僕が守るんだ…


そう思っていたのに…









「チャンミンッ!?…チャンミンどこ?!」







朝目覚めると一緒に寝ていたはずのチャンミンがいない…


そしてチェリンもいなくなっていた…

















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こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

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