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君のいない夜 82

2015.05.31 11:57|君のいない夜








Y side









「チャ…チャンミン?…んっ……」







自分ばっかり裸は嫌だと言って、服を全て脱がされ、いきなりチャンミンがぼくのを握ったかと思うとそれを躊躇なくパクッと口に含んだ…







「あぁ…もう…いきなり…


チャンミン…んっ…はぁ…」








初めてなはずなのに凄く…上手い…


ぼくが声を漏らすたびに咥えながら心配そうに上目づかいでチラチラとこっちを見る姿があまりにも可愛くて、艶美で堪らない…







「ユノ…気持ちいい?」







「チャンミン…上手すぎ…

…どうしてこんなに…」







「ん…ユノがしてくれたの…真似してるだけ…」







チャンミンは何をしてもそつなくこなすし、器用で学習能力が高い…


こんなところにもその能力を発揮してる?





チャンミンのその弾力のある唇をキュッと窄めてぼくのを丁度いいくらいに締めつけてゆっくりと動かしていく…

それだけでも気持ちが良くてすぐに上り詰めてしまいそうなのに、舌がウネウネと小刻みに動くから、ゾクゾクとした快感が痺れるように全身に広がって…






「チャンミン…もう離してっ…」







チャンミンの頭を両手で軽く掴んでそう言うと離すどころかもっとキツく、早く動かして、イカせようと必死になってるのがわかる。


こんなことするチャンミンも初めてだし、こんな積極的なチャンミンも初めてで、嬉しくて、気持ち良くて、まだイキたくなくて…






「はぁ…これやばい…

チャンミン…良すぎ…」







もっとこのまましばらくいたくて、かなり我慢してたけど…


限界は突然きてしまって…






「んっ…クッ…あぁ…」






チャンミンが根元まで吸い込んだ瞬間、喉の奥にに吐き出してしまった…







「ゲホッ…ゲホッゲホッゲホ…」







「だっ大丈夫?!チャンミン!!」







苦しそうにむせて咳をするチャンミンの背中をさすった…


手で押さえた口からはダラダラとぼくの体液が流れ出て、首へ…胸へ垂れて…


心配しながらもその光景が色っぽくて、つい眺めてしまって…



ハッと我に返ってティッシュで拭いてあげると







「ユノ…上手く飲めなくて…ごめん…」







むせて涙目になってるチャンミンにそんなふうに言われて愛おしくて堪らずギュッと抱きしめた…







「いいんだよチャンミン…

ありがとう…凄く気持ち良かったよ…」







「本当に?」







「うん…終わりたくなくて、イキたくなくて我慢してた…

だからいきなり出ちゃって…ごめん…」






「じゃあ…

もう一回します…」







「えっ?!チャンミン?」






すぐにまた口に含み、同じように刺激を与えられて、驚きながらも力が抜けていき、されるがままに快感を追った…






「あっ…んんっ…」






口に含んだそれをゆっくり舐め上げながら、胸に手を伸ばし揉み始め、1度イッて敏感になってる突起を指の腹で転がされる…


いつもぼくがチャンミンにしてあげてるやり方…


してもらうとこんな気持ちいいんだ…






「チャンミン…もういいよ…ぼくも早くしてあげたい…」






「ダメ…です…

もう一回イかせたい…です…」






懸命にイカせようと口と手を頑張って動かす姿が健気で…


堪らずチャンミンのを触ろうとすると手を払われて






「ぼくはあとでいいですから、集中して下さい…」






なんて、真面目に言うから可愛くてつい笑ってしまって…







「ユノ…なんで笑うんですか…

やっぱり…ダメですか…」







しょんぼりしてそこから口を離して目を潤ませてる姿に、もう…







「チャンミン、キスさせて…」






もうチャンミンを触りたい衝動が一気に爆発して


深く激しいキスをしながらチャンミンの上に覆い被さった…


















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君のいない夜 81

2015.05.30 00:00|君のいない夜








C side









『留学中、チャンミンを守ってって頼んだ。』







この言葉でぼくはすっかり拗ねてしまった…





ユノはぼくがシウォンさんに頼っても気にならないの?嫌じゃ無いの?


ユノは嫉妬とか…しないのかな…



なんだか凄く寂しい気持ちになって…


それにいつも心配ばかりして、まるで女の子扱いで…

ぼくってそんなに弱々しい?



寂しさと、不安と、ちょっとした苛立ち…


ユノが優しいからってつい甘えて拗ねていろいろ言い過ぎちゃって…







『そんなの…嫌に決まってるだろ!

でも、それ以上にチャンミンの身に何かあったらもっと嫌だからだよ!』







って言われてハッとした…


ユノもいろいろ悩んで、ぼくのために我慢して考えてくれたのに…


なのに拗ねたりして馬鹿だった…


ユノは怒って寝てしまった…


また呆れられちゃったかもしれない…


春川まで迎えにきてくれて、やっとユノの所に帰って来たのに…


起きたらちゃんと謝らないと…









ぼくはユノが寝ている間に洗濯したり、片付けたり、夕食の買い物したり、作ったりしていた。


少しでもユノのために何かしてあげたかった。


それにしても…1週間家を空けただけで、こんなになる?ってくらいやることが多くて…


入隊するって聞いた時はびっくりしたけど、家事に関してはその方が安心だな…と思った…









夜の20時…ユノはまだ起きて来ない…


夕食の支度も終わって、ぼくはシャワーを浴びて薄暗い寝室に服を取りに入った…


クローゼットをゴソゴソしていたら…







「チャンミン…」







って呼ぶ声が聞こえた。


ぼくはユノの寝ている横に腰掛けると腕を引かれてそのままベッドに組み敷かれた…






「あれ?チャンミン…なんで裸なの?」







ぼくは腰にタオルを巻いている状態で…






「今、シャワーから出てきて…

着替えを取りに来たんです…」






いつもは着替えを持って入るんだけど、取りに来たら起きちゃいそうだったから、少しでも長く寝られるようにと思って…






「まだ髪も濡れてるね…

色っぽい…」






そう言って唇を塞がれ、ゆっくりと舌を絡めてウットリするようなキスをされた…







「ユノ…もう怒ってないんですか?」






さっき怒って寝ちゃったと思ったら、急に甘い雰囲気のユノに少し戸惑って…







「拗ねていたのはチャンミンのほうでしょ?」







「そうだけど…それでぼくがユノを怒らせて…だから嫌になって寝ちゃったんですよね…ごめんなさい…」






そう言うと、また優しくキスをされて…







「違うよ…怒ってないし、嫌になったりしてないよ。

ぼくはいつでもチャンミンが好きだよ。」






その言葉になんだか泣きそうになる…


いつもユノは優しい…








「あのさ…ぼくはチャンミンが好き過ぎて、心配になるんだよ。女の子扱いなんてしてないよ。

男も女も関係なく、ぼくはチャンミンが好きでチャンミンが心配なんだよ。

嫌な思いとかして欲しく無くて。

ただそれだけなんだよ。

それでも…心配しちゃ駄目かな?」







「ユノ…」







「あと…シウォンさんのこと…

一緒に行くって聞いた時、不安だった…

チャンミンを取られるんじゃないかって…

でも、今はチャンミンを信じてる。

あと、シウォンさんもチャンミンが嫌なことはしない人だと信じてるから。

それでも…やっぱり嫉妬しちゃうけど…」







「えっ?ユノ…嫉妬…してたんですか?」






「なんだよ…するよ。めちゃくちゃ嫉妬してたよ…だからさっきも寝ちゃったんだよ…」







「嬉しい…」







ぼくはユノの背中に腕を回してぎゅっと抱きしめた…





「嬉しいの?

嫉妬する男なんてみっともないだけでしょ?」






「ユノだから嬉しい…」






そんなに嫉妬してるなんて思えないくらいぼくのことを優先してくれたことが何より嬉しかった…







「ユノ…好き…大好き…」







さらにぎゅっと抱きしめると…







「チャンミン…裸でそんなに抱きつかれたら…もう我慢できないんだけど…」







「いいよ…ユノ…いっぱい抱いて…」







「いっぱいって…

そんなこと言ってどうなっても知らないよ。」







「うん…」







「じゃあ、シャワー浴びてくるから、ちょっと待ってて…」







ぼくはまたぎゅっと抱きついて…







「浴びなくていいです…ユノの匂い好き…」







「もう…チャンミン…これ以上可愛いこと言わないで…」






そう言ってユノはぼくを抱きしめて蕩けるような甘いキスをした…















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君のいない夜 80

2015.05.29 12:01|君のいない夜







Y side








ぼくはそっとチャンミンをベッドに降ろして一緒に横になった。






「ユノはこのままゆっくり休んでて下さい。ぼくは休まなくて大丈夫ですから。」






そう言ってチャンミンの胸の上に乗せていた腕をどかして起き上がろうとするからチャンミンの身体に半分かぶさるようにうつ伏せになって肩を押さえた。








「駄目…行かせない。」







「もうっ!ユノ!」







「チャンミン…何で怒ってるの?」






「ユノが押さえて起き上がれないからですよ。」






「そうじゃなくて、学校の帰りからおかしかった…

ちゃんと話して…」






そう言うと静かになって…






「言いたくないです…」






プイっとぼくの反対側に顔を背けた。






「チャンミン、こっち向いて!」






顔をグッと手でこっちに向かせて鼻先をくっ付けて見つめた…






「チャンミン…」







「こういうの…反則です…」







そう言って怒って膨れたチャンミンも可愛くてキスしたくなる…


唇と唇が重なるのに1〜2センチの距離…


これ以上くっついてたらまともに会話できなくなりそうで、パッとチャンミンから身体を離して起き上がってあぐらをかいて座った。





「チャンミン…もうそろそろ話してよ」





それにチャンミンはちょっと驚いた様子でチャンミンも起き上がって、さっきまで怒ってたのに今度は瞳をウルウルさせてこっちを見つめる…


そういうの、本当に止めて欲しい…


理性を保つのもそろそろ限界なのに…


つい、はぁ…とため息が漏れた…



するとチャンミンが俯いてボソッと…






「ユノ…拗ねてごめん…」






あれ?怒ってたんじゃなくて拗ねてたんだ…






「なんで拗ねてたの?」






「さっき…ユノがシウォンさんにぼくのこと守ってって言ったって聞いて…

凄く嫌だった…」






あ…それかな?とは思ってたけど…

なんでそんなに拗ねたのか理由がわからない。






「あれは…チャンミンが心配だったから…」







「ユノはいつも心配しすぎです。

ぼくは男だし、身長だって高いし、女の子みたいに心配されたくないです…

それに…

なんでシウォンさんに頼むんですか?」






「えっ?だって、一緒に留学するのシウォンさんしかいないし…」






「シウォンさんは前にぼくに告白してきた人ですよ?知ってますよね?

ユノは…嫌じゃないんですか?

ぼくがシウォンさんに頼ってもいいんですか?」






「そんなの…嫌に決まってるだろ!

でも、それ以上にチャンミンの身に何かあったらもっと嫌だからだよ!」






ついイラっとして強く言ってしまった…


何も分かってない…


シウォンさんと一緒に行くって聞いた時からずっと嫌だった…


でも、やっと少し気持ちを落ち着かせてきたのに…


嫉妬心を煽るような言い方…


またふりだしに戻るのは嫌だ…


嫉妬している時のぼくは冷静になれないから…







「チャンミン…ちょっと疲れたから寝る…」







そう言って横になって目を閉じた。

話の途中で酷いとは思ったけど、自分勝手な嫉妬心をチャンミンにぶつけることはもうしたくなかったから…







「ユノ…ごめん…」







チャンミンはポツリと呟くと部屋を出て行った…















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君のいない夜 79

2015.05.28 10:49|君のいない夜








Y side









「また遊びにいらしてね。」







「はい。また来ます。ありがとうございました。」







チャンミンのお母さんにお礼を言って、ぼく達はソウルに向かった。







「ユノ…すみません。

免許まだもってないから変わってあげられなくて…」






チャンミンは朝から謝りっぱなしだ。


昨日の夜のことも、自分ばっかりでぼくに何も出来なかったって謝って…


そんなの謝ることじゃないのに…


でも、そんなチャンミンだから好きなんだよな…







「チャンミンはいつももっと沢山のことをぼくにしてくれてるんだから気にしなくていいんだよ。


チャンミンがいない一週間…

それでよくわかったんだ…」






「ぼくも、一週間会えなくて寂しかったです…

ユノがいないと何しても楽しくなくて…何もする気にならないし…」






ぼく達は手を握りながらそんな調子でソウルに着くまで、もうすぐ来る暫しの別れに向けてお互いの想いを語り合った…



あと、一ヶ月もない2人の時間を思いっきり楽しく過ごそうと約束した…















「ユノ…お疲れ様でした…

運転、ありがとう…」







マンションの駐車場に無事に着いてホッとした。


帰りはチャンミンがちゃんとナビを見て教えてくれたから間違えないで昼過ぎには帰ることができた。





「ぼくはこのまま大学に書類を届けに行ってきます。

ユノは部屋で休んでて下さい。」






チャンミンはぼくに気を使ってそんなこと言うけど、きっと1人で行くのは不安に決まってる…







「心配だから行くよ。書類を提出して帰ってくるだけでしょ?

帰ったら休むから大丈夫だよ。」








「すみません…じゃあ行きましょうか?」










一緒に並んで学校に行くのは久しぶりだった。







「次に一緒に大学に行くのは2年後だな…」







「そうですね。その頃にはぼくは3年生になって、ユノは休学するから…同じ学年になりますね。」






「チャンミンと同じ学年になるのかぁ〜

なんか変な感じだな…」







2年なんてあっと言う間…


そう思いながら2年後のぼく達を想像してお互い寂しい気持ちを紛らわした。



兵役中は休暇でも海外には行けないから会いに行けない。


チャンミンも留学のプログラムを見るとびっちり詰め込まれていて、帰る余裕なんてなさそうだった…


2年会えないのは正直辛い…


でも、それでもお互いのこの想いがあれば大丈夫だって今は思える…









夏休み中の学校はほとんど人影もなく、静まり返っていた。


チャンミンはヨンジン教授に提出してくると、教授室へ行った。ぼくは近くの廊下で待っていた。


そこにシウォンさんが通りかかった。







「あれ?ユノ?」







「あ…シウォンさん…」







「ってことは……チャンミン、間に合ったのか?」






「今教授に書類渡しに行きました。」







「そうか……良かった…」






「シウォンさんは?」






「あぁ…俺は留学準備に教授にちょっと用があって…

チャンミンが出て来るまで待つかな…」





もしかしたら、チャンミンの留学のことが心配で確認しに来た?

とかは勘ぐり過ぎかもしれないけど…


チャンミンを大事に思ってくれていることは見て分かる…


きっとまだ好きなんだろう…







「シウォンさん…留学中、チャンミンをよろしくお願いします。」






「なんだよ、急に改まって…」






「チャンミン、危なっかしいから…

ぼくの代わりにシウォンさんに守ってもらいたいんです。」






「そんなこと言っていいのかよ…

お前、知ってんだろ?

俺が近くにいたら嫌だろ?普通…」






「嫌ですよ…

嫌ですけど…チャンミンが悲しむようなことはしない人だと思ってますから…

楽しい留学生活を送って貰いたいんです。」







「できた旦那だな…」







「は?」







「安心しろ、言われなくてもチャンミンに悪い虫が付かないように追い払うつもりだから。


それに、お前らの間に入る隙間なんてないだろ?

でも、隙間ができたら遠慮なくかっさらうけどな。」






「それは大丈夫です。

離れていても心で繋がってますから。」






「よくそんな恥ずかしいこと言えるな…

あ〜もう、そんなに釘を刺さなくても何もしないって!」






「ずっとチャンミンの良き先輩でいて下さい。」






「だから、しつこいよ!」






2人で笑っていると、チャンミンが教授室から出て来てこっちに歩いてきた。






「あれ?シウォンさん?」







「やっと出てきた…


じゃあ、またな!」







そう言って教授室へ入って行った。







「ユノ?」







「教授に用があったみたいだよ。

チャンミンが出て来るまで話してた。」







「何話してたんですか?」







「留学中、チャンミンを守ってって頼んだ。」






「守ってもらわなくたって、大丈夫ですよ…

女の子じゃないんだし…」






なんだかちょっとむくれてる…

なんで?






「何?どうしたの?」







「何でもないです…早く帰りましょう。」







チャンミンはずっと機嫌が悪いまま早足で家まで帰った。


帰っても不機嫌なままで…







「ユノ、運転で疲れてるんですから早く休んで下さい。」





機嫌が悪いチャンミンをそのままにしてゆっくり休めるわけがない…






「チャンミンも一緒に休もうよ。」






「ぼくは洗濯したり、いろいろやることあるので気にしないで下さい。」






「そんなの後でいいから!」






「えっ?ちょっと!ユノ⁉︎」






ぼくはチャンミンを抱き上げてベッドに連れていった…















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君のいない夜 78

2015.05.27 08:14|君のいない夜








C side








幸せだった…


ユノが迎えに来てくれて、別れないって言ってくれた…


2年間も離れるのは辛いけど、約束してくれた…


離れていても…ずっと想ってるって…


シャワーを浴びながら、あの時のユノの言葉を思い出して幸せを噛み締めていた…







で…


その間…



ユノがぼくの部屋で…




何してるかと思えば…








「ユノ…何やってるんですか?」







シャワーを浴びて部屋に行くと短パンの上にぼくの学ランを着てるユノがいた…






「ぼく、まだ学ラン結構似合うんじゃないかな?どう?チャンミン?」





いや…似合うよ…似合うけど…







「ユノ…下短パンだし…」







脱ぎだしたと思えばぼくに学ランを差し出して






「チャンミン、着てみて!」







「嫌ですよ。ぼくも短パンだし変ですよ…」







「いいから!」







仕方なく袖を通すとユノがボタンを留めて…







「ヤバイ…チャンミン、似合いすぎ…」






ぎゅっと抱きしめられたのは嬉しかったけど、ユノってそっちの趣味もあるの?







「ユノ…コスプレ好きなんですか?」







「違うよ、高校生のチャンミンに会ってみたかったんだよ。


ねえ…もし、高校生の時に出会ってたらぼくのこと好きになってくれたかな?」







ぼくも高校生のユノに会ってみたかったな。


きっと高校生のユノも凄くカッコ良くて一目惚れしちゃうんだろうな…


なんて、恥ずかしくて言えないけど…








「多分…なってたと思います…」







ユノがチュッと啄むようなキスをした。


口をとんがらせるその顔が可愛いくてキュンとした。







「ユノ…もう暑いから脱ぎますよ…」






真夏に学ランは流石に暑くてボタンを外してると…







「ねえ、チャンミンは高校生の時、変なことされたりしなかった?

痴漢とか…」






突然そんな話をされて戸惑ったけど…





「え?あぁ…

通学の時の満員バスでお尻触られたことはありますけど…」






そう話すと、突然ぼくの腰を引き寄せるとお尻をぎゅっと掴まれて、ちょっとドキッとした。






「ユノ?なっ何?」







「これから変な奴に何かされそうになった時の練習するからね!

いい?ぼくのことを悪い奴だと思って思いっきり抵抗して!!」






「はぁ?何言って…ユノ?酔ってます?」







いつもユノは突拍子も無いことを言いだすことがあるけど、また何か思いついたみたいで…


ユノの言ってることが半分よくわからないままベッドに押し倒されて、キスされた…


自分の部屋のベッドでこんなこと…


なんだかドキドキしてしまって…







「ちょっと!チャンミン!抵抗しなよ!」







「え…だって…ユノだし…」







こんなドキドキして嬉しいのに、抵抗なんてできない…






「だから、今は悪い奴の設定なんだよ!わかった?」






必死に悪者役をやろうとしているけど、その力もキスも優しくて、全然悪っぽく無いのがまた可愛いい…


Tシャツをめくり上げられて敏感なところを舐められて…






「んっ…ぁ…」






一瞬痺れるような快感に声が漏れる…


駄目だ…


ぼくはすっかりその気になってしまった…







「だからチャンミン!抵抗してくれないと練習にならない!」






「だって…ユノだし…久しぶりで…」






ぼくのそこはユノの太腿に押されてどんどん膨れ上がってしまって…


だって大好きなユノにこんなことされたら…


ぼくはユノの首に腕を回して引き寄せて互いの額をくっつけた…







「ユノ…練習は今度にしよう…ね?」







「うん…ぼくももう無理…」







そのまま横になって抱きしめてキスをした。






「制服脱ぎたい…」






暑くてそう言うと


キスをしながらゆっくり脱がされて…






「なんだかやらしいな…チャンミン…」







って言うけど…着せたのはユノなのに…



制服と一緒にTシャツも短パンも脱がされて…






「涼しくなったでしょ?」






僕ばっかり脱いでて恥ずかしいから、ユノもTシャツを脱がせて抱きついた。


肌と肌がくっついて気持ちいい…


抱きしめ合いながらキスするだけで溶けてしまいそう…


ユノは次第に首筋…鎖骨…胸と唇を降下させていく…





「んっ……んんっ…」






口に腕を押し付けて声を殺した…



胸の2つの突起を指の腹と唇で攻め続けられて…


腰にダイレクトに快感が走るから、腰がユラユラと動いてまるで欲しがってるみたいで恥ずかしいのに止まらない…






「チャンミン…触って欲しいの?」






ぼくは何度も頷いた…







「んんっ」







いきなりパンツをずり下げて握られた。


それだけでもうイきそうなほど敏感になってるそれの先からトロトロといやらしく蜜が垂れて…






「もしかして…また1人でしてないの?」






そんなこと…聞かないで欲しいのに…


いろいろあって…ユノとも会えなくて…


そんな気分にならなかったから…



仕方なく正直に頷いた…







「会えない2年間はぼくを思い出してして…


例えば…こんな風にされてるのとか…」






「ユ…ユノッ…はぁっ…」






いきなり口の中に根元まで含んで喉の奥をキュッと締められ、きつく唇を窄ませてゆっくりとくびれ部分まで吸い上げられながら舌先で先端の窪みをチョロチョロと舐められて…


それを数回往復されただけで、もうすでに限界に…






「あぁっ…ユノ…もう出ちゃうからっ…」






ユノの顔をそこから剥がそうとしたのに、手を振り払われて、もう耐えられなくて…






「うぅっ………んっ……クッ……」






口を押さえていた腕を噛み付くように必死に声を殺しながら果てた…


ビクビクと痙攣しながらユノの口に大量に出してしまった…


ぼくは激しい快感の余韻の中、枕元にあるティッシュの箱を取って、慌ててユノに渡そうとした時にはもう…






「チャンミン…美味しかったよ。」






と言ってぼくの手を掴んで口元に持っていってチュッとキスをした。







「ユノ…飲んじゃったんですか?」







「うん。凄い濃かったよ…」







「バカっ!」







「チャンミン、ゆでだこみたい…可愛い」







「もうっ!知らないっ!」







ぼくは恥ずかしくてユノに背を向けた。


口でされるのでさえ恥ずかしいのに、まさか飲んじゃうとか…


平然と美味しかったとか言われて、まともにユノの顔が見られない…


ぼくを後ろから抱きしめて…






「チャンミン…好きだよ…」






って言いながら頭を撫でていたけど、しばらくすると静かになって…







「ユノ?」







振り返ると目を瞑って寝息を立てていた…



そういえば…今日ユノはソウルからここまで慣れない運転で相当疲れていたはず…


ぼくはそっとタオルケットを掛けた…


服を着て、ユノの隣に横になって頰にキスを落とした…






「ユノ…来てくれてありがとう…

大好きです…」






まだ言ってなかったその言葉を呟いてユノの手を握りながらぼくも眠りに就いた…
















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君のいない夜 77

2015.05.26 12:07|君のいない夜









Y side







「ユノ…お腹すきませんか?


ぼく…もう限界なんですけど…」








帰り道、いつものチャンミンらしい言葉にホッとする…

さっきまで泣いていたのが嘘のようだ…







「ユノは春川初めてですよね?


春川と言えばタッカルビなんですけど、食べに行きませんか?」







「うん。行こう!」







帰り道にチャンミンの幼馴染みの家が経営しているお店に立ち寄った。


花火大会があったからか、お店は混雑していた。


奥から店員が出てきて…








「おっ!チャンミン!久しぶりだなぁ〜!」







「イトゥクヒョン、相変わらず元気そうですね。」






「お前、ソウルに行ったらメチャクチャ垢抜けたなぁ〜。

ますますモテてんだろ?」







そう言ってチャンミンの頭をくしゃくしゃっとして…

幼馴染って言うから同じ年かと思ったら、見た感じぼくより年上っぽい。







「そっちのイケメン君は?」







「あ…同じ大学の先輩のユノです。」







チャンミンがそう紹介してくれて








「こんばんは。」







と、挨拶すると…








「あぁ…こんばんは…


へぇ〜」






そう言いながらジロジロ見られて…







「お前もとうとう彼氏が出来たか〜!


祝いにマッコリ奢ってやる!」






そう言って厨房へ消えて行った…






「チャンミン…ばれてるのかな?」






「いえ…そんなはずないですよ…

ただの冗談だと思います…」






ぼくたちはヒソヒソと小声で話していると、マッコリを持ってきたイトゥクさんが…






「注文、タッカルビでいい?」






「はい、お願いします。」







イトゥクさんはまた厨房へ戻って、なんとなくホッとして、マッコリを飲み始めた。







タッカルビはチャンミンが焼いてくれて、ちょっと辛いけど美味しかった。



マッコリで2人とも少し酔って、お腹も一杯で、久しぶりのチャンミンとの食事はいつもより増して幸せを感じた…







「ユノ…ちょっとトイレに行ってきます。」







チャンミンがいなくなると、まるで待ち構えていたかのようにチャンミンの席にスッとイトゥクさんがニヤニヤしながら座った。







「やっぱりチャンミンは相当な面食いだったんだな。」







「やっぱりって…何ですか?」







突然、そんなふうに話し出してちょっとびっくりした…






「いや…あいつ、小さい頃から目立ってて、高校の時なんか何人もチャンミンに告白していたけど誰にも興味を示さなくてさ。

あ…男も女もね。」







チャンミン…そういえばぼくが初めてだって言ってたな…

やっぱり人気あったんだ…

あの容姿に性格なら当たり前か…








「危険なヤロー達からは俺が守ってやったんだぞ〜!

あいつ、無防備だから危なっかしくて。」







そう言って豪快に笑ってるけど…







「はぁ…」







確かに…この間大学であった件もあるし、心配だ…

アメリカ人はもっと体格大きいし、留学先はもっと危険かもしれない…


ある意味、シウォンさんが近くにいた方がそういう意味では安心かも…






「いやぁ…実はさ、チャンミンって人を好きになれないんじゃないかって心配だったんだよ。

だってさ、校内一番人気の可愛い女子とか、簡単に振るんだぞ?

ずっと勉強ばっかりしてて…


でも、理想が高いだけだったんだな。


安心したよ。君みたいな彼氏が出来て。」







この人…ぼくが恋人だって思い込んでる?


まあ、当たってるんだけど…


でも、このまま肯定したらチャンミン困るよな…







「いや…ぼくは…」







「2人で何話してるんですか?」







チャンミンが戻って来ると、イトゥクさんは席を立って







「チャンミンの悪口だよ〜」







と言ってまた厨房へ行ってしまった…



結局、イトゥクさんは支払いの時も半額くらいにまけてくれて、チャンミンをよろしくな!とか言って握手された…


チャンミンにとってイトゥクさんはぼくにとってのホジュンヒョンみたいな感じなのかもしれない。








家に着くと、遅い時間でチャンミンのお母さんはもう寝ているようだった。


チャンミンの部屋のベッドの下には布団が敷いてあった。


ぼくはシャワーを浴びて、チャンミンの服を借りた。


高校生の頃のTシャツと短パン…


ついこの間までは高校生でこんな感じだったんだな…なんて思って部屋を見渡した。


学ランがハンガーで吊るされている。


きっと似合ってたんだろうな…


高校生のチャンミンにも会ってみたかったな…


ぼくは学ランを手に取って着てみた。


鏡に映る自分…あれ?以外とイケるんじゃ…







「ユノ…何やってるんですか?」







シャワーから出てきたチャンミンがぼくを見てドン引きしてる…






「ぼく、まだ学ラン結構似合うんじゃないかな?どう?チャンミン?」







「ユノ…下短パンだし…」







呆れてるチャンミンに脱いだ学ランを着せようとした。






「チャンミン、着てみて!」







「嫌ですよ。ぼくも短パンだし変ですよ…」







「いいから!」







嫌々袖を通した学ランのボタンを全部留めると







「ヤバイ…チャンミン、似合いすぎ…」







メチャクチャ可愛くて抱きしめた。






「ユノ…コスプレ好きなんですか?」







「違うよ、高校生のチャンミンに会ってみたかったんだよ。


ねえ…もし、高校生の時に出会ってたらぼくのこと好きになってくれたかな?」







「多分…なってたと思います…」






真っ赤になりながらそう言ってくれて、嬉しくてチュッと高校生っぽい可愛いキスをした。






「ユノ…もう暑いから脱ぎますよ…」






チャンミンはボタンを外しはじめた。







「ねえ、チャンミンは高校生の時、変なことされたりしなかった?

痴漢とか…」






チャンミンの学ラン姿があまりにも似合っていて、さっきのイトゥクさんの話を思い出して心配になった…






「え?あぁ…

通学の時の満員バスでお尻触られたことはありますけど…」






やっぱり…


ぼくは片手で腰を引き寄せると、もう片方の手でチャンミンのお尻を掴んだ。






「ユノ?なっ何?」







「これから変な奴に何かされそうになった時の練習するからね!

いい?ぼくのことを悪い奴だと思って思いっきり抵抗して!!」






「はぁ?何言って…ユノ?酔ってます?」






困惑顔のチャンミンをベッドに押し倒してキスをした。

全く抵抗してこない…





「ちょっと!チャンミン!抵抗しなよ!」






「え…だって…ユノだし…」






「だから、今は悪い奴の設定なんだよ!わかった?」





ボタンの外れた学ランの下のTシャツをめくり上げて立ち上がった突起をペロリと舐める…






「んっ…ぁ…」






そんな色っぽい声出されて…






「だからチャンミン!抵抗してくれないと練習にならない!」






「だって…ユノだし…久しぶりで…」






トロンと蕩けた瞳に肌蹴た学ラン姿…


気がつくとぼくの太腿にチャンミンの硬いものが…


マズイ…練習にならないのはぼくの方かも…



結局、練習なんてまったくできず終いで…



敷かれた布団は朝まで綺麗なままだった…

















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君のいない夜 76

2015.05.25 00:00|君のいない夜








C side








「間に合いましたね。花火…」







「うん…綺麗だね…」






そう話してからお互い無言で花火を見ていた…




どのくらい時が経っただろう…



話さなきゃと思いながらも言葉が出て来ない…



何を話してもユノを傷つけてしまうようで怖かった…


そして嫌われるのが何より怖い…






ベンチに置いたお互いの手の小指同士が触れ合って、ユノの手がぼくの手の上に重なった…








「チャンミン…ごめん…」







ユノは重ねていた手をぎゅっと握った…







「この間…酷いことして…


ちゃんと留学の話しも聞いてあげなくて…


それに…」








「何…ですか?」








「シウォンさんから全部聞いたんだ…


留学の話しも大学で嫌な目にあったことも…


怖い思いしたって聞いて…


チャンミン…知らなくて…守れなくて本当にごめん…」







「それはユノのせいじゃないし…

留学の話しもちゃんと話せなかったぼくが悪いんです…

だからもう…謝らないで下さい…」







全部って…ホジュンさんのことも聞いたんだろうか…







「そいつ…知ってる奴なの?同じ学部?もし知ってる奴なら…」







「全然知らない人です。」







シウォンさん…言わないでくれたんだ…


良かった…







「チャンミン、明日大学にはぼくも一緒に行くから…

またそいつがいるかもしれないし。」







「えっ?」







「明日までだよね?留学の書類提出期限。」








「ユノ…」








「チャンミン…留学頑張れよ…

ぼくのことは心配しなくていいから…」







それって…どういう意味?







「1週間、チャンミンがいないあの家にいて、凄く辛かったんだ…


夜…真っ暗なあの部屋で1人で寝ていると、チャンミンのことばかり考えてしまって…


正直、2年間もあそこでチャンミンを待ってるなんて無理だと思った…」









待ってるなんて無理…




そう言われたのはこれで2度目…


分かっていたけど…


一気に涙が溢れてポタポタと膝に涙が落ちていく…


ぼくの身体は悲しみに震えた…


それは繋いだ手から容易にユノに伝わって…







「チャンミン…?」







暗闇の中、ユノの手がぼくの頰に触れた…







「泣いてるの?」








「うっ……ぅ………」







ぼくは答えられない程声を殺して泣いていた…


ユノはぼくを抱きしめて…








「チャンミン…泣かないで…


ぼくはチャンミンのことずっと好きだから…


ずっと待ってるから…


だから泣かないで…」








「もう…分から…ないよ…」








待てないって言ったり、待ってるって言ったり、ユノが分からなくて混乱して涙が止まらない…








「もしかして…待ってるなんて言って迷惑だった?」







「違うっ…


ユノがっ…ユノがっ…うぅ…」







泣きすぎて声が出て来ない…







「チャンミン…落ち着いて…」







そう言ってぼくの両頬をユノの手が包み込み、ぼくの唇にそっとユノの唇が重なった…


優しい…そっと触れるような淡いキス…


涙はユノの手で拭われ、ぼくは少しづつ落ち着きを取り戻した…







「チャンミン…聞いて…


ぼく…入隊することにしたよ…」








「入隊…?」







「うん。

チャンミンのいないあの家で1人で待ってるなんて辛くて無理だから…

だから入隊しようと思う。

チャンミンと出会わなければ元々夏に入隊しようと考えていたんだ。

だから、ぼくのことは気にしないで思いっきり勉強頑張ってきて。」







予想外の話に呆然としてしまった…







「チャンミン?」







「ぼくと…別れないの?」






「別れるなんて考えたことないよ…

チャンミンは…別れたかったの?」





ぼくはユノに頰を包まれたまま、首を横に振った。






「ぼくはずっとユノだけです…

ユノしか好きにならない…

なれない…」






ぼくはユノに抱きついて胸に顔を埋めた…


ユノのトクトクという心臓の鼓動が微かに伝わってくる…


絶対に失いたくないこの幸せな音色…








「チャンミン…キス…しよう…

約束のキス…

離れてても…ずっと想ってるって…

約束しよう?」






お互い手で顔を探りながら口付けた…







「チャンミン…好きだよ…」







「ぼくも…ユノが好き…」








ぼく達の心が再び幸せ色に染まる頃にはすでに花火大会は終わっていた…














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君のいない夜 75

2015.05.24 15:04|君のいない夜







Y side









「やっと着いた…」







カーナビが示したゴールに到着した。


車から見るとその家は美容室で、お店の名前が

『チャンミニ』だ…



絶対ここがチャンミンの家…


わかりやすくて助かった。



ぼくはハンドルに突っ伏して安堵した…


ソウル周辺を時々しか運転しないぼくがこんなに遠方まで1人で運転してくるなんて…



チャンミンに会いたい…

それだけで来てしまった自分は本当にどうしようもないほどチャンミンが好きなんだな…と改めて実感した…



ナビがあるにも関わらず、いつものように道を間違えたりでかなり時間がかかってすっかり周りは薄暗くなってしまった。



ハンドルから顔を上げると、遠くに人影が見えた。


高身長で小さな頭…

華奢で撫で肩の身体のライン…

そして、背筋がピンと張ったゆったりとした歩き方…



遠くて暗くて顔もわからないけど見間違うことはない。


あれは絶対チャンミンだ…


近づくにつれて車のライトで照らし出され、ぼくは車から降りた。


眩しくて顔を隠すチャンミンに…







「チャンミン…」







と声をかける…







「ユノ…」







チャンミンはその場に立ち止まってしまった。



会ったらすぐに抱きしめようと思っていたのに、ぼくから離れた場所で動かないチャンミンにためらってしまった…








「迎えに来たよ…」







そう言うのが精一杯だった…


チャンミンはゆっくりぼくに近づいてきて…







「1人で…運転してきたんですか?」






「うん…」







「運転慣れてないのに…危ないじゃないですか…」







「チャンミンに…会いたかったから…」







そう言ってチャンミンの頰に手を伸ばした瞬間…








「あら、チャンミン、お友達?」







チャンミンのお母さんが美容室から出て来た。


ぼくは手を引っ込めて…







「こんばんは。

同じ大学のチョン・ユンホです。」







「もしかして、チャンミンが同居させてもらってるユノさん?」







「はい。」







「会えて嬉しいわ〜。いつもチャンミンがお世話になって!

こんな遠くまで遊びにいらしたの?」







「チャンミンを迎えに来ました。」







って正直に言うと、チャンミンが少し焦ったように…







「花火大会見に来たんだよ!だから今から行ってくる!で、明日一緒に帰るんだ。

母さん、悪いけど、ユノ泊まるから布団出しておいてくれる?」






「そうだったの。じゃあもう行かないと始まっちゃうわよ!」







「ユノ、早く行こう!こっち!」







チャンミンはぼくの腕を掴んで早足で歩いた。



ずっと黙ったまま歩いてる…



やっぱりまだ怒ってるんだろうか…




途中の道から人の流れと逆方向に歩いて、暗い街灯もない湖畔に連れて来られた。月明かりだけの真っ暗な場所にぽつんとベンチがあった。






「ここ、ぼくのお気に入りの場所なんです。メイン会場からはずいぶん遠いですけど、花火、ちゃんと見えますから…」






そう言ってベンチに腰を下ろした。



ぼくが隣に座った瞬間、花火が上がった…












C side








ユノを見た瞬間、息が止まりそうだった…







「迎えに来たよ…」








嬉しくて泣きそうになった…


顔が見たい…もっと近くで…


近づいてみたらちょっと疲れたような顔…








「1人で…運転してきたんですか?」








「うん…」







「運転慣れてないのに…危ないじゃないですか…」






そんなに無理してまで…


無事に着いて…会えて本当に良かった…







「チャンミンに…会いたかったから…」






そう言うとユノの手がぼくの頰に伸びてくる…


ぼくはユノに抱きつきたくて少し手が動いた時…







「あら、チャンミン、お友達?」






母が出て来た…


出て来るのがあと数秒遅かったらと思うと冷や汗が出た…







「こんばんは。

同じ大学のチョン・ユンホです。」







「もしかして、チャンミンが同居させてもらってるユノさん?」







「はい。」







「会えて嬉しいわ〜。いつもチャンミンがお世話になって!

こんな遠くまで遊びにいらしたの?」







「チャンミンを迎えに来ました。」







あまりにストレートに言うから恥ずかしくて焦って…







「花火大会見に来たんだよ!だから今から行ってくる!で、明日一緒に帰るんだ。

母さん、悪いけど、ユノ泊まるから布団出しておいてくれる?」







そう言ってごまかして、ユノの腕を掴んでその場を離れた…


勝手にうちに泊まって行くだなんて言っちゃったけど…





歩いている間、ユノは何も話さなかった。


ぼくも何から話せばいいのかわからなくて、ただひたすらあの場所を目指した…





「ここ、ぼくのお気に入りの場所なんです。メイン会場からはずいぶん遠いですけど、花火、ちゃんと見えますから…」



昼間も寂しい場所だけど、夜は知ってる人じゃないと入って来られないほど暗い…


湖に反射する月明かりだけに照らされ、ユノの表情も良く見えない…


でも、今はその方が落ちついて話せると思った…



ベンチに腰掛けると、ユノも隣に座った…



その時、丁度花火が上がった…
















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君のいない夜 74

2015.05.23 00:08|君のいない夜







Y side








チャンミンがいなくなってから一週間が過ぎた…






あれから冷静になって考えた…



チャンミンにとって、何がいいのか…



留学できるならした方がいい…



誰に聞いたってそう言うに決まってる。



シウォンさんと同じ大学なのは嫌だけど、シウォンさんが選ぶ大学だけあって、機械に関してはかなり専門性の高い大学で、そこに留学すれば将来研究職にも就けるかもしれないと…



だから応援してあげなきゃいけないのに…


チャンミンに会えなくなると思うと辛すぎて…


誰かに取られてしまうんじゃないかと思うと不安で…


チャンミンがいなくなって、1人で部屋にいるのが寂しい…


毎晩、ベッドでぼくの隣の空いた空間を眺めては溜め息をつく…












「はぁ…」








「ユノ…チャンミンいつ帰るんだよ?帰省するからしばらく休みますって言われたけど、こんなに帰らないとは思わなかったし。」







帰ったその日にカフェに電話があったとドンへから聞いた。






「わからない…」






本当にわからなかった…


もしかしたらもうここには帰りたくないのかもしれない…






「本当、お前チャンミンいないと魂抜けたみたいだよな…

それとも喧嘩でもしたか?」






最近カフェでため息ばかりなぼくを見て、さすがにおかしいと思いはじめたようだ…



喧嘩…ならまだ良かった…


あんな一方的に責めたてて、無理やりベッドに押し倒すとか…

最低だった…






「嫌われたかもしれない…」






力無くボソッと呟くと





「はぁ?チャンミンがお前を嫌いになるわけないだろ?

何があったか知らないけど、早く帰ってきて欲しいなら迎えに行って来いよ。

春川なら車で2時間半くらいなんだし。」







「春川? ドンへ…チャンミンの実家知ってるの?」






「知ってるも何も…

履歴書に書いてあるんだけど…」







「あっ…」






そう言えばそうだった…





今すぐ迎えに行きたい…


チャンミンに会いたい…


でも…拒絶されたら…


あの時の悲しい瞳を思い出すと躊躇してしまう…


そんなことする資格…まだあるんだろうか…


ぼくはすっかり自信を無くしていた…









「あっ…あれってシウォンとかいう奴じゃないか?」





ドンへが見ている方向にシウォンさんがいた。


店内を見回すと迷わずこっちに歩いてきて…







「チャンミンに話があるんだけど、家にいるか?」






返事をしようとした時、ドンへが…






「チャンミンは帰省中だよ。もう一週間も帰って来てない。」






ドンへ…そんなこと言わなくていいのに…







「ユノ、いつ帰るか聞いてるか?」






少し険しい顔で聞いてきて、答えようとするとまたドンへが…






「今からユノが迎えに行くところだよ!」






「ドンへ!行くなんて言ってないだろ!」






そう言うと、シウォンさんの顔が更に険しくなって





「ユノ…少し話したいんだけど。」







ぼくもチャンミンの留学のことをもっと知りたかったから奥の休憩室に案内した。




椅子に座るとすぐに話し出した。







「明日までなんだ。留学の書類提出期限。

さっき、教授に聞いてさ。あいつ、出す気あるのか?」






「わかりません。何も聞いてないから。」







ぼくは本当に知らないし、シウォンさんからチャンミンの話しを聞くのは正直面白くなかった。







「ユノ…


チャンミンが大学辞めてもいいの?」








また訳のわからないことを…


なんでチャンミンが大学辞めるんだよ…







「どういうことですか?」







ぼくはシウォンさんからあの日チャンミンから聞いたと言う学部長の話しを教えてもらった…






「だからちゃんと話しを聞いてやれって言ったんだよ。」






何も言い返せなかった…




留学に行かなかったら特待生から一般に…


そうしたら金銭的な問題で大学を辞めざるえないこと…



何で話してくれなかったんだよ…


いや…話せない状況にしたのはぼくのせいだ…








「あとさ…

チャンミンには言わないでくれって言われたんだけど…

あの日、学校で男に両腕掴まれて壁に押さえつけられててさ…」






「えっ!」






「俺に気がついたらすぐに止めてそいつ消えたんだけど、チャンミンショック受けてて…

あの日はそれと留学の話しとで多分パニック起こしていたはずだよ。


様子がおかしかったし…


あぁ…それと、チャンミンは何もされてないとは言っていたけど、立てないくらい震えててさ…」








「相手は誰⁉︎学校の学生⁈」







怒りで手を握りしめた…そいつを殴ってやりたくて震えた…








「いや…わからない…」








「シウォンさん、行ってくるから!」







そう言ってカフェを飛び出した…



家に戻り着替えると車のキーを握りしめ家を出た。


今から行けば夕方には着くだろう…


ドンへに電話して住所を聞いてナビをセットしてすぐに出発した。






チャンミン…ごめん…







あの時震えていたのも…



『嫌だ…』



って呟いたのも…



大学で怖い思いをしたから?




留学だって、選択の余地もなくて、ぼくに伝えるのはきっとすごく辛かったんだろう…



1人で夜泣いていたチャンミンを思うと苦しくて息が止まりそうだ…



早く…早くチャンミンを抱きしめたい…




ハンドルを握る手に力が入った…
















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君のいない夜 73

2015.05.22 14:56|君のいない夜








C side









「どうしたの?連絡もしないで。」






急に帰ってきたぼくを見て母は驚いていた。






「ただいま…」






そう言うとすぐに笑顔になって






「おかえり。」





と言ってくれた。






「チャンミン君、随分と大人っぽくなったんじゃない?彼女でも出来た?」





そう聞いてきたのは近所のおばあさん。


今、母に髪を切ってもらっているところだ。


母は自宅で美容室をやっている。






「今日はぼくが夜ご飯作るから…」





それを聞いたおばあさんが






「こんないい息子がいてあんた幸せだねぇ〜」






そう言われて母は嬉しそうだった。




いい息子か…


ぼくが男の恋人がいるとわかっても母はそう思ってくれるだろうか…







久々に自分の部屋に入ると、まだこの部屋を出てから数カ月しか経ってないのにすでに懐かしくて、置いてある物が子供っぽく見えてしまう…


すっかり過去の部屋だ…


今のユノとの生活も、留学したらすっかり過去のものになってしまうと思うだけで胸が苦しくなった…


ユノを過去にしたくない…


ユノに…会いたい…








夕食の後、留学の話しをした。



母は涙を流して喜んだ…






「あなたは優秀なのに、留学させてあげられなくて、申し訳ないってずっと思ってたのよ…

本当に良かった…」






そんなふうに思っていたなんて…



そういえば、大学の特待生入学が決まった時も泣いてたっけ…



ぼくは覚悟を決めた…



その日…母に留学の書類を書いてもらった…











....................................................









真夏でも湖のほとりの木陰はとても涼しくて昔から夏休みにはここのベンチに腰掛けて本を読んで過ごしていた…


久々に来てみたら相変わらずその場所は人気がないのか人が全くいなくてホッとした。


ここに来るまで人が沢山いたから何かと思ったら、今日は花火大会があるって友達が言っていたのを思い出した。

誘われたけど、そんな気分になれずに断ったんだっけ…


ぼくは時間がある時はひたすら本を読んでいた…


そうじゃないとユノのことばかり考えてしまうから…







あれから…ユノと会わなくなって一週間が経った…



留学前の最後の帰省だからと母に引き止められ、久しぶりに地元の友達に会ったりして過ごしながらも、ユノのことが頭を離れなかった…



ちゃんとご飯食べてるかな…


まだ怒っているだろうか…


それとも、もうぼくのことなんて…



明日には帰って大学に書類を提出しなければならない…



すごく会いたいのに会うのが怖い…



でも、ちゃんと伝えないと…



相談もなく留学決めちゃってごめんなさい…



ぼくはユノが好きで、離れていてもずっと変わらない。


ユノ以外なんて考えられないから…



待っててなんて都合の良いこと言えない…でも、絶対にユノのところに帰って来るから…


もし、その時ユノも好きでいてくれたら…


また一緒にいたい…








湖が夕日に赤く染まる頃、ぼくは家に向かって歩き出した…



家に着く頃には周りはすでに薄暗くて…


家の前に停まっていた車のライトが眩しくて手で顔を隠すと、バタンと車のドアの音がして人影が見えた…







「チャンミン…」









「ユノ…」








ぼくはその場に立ち止まったまま動けなかった…

















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プロフィール

こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

Monako

Author:Monako
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