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君のいない夜 99

2015.06.28 08:00|君のいない夜








C side









始発の地下鉄に乗って空港に着いた。



チェックインして荷物を預けると、早々に出発ロビーへと向かった。



ユノはまだ寝てるのかな…それとも起きたらぼくがいなくて怒ってるかな…



汚れたシーツ…ちゃんとすぐに洗うかな…


朝ごはん作る時間なくて…


最後に作ってあげたかったな…


なんて、頭の中はずっとユノ、ユノ、ユノで無意識に俯いて出るのは溜息ばかり…



出発ロビーの前で立ち止まって鞄からパスポートを探していると







「チャンミン」







ビクッとして呼ばれた方にゆっくり振り返ると







「キュヒョン!」








「見送りに来てやったぞ。

1人じゃ寂しいと思ってさ…

それにしても、朝早すぎるだろ。」








「あ…ありがとう…」








そんな朝早い時間無理!行かないからっ言ってたくせに…



キュヒョン笑顔を見たらなんだか急に気が緩んで泣きそうになった。






「なんだよチャンミン、そんな顔して、腹減ってんの?

まだ時間あるよな?メシ行こっ。」






キュヒョンはぼくの肩をガシッと組んで歩き出した。


近くにあったカフェでモーニングセットを頼むと、量が少ないだの高いだのブツブツ文句言いながら食べている…


ぼくも朝ごはん食べていなかったから調度良かった。

確かに、もう少し量があるといいなぁ…なんて思っていると






「でさ、ユノさんにはちゃんと言えたの?」







急にユノの名前が出てハッとしてキュヒョンを見た。


キュヒョンにはついこの前会って、ユノと別れるって話をしていた。


別れる理由は話してないけど、もしぼくがアメリカに行った後にユノからキュヒョンに何か言ってきても心配しないよう先に言っておいたんだ。







「結局…ユノには言えなくて…

今日も寝てる間に黙って出てきちゃって…」







「えっ?黙ってって…じゃあどうすんの?

このままフェイドアウトするつもり?

まさか、もう連絡取らずに無視するとかじゃないよな?」








「どうすれば…いいかな?

もう…ユノとは電話でも直接話したくないんだ。

このまま…忘れてくれないかな…」







勝手なこと言ってる自覚はある。


でも、ユノと話してしまうとまた気持ちが揺らいでしまう…


別れて欲しいって言えずにズルズル甘えて…


そんなの目に見えてる。


だから、このまま消えてしまいたい…









「はあ?

チャンミン、いくらなんでも酷くない?

それはちょっと…ユノさん可哀想だよ。

それとも、そんなに酷いことされたわけ?」








「ユノは全然悪くないんだ。

ずっと優しくて、いつも大切にしてくれたのに…

本当…ぼくは最低だよ…」







キュヒョンに言われてあらためてユノを酷く傷つけるんだ…と思うと、勝手に涙がポトポト垂れて膝を濡らしていく……







「あ〜〜もう、泣くなよっ!

何があったか知らないけどさ、お前がユノさんと別れたいなんて本心じゃないことくらい分かってるよ。

それでもどうしても別れなきゃいけないんだろ?

意味わかんないけどさ、俺にできることがあったら協力するから、いつでも連絡しろ?なっ?」







「うん…ありがとう…キュヒョン…」






ぼくとユノのことを理解してくれていたキュヒョンの存在が凄くありがたかった…







「あっ…それ…」







キュヒョンはぼくがしているユノとお揃いのブレスレットを指を差して…






「お互い好きなのに別れるとか…辛いな…」






少し小さい声でそう呟いた…




その後は時間がないことに気がついて、急いで朝食を食べ終えると、キュヒョンに見送られながらぼくは出発ロビーへ入って行った…

















Y side








「嘘だろ!」






眼が覚めて携帯電話の時計を見ると、とっくにフライトの時間が過ぎていた…







「チャンミン!!」







叫びながら慌ててリビングへ行ってもチャンミンはいない。



玄関にあったスーツケースも靴も無いのを確認し、チャンミンが行ってしまったんだと分かった…






「なんでだよっ!なんで起こさないで1人で行っちゃったんだよっ!」






玄関に膝をついてあまりのショックに立ち上がれなかった。


起きられなかった自分を責めるのと同時に、何故起こしてくれなかったんだろう…って疑問とショックで混乱した…




朝早いから悪くて…とか?


良く眠ってたから起こしたくなくて…とか?



いや…違うよな…そんなんじゃない…



フッと思い出してチャンミンの部屋に走ってクローゼットを開けると、この間置いたチャンミンの私物が入った段ボール箱がない…



それから家中を確認したら、チャンミンの物は全て綺麗になくなっていた…






「チャンミン…なんなんだよ…」






チャンミンの考えてることが全然分からない…


昨日は離れたくないって泣いていたのに、まるで別れたみたいに痕跡を無くして黙って行ってしまった…





でも……



考え過ぎかな?





チャンミンがぼくを嫌いになったとか、別れたいとか思ってるようには少しも感じなかったし…



部屋を綺麗にして行きたいって言ってたから片付けただけかも。



ただ、少し様子がおかしかったのはずっと感じていたから不安は拭えない…



でも、明日には大学の寮から普通にごめんって電話が来るかもしれない…



うん、そうだ、きっと来るはず……



ぼくはリビングに行くとソファーに倒れ込んだ…






「はぁ………」






やるせない気持ちに力が出ない…



チャンミンが行ってしまっただけでも堪えてるのに、こんなふうに行っちゃうなんてさ…チャンミン…酷いよ…






「チャンミン……凄く会いたい……」





ぼくはもう何も考えたくなくて、そのままソファーで目を瞑った…








そして……



チャンミンからの電話は次の日も、そのまた次の日も来なかった…




















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君のいない夜 98

2015.06.27 00:01|君のいない夜








Y side









今日はどうしても奢りたいって聞かないチャンミンに根負けしてご馳走になった。




ビールで少し酔っ払ったチャンミンはご機嫌で、帰り道、急にペラペラと話し出した。




カフェの話や学校の話…




そして、2人の思い出…




4月から8月までしかないぼくらの思い出は、期間は短いけど内容はとても濃くて…




1日1日が大切で…毎日がドキドキだった…




全てが忘れたくない…忘れられないことだらけで…



チャンミンがそれをまるで日記を読むように詳しく話すから、自然とあの日、あの時の気持ちが次々と思い出されて…







「チャンミンに出会って…本当に良かった…

ぼくは…幸せだよ…」







そう話すとチャンミンは急に黙ってしまった…



しばらくすると…








「ユノは…

なんでぼくを好きになったんですか?」







マンションのエントランスを通ってエレベーターを待ちながら、何を今更?な質問に…








「ん…そうだな…

初めて見た時から目が離せなくて…

いつの間にか好きになってた…」







「それって…一目惚れ…ですか?」







「うん…多分、そうなんだと思う…」







「ぼくと…同じですね…」








「チャンミンも?」








「はい…」








「お互い一目惚れって…

なんか、凄くない?」







運命を感じる…なんて、照れ臭くて言えないけど、そう思えるくらいチャンミンとの出会いは特別だとずっと感じていた…







「そうですね…

でも…

一目惚れって、別れる確率高いって知ってますか?」







「そう…なの?」







「相手のことよく知らないで好きになるから後からいろいろと問題が出てくるんですよ…」







「うん…そういうのはあるかもしれないけど…

ぼくはチャンミンのことで困ったことなんてないよ…

逆にどんどん好きになることばっかりだったし…」







「ユノは…問題だらけですよ…」








「なんだよ〜酷いなぁ…」







真面目な顔してそんなこと言われるとさすがに凹むんだけど…







「ぼくは…その問題を解決できないんです…」







そう言うと、チャンミンはサッとエレベーターを降りた。



まただ…



チャンミンがまた変だ…




鍵を開けて家に入るとすぐに両肩を掴んでまっすぐチャンミンを見つめた。







「チャンミン…どうした?

なんか変だよ?」







「ちょっと飲みすぎて…」







俯いて視線を合わさない…







「ちゃんとこっち見て!」







少し声を荒げると、ゆっくりと顔を上げてぼくを見つめた…


その瞳は潤んで今にも泣きそうで…


下がった眉毛…トロンと垂れた目元…


歪んだ口もと…


こんな哀しそうな顔…


どうしたらいい?




そのままそっと抱き寄せて、チャンミンの肩に顔を乗せた。






「そんな顔されたまま…明日離れるなんて出来ないよ…

チャンミン…我慢しないで、言いたいことあるなら言って…」






しばらくの沈黙の後、だらんと垂れたチャンミンの両腕がぼくの背中に回る…



ギュッと背中に力が入って…



チャンミンの顔はぼくの首元に埋まる…



こ篭った震える声でゆっくりと…







「ぼくは…



ユノと…



離れたく…ない…」









「チャンミン!」







強く…息が出来ないほど強く抱きしめた…



チャンミンの涙がじんわりとぼくの肩を濡らしていく…



身体を引き離し、両手で頰を包みながら親指で涙を拭った…


その濡れた指で唇をなぞってそっと唇を重ねると、チャンミンの涙の味がした…
















C side









「あっ……ユ…ユノッ……もうっ……」







「チャンミン……好きだっ……んんっ…」










ぼくは馬鹿だ……



『ユノと別れたい…もう会わない…』



最後、そう言うつもりだったのに…




好きすぎる気持ちを抑えてなるべく1人で用事を作って出かけたり、敢えて不穏な空気を作ったりしたのが全て台無し…










「はぁ…はぁ…チャンミン…まだ…足りない…」






「ん…ユノ…して…」









ぼくは弱くて…


ユノ顔を見たら…優しい目を見たら言えなくて…


結局ユノを求めて、最後までユノに抱かれて甘えて…



それがさらにユノを苦しめることになるって分かっているのに…









「やぁぁ……ユノユノッ…あぁっ……」






「チャンミン……もっとぼくを感じて……忘れないで……」








ごめんね……


ごめんね……


ユノ……ごめん……



だって…好きなんだ…



別れたくなんか…ない…



綺麗に別れるなんて…そんな方法知らなくて…



傷つけることしかもうできない……



ごめん……もう…それしか言えない……














「はぁ……チャンミン…顔見せて…」







汗で顔に張り付いた髪をユノ手がかき上げる…







「チャンミン…笑ってて……

次に会う時まで…泣かないで笑っててよ…」







「ユノ……」







「泣くのは…ぼくの前だけにして…

チャンミンがどこかで泣いてるなんて、考えるだけで辛いから…」






「ユノ……ごめんね…

弱くて…ごめん……」






ユノ…ちゃんとさよならって言えなくて…


ごめんなさい……












ユノが眠った後、ぼくはユノに抱きしめられながらずっと寝顔を見ていた…




ぼくが好きになったこの人は本当に綺麗な寝顔で…


綺麗なのは顔だけじゃなくて心も澄んでいて、まっすぐで…


もともとぼくにはもったいない人……




このまま朝にならなければいいのになんて


そんなこと無理に決まってるのに本気で願って


でも、当たり前に朝はやってきて…



唇にそっとさよならのキスをすると、ユノを起こさないようにそっと抜け出して


ぼくは1人で空港へ向かった…


こんな弱くて卑怯なぼくを…






お願い…もう…忘れて……ユノ……




















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君のいない夜 97

2015.06.25 14:09|君のいない夜







Y side









チャンミンが出発する日まで、ずっと2人でいようって言ったけど現実は違って…



公園に行った次の日から、留学前に会いたいからとキュヒョンに会いに行ったり、学校に置いてある私物の片付けやら、お世話になった先輩への挨拶やら…



とにかくチャンミンは忙しくて夕方まで帰って来なかったりで、ついに明日が出発の日…



今日は朝から家中片付けしてて、冷蔵庫を空にしたり、トイレ、バスルーム、キッチン、寝室、リビングと、全ての掃除をするつもりらしい。



もちろん、ぼくも一緒にやろうとしたけど…



ついついチャンミンにベタベタしちゃって







「ユノ、邪魔しないで下さい。」






って叱られた…







「ユノは掃除やらなくていいですよ。

ここに住まわせて貰ってお世話になったから、お礼に綺麗にしてから行きたいんです。

ユノも入隊するのにパッキングまだですよね?」








「軍の訓練所には持っていける物は限られてるからそんなに準備する物ないんだよ。スポーツバッグに服とかちょっと詰めて終わりだから。」







「じゃあ、それを準備してて下さい。」







「えっ?今?」







掃除の邪魔するな…ってことだよな…



仕方なくぼくも準備することに…



こんなのチャンミンがいなくなってからやってもいいのに…




そんなことより今日はずっとチャンミンを抱きしめていたいのに…





すでにパッキングされたチャンミンのスーツケースが置いてあるのを見て思い出した…






「チャンミン、そういえばなんで朝一番早い便にしたの?」







「それが1番安かったんです…」







早いってことは、別れるのも早いってことで…



往生際が悪いけど、数時間でも数分でも
長くいたいのになぁ…



一緒に行くと思っていたシウォンさんはすでにアメリカへ行ってしまって、一緒にじゃないだけちょっとホッとした。



だって、もし同じ飛行機で隣の席だったら何時間も隣に一緒にいるとか、寝ちゃって肩にもたれちゃったりとか、想像しただけで倒れそうだし…



それと、嬉しいことに大学生と大学院の寮は別の棟らしい!



シウォンさんとチャンミンが同室になったら寝込むとこだった…



まあ、違った意味でチャンミンが1人だと心配だったりもするから複雑な気持ちなんだけど…



とりあえず、明日はギリギリまで一緒にいたいから…







「空港まで車で送るよ。」







「えっ…でも…早いからぼく1人で地下鉄で…」







「駄目だ!絶対に送るからな!」








1人でって…なんだよ…



チャンミンもギリギリまで一緒にいたいとか思わないの?


なんだかぼくばっかりな…







「チャンミン…冷たいな…」







「えっ?」







「何でもないよ…」







本当に冷たい…だなんて思ってないけど、忙しいからか、留学前でナーバスになってるからか、ここ数日ちょっと元気がないし、なんだか変なんだ…


夜もさっさと寝ちゃうし、会話も少ないし…



明日から会えなくなるんだよ?



どうしたんだよ?




チャンミン?


















「ユノ、掃除終わりましたよ!

何か食べに行きましょう!」







「ん……チャンミン…?」







ぼくは掃除するチャンミンを眺めてるうちにソファーですっかり寝てしまっていた。



チャンミンの掃除をやりきった達成感からくるテンションの高さに、寝ぼけたぼくはついて行けずにボーッとしていると







「ユノ!お腹空きましたっ!

早く行きますよ!」







と、手を引かれて起こされて、近所の焼肉屋に連れて行かれた…













「チャンミン…まだ食べるの?」







「全然まだまだ足りませんよ。

ユノももっと食べて下さい。

もうお腹いっぱいですか?」







もうって…3人前は食べたけど…



チャンミンはこんなに食べるのに、全然お腹が出ないんだよな…一体どこに入ってるんだろう?







「しばらく焼肉屋食べられなくなるもんな?

いっぱい食べな。」







そう言うと嬉しそうにパクパクと…



ビールもどんどんおかわりして…



久々に笑顔なチャンミンが見られて嬉しい。



美味しそうに食べるこの顔もしばらくは見納めだからずっと顔を眺めていた。







「ユノ…明日から入隊するまで、ちゃんとした物食べて下さいね。

お菓子とか、アイスだけとか駄目ですよ?」







「うん…でも、作れないからまた買った物ばっかりになっちゃうな…

チャンミンが作るご飯…本当に美味しかったよ…

帰ってきたらまた食べさせて?」







ぼくの顔を一瞬見ると、すぐに目線をはずして伏し目がちに…






「ユノも…少しは料理できるようになった方がいいですよ…」






「えっ?」






そんな風に言われると思わなくてちょっと固まると…






「ユノの将来的に…

料理のこともっと知っていた方がいいんじゃないかなって…」







「あ…うん…そうだけど…」






確かに…レストラン経営者が全く料理出来ないのはどうかと思うよな…


でも、なんでそんなに哀しそうな顔して言う?







「ん〜わかった!

じゃあ、チャンミンが帰って来る頃には少しはできるようにしておくかな?

そしたらチャンミン食べてくれる?」








「あ〜〜!!肉こげた!」







チャンミンはまた肉に集中しだしてぼくの問いには返事はなかった。





一種線を引かれたような感覚…



なんだろう…



なんか変なんだ…



チャンミン?














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君のいない夜 96

2015.06.24 12:00|君のいない夜







C side









「チャンミン…やっぱり我慢できない…」







「えっ?」






さっき、我慢するって言ってから5分も経ってないよ?



暗くて広い道の端の方だけど…


人通りは結構あるからちょっと無理…



なんて伝える間もなく塞がれた唇…



いつもより少し情熱的で…



声を漏らすユノ…







「んっ……んふっ……」






恥ずかしい…



この暗闇なら見られてもきっと誰だかわからないだろうけど人の気配がする中キスするなんて…


せめてチュッと音をたてないようにゆっくりと離すと…






「外だとなんか興奮しない?」







って…もう、ユノ!やめて!恥ずかしすぎるっ!


そんな空気に耐えられなくて







「ユノ、なんかここ、お化けでそうじゃないですか?

ほら、あの木の所とか揺れてるし…」






なんて思いっきり雰囲気ぶち壊すこと言って牽制…


ぼくの腰を掴んでる手に力が入って







「チャンミン、脅すのやめろよっ!」







えっ?


ユノ?本当に怖がってる?



それからは暗い道は早歩きになって、あっという間にぐるっと回って渡ってきた橋の近くに戻ってきた。


お化けが怖いとか、高い所苦手とか、見た目とのギャップがありすぎて本当、ユノって可愛い…







「もっとゆっくり散歩したかったのに。」







ってわざと意地悪言うと







「チャンミンが脅すからだろっ!」







って、ユノ、ごめん、でも好きだよ。







「あ〜もうっ!せっかく…」







その先のユノの言葉はわかってるよ…


ぼくだって本当はもっとしたかったから…




腰にあったユノの手を剥がして…







「ユノ…手…繋ぎたい。」







「あ……うん。」







パッと笑顔になったユノ…本当…その笑顔大好きだ…






手を繋ぎながら仙遊橋を渡る…



アーチ状の橋の真ん中、1番高い所まで歩くと、来る時は俯いていたから気がつかなかったけど、夜景がとても綺麗で足を止めた。






「わぁ…向こうの橋、ライトアップされててすごく綺麗ですね。」






「あれは城山大橋って言って、ライトアップが綺麗で有名な橋なんだよ。」






やっぱりここは有名な夜景スポットだけあって夜遅い時間なのに人が沢山いて各々夜景を楽しんでいて…



来た時より人が増えてる…ほとんどカップルだけど…



こんな人が多い所で手を繋いでたら本当は駄目なんだけど…



いいよね?あと少しだから…



すぐにいなくなるからいいよね?








「この公園、知ってはいたけどこんなに人気あるって知らなかったな…

それも、こんなに夜景が綺麗とか…

もっと早くチャンミンと来たかった。」







「ユノは来たことあるんじゃないかって思ってたんですけど…

デートスポットだし…」






ソウルの人はこの公園は一度はみんな来たことあるんだろうなって勝手な思い込み…

とくにモテるユノなんて…


ぼくと来たのが初めてって知ってちょっと嬉しかった…







「来たのは今日が初めてだよ。

ソウル育ちだけど、あんまり出歩かないしな…

ソウルタワーにも行ったことないし。」







「えっ?本当?」







更にびっくりした。







「チャンミンは行った?」







「ぼくもまだ行ったことないです。」







「じゃあ、先に勝手に行ったら駄目だよ!

行く時は一緒に行こう!」






「はい…」






約束しちゃったからソウルタワーはユノとしか行かないよ。



だから…一生行けないんだ…



そんな風に考えてたら…なんだか急に辛くなって…


柵にもたれながら漢江を眺めて泣きたくなるのを堪えていると、繋いでいた手を解いて肩をグッと抱き寄せられた…






「チャンミン?なんか哀しそうな顔してる…」







そう言いながらぼくを覗き込むユノの顔が凄く近くて…


数㎝先の唇に一瞬だけ唇を重ねた…



すぐに離れるとユノが柵に顔を伏せて…






「はぁ…もう…チャンミン…言ってることとやることが違う…」






物凄く照れてるユノ…



どうしたんだろ?






「ユノ?」







「チャンミンからのキスは別物なんだよ。

好きですって告白された気分になる…

とくにこんなシュチュエーションとか、反則。」






それを聞いて余計泣きたくなった…



どうしよう…



ユノを傷つけたくないのに…



きっと深く傷つける…







「たまにチャンミンの気持ちがわからなくて不安になるから…凄い嬉しいんだ…」






そんな目を細めて嬉しそうに笑わないで…



これ以上はもう無理だ…



一度泣いてしまったらきっともう止まらない…







「ユノ…そろそろ帰りましょう…

ちょっと冷えてきたし、電車無くなります…」







「そうだな…行こうか…」







再び自然と繋いだ手が温かくて…


今しかない幸せを心に刻んだ…















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君のいない夜 95

2015.06.23 12:06|君のいない夜









Y side









「チャンミン…今日は嫌じゃないの?

外で手…繋ぐとか…」






不思議に思って聞いたけど、俯いたままゴニョゴニョ何か言ってるけど聞こえない…






「チャンミン?」







「えっと…本当は…

こんな風にユノと外で手を繋いで歩いてみたいって前から思ってたんです…

ここなら暗いし、広いし、カップルだらけで、みんな自分の彼氏彼女のことしか見てないから大丈夫って以前キュヒョンから教えてもらって…」






キュヒョン、ナイスアドバイスだ!



それにしてもチャンミンがそんな風に思ってくれていたのが嬉しかった…


いつも頑なに拒まれていたから…



暗くてわからないけど、チャンミンは恥ずかしそうに更に俯いて…きっと耳まで真っ赤なんだろうな。


それが見えないのがすごく残念…







「いつも嫌がるから…実は少し寂しかったんだ…」







「ごめん…

でも…見られたらユノが困るから…」







えっ?ぼくの為…だったの?







「チャンミンが恥ずかしいから嫌だったんじゃなかったの?」






「恥ずかしけど…嫌じゃないです。」







「じゃあ…顔上げて?」







ライトアップされた植物が幻想的な庭園で立ち止まる…


手を繋いでからずっと恥ずかしそうに俯いて歩いているチャンミンの頬を手でそっと触れると、ゆっくりと顔を上げてぼくを見つめた…



ライトがチャンミンの瞳をよりキラキラと輝かせて綺麗で…


その瞳に吸い込まれるかのように顔を近づけて触れる程度の軽いキス…






「ユッ…ユノ…」






チャンミンはキョロキョロと周りを見て、誰もいないとわかってホッとしてる…






「ユノ…キスは…駄目…」







あぁ…そんな恥じらうチャンミンも堪らなく可愛くてもっとしたくなるだけなのに…







「ぼくは見られても全然平気だよ?

チャンミンは嫌?」







「ここ…思ってたより明るいし、それに道の真ん中だし…もっと暗い…」






そう途中まで言ってハッとしてまた俯いた…






「もっと暗い所ならしていいの?

じゃあ、暗い所探そう!」







「えっ…ユノ…

そういう意味じゃ…」






からかっただけなのに焦ってるチャンミンが可笑しくて笑ったら、むくれて繋いだ手を離して先に早足で歩きだした。


すぐに追いつくと腰に手を回してグッと身体を引き寄せた。






「ちょっと!ユノ!離して!」






口を尖らせて抵抗するけど、本気じゃないのはわかってる。





「笑ってごめん…

キスは我慢するからこのまま歩こう?」






返事はないけど顔が嬉しそうに歪んでる…



チャンミン…キスは我慢するって言ったけど…



やっぱりその約束は守れそうにないかも…























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君のいない夜 94

2015.06.22 00:45|君のいない夜







Y side








「ユノ、地下鉄で行きますからT-money持って下さいね。」





どこに行くのかも言わずにそれだけ言われてすぐに家を出た。


駅に向かいながら…







「ユノ…どこに行くか聞かないんですか?」







って、顔を覗き込む…







「うん。知らないほうがワクワクするし!」







そんな子供みたいなことを言うとチャンミンは笑って






「きっとすぐにわかっちゃいますけどね…」







と言ってるうちに駅に着いた。



チャンミンは地下鉄に慣れてないからキョロキョロして、あっちかな?あっ、こっちだ!とブツブツ独り言を言いながら乗り換えた。





「えっと…9号線って…


あっ!ユノ、こっちです!」






行き先聞いた方がぼくがサッと連れて行ってあげられたんだろうけど、一生懸命連れて行こうとするチャンミンが可愛いくて、新鮮で楽しい。


でも、チャンミンが立ち止まって1人で路線図を見て迷ってると…






「どちらまで行かれるんですか?案内しましょうか?」






って、女の人に声かけられてるし…







「あ、大丈夫ですよ。この人、路線図見てるの好きなだけなんで。」






って、つい、ぼくが返事しちゃったりして。


チャンミン、呆れたように苦笑い…






「ちょっとユノ…

ぼく、変な人みたいじゃないですか…」







あははは〜って笑って、ちょうど来た地下鉄に乗った。


数駅ほど乗ると







「ユノ、降りますよ。」








って…降りた駅でもうわかってしまった。


チャンミンが行きたかった所は仙遊島公園。


漢江に浮かぶ大きな公園だ。


夜は公園内がライトアップされて夜景が綺麗なカップルに人気の夜のデートスポット…


公園に向かって歩いていると、同じように公園を目指しているであろうカップルが数組。






「ユノ…何ニヤニヤしてるんですか?」







「チャンミン、ぼくと夜の公園デートがしたかったの?」






ちょっと照れながらコクっと頷くチャンミンが堪らなく可愛い…





少し歩くと島に架かる仙遊橋があった。


渡ろうとすると以外と高さがあって…






「うわっ!高っ!」







ってつい言ってしまって…


立ち止まってしまったぼくをチャンミンが振り返ると…






「ユノ…もしかして、高いの苦手ですか?」






なんて聞いてくるから、カッコ悪くてははは…って笑って誤魔化す…


怖いってほどじゃないけど、確かに苦手だ…



すると、チャンミンがぼくの横に並んだと思ったら、そっと手を繋いできた…



驚いた…



人目を気にしてそういうのを1番嫌がるチャンミンが自分から繋いでくるなんて…







「ユノ…行きましょう…」






そう言って照れながら歩き出す…


ぼくは嬉しくて…指の間に指を差し込んで…







「せっかくだから、恋人繋ぎしよう。」







って調子に乗っちゃって…


恥ずかしいって言って嫌がられるかな?なんてって思ったけど、チャンミンは俯いて何も言わず、手にぎゅっと力を入れてしっかりと握り返してくれた…



橋を渡り終わって普通に公園を歩く時も、人とすれ違っても、ずっと手は繋いだままで…



ライトアップされた園内を普通の恋人同士みたいに歩いていた…




















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君のいない夜 93

2015.06.20 00:00|君のいない夜







C side








眼が覚めるとうっすらと明るい部屋…



あれからどのくらい眠ってたんだろう…



今が朝なのか、昼なのか、夕方なのかも分からない…


ユノとベッドに入ってから…もう2日…いや、3日くらい経っただろうか…



ベッドと机しかなくなった僕の部屋には時計も無くて…



ずっとユノとベッドの上…



怠い身体をユノが抱き上げて何度かお風呂に入れてくれたり、ケータリングを頼んでくれてベッドの上で食べさせ合ったり…



とにかくぼくは何もしたくなくて、考えたくなくて、ひたすらユノだけを求めた…



ユノも甘えるぼくをひたすら甘やかして…






「チャンミン…大好きだよ…愛してるから…」






って、何度も何度も言ってくれる言葉が今のぼくには残酷でその都度涙が溢れて止まらない…



時折流す涙に…






「身体…キツイんだろ?もう止めよう…」







「違うっ…ユノ…止めないでっ…」







心配するユノにしがみついて離さなくて…



あまりに必死で…



ひどく感傷的で…



少し…いや…きっとすごく困ってたよね…



ユノは優しいから無茶するぼくをなだめて心も身体も包み込む様に抱きしめて眠らせてくれた…







「大丈夫…大丈夫だからチャンミン…」






その言葉を子守唄のように繰り返し繰り返し…



それでやっと深い眠りに就いたんだ…



目覚めると、ユノがしっかりとぼくを抱きしめたまま眠っていて…



起こさないようにそっとベッドから降りてバスルームに向かった…














Y side








やっと眠りに就いたチャンミンの髪の毛を指で整える…


綺麗な顔にできた涙の跡を指でなぞりながら思い出す…



まるでもう2度と会えないかのように激しく求めてくるチャンミンに興奮しながらも次第に心配になっていった…



限界であろう重い身体を何度も何度も捧げてくる…


あの涙は身体の痛みのせいなのか、離れる辛さからなのかさえ分からないほど心も身体もボロボロになっていくように見えて切なくて…



好きで好きで…好きだから…



そんな辛そうなチャンミンはもう抱けなくて…






「チャンミン…わかった…わかったから…

少し眠ろう?」







「ユノッ……ユノ…ユノ……うぅ……」







また泣き出すチャンミンを抱きしめてキスをして背中をさすって…



大丈夫だよって声をかけ続けた…



しばらくするとチャンミンは安心するかのようにスッと眠りに落ちた…






心配で仕方ない…




明らかに情緒不安定だ…



こんな状態で2年も離れて…



チャンミンは大丈夫なんだろうか…



手を握って髪の毛に顔を埋めると、チャンミンの匂いでフッと気が緩んだ。



不安を感じながらも睡魔に意識を奪われた…














目を覚ますとチャンミンはベッドにいなかった。


リビングに行くと、キッチンにチャンミンがいてホッとした。


綺麗に身支度をして料理をしている…






「ユノ、おはよう…って、もう夜の8時だけどね。」





そういって笑ってる。



いつもの穏やかなチャンミンだった。







「チャンミン…身体大丈夫?」







「はい。沢山寝たからだいぶ軽くなりました。


冷蔵庫にある物、行く前に使っちゃわないとって思って…

丁度出来たので食べましょう。」






カルボナーラ…


ぼくが一番好きなもの…


いつでも作れるように卵とベーコンと生クリームとパルメザンチーズを常備してくれていたこと…


ちゃんと知ってたよ…






「ありがとう…」





しばらくチャンミンの手料理が食べられなくなるんだな…





「んっ!

やっぱりチャンミンのカルボナーラが1番美味いよ!」





喜ぶぼくを見てニコッと笑顔を浮かべると…







「ユノ…

食べ終わったら行きたい所があるんです。」






「えっ?今から?」







「はい…」







「うん、わかった、行こうか。」








チャンミンから誘われるなんて珍しくて…



どこに行くのか聞く前に返事をしていた…

















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君のいない夜 92

2015.06.19 00:03|君のいない夜







Y side










「あっ…ユノ、おかえり、早かったね。」








「チャンミン…何してるの?」







カフェを先に上がったチャンミンがダンボール箱に私物を詰め込んでいた…



この間留学先に必要な荷物は送ったはずなのに…







「あ…

もう使わない物は実家に送っちゃおうと思って…」







この家はいない間もこのままにしておくから置いといて大丈夫ってこの間も言ったのに…







「ここに置いといていいから。

チャンミンの物が無くなったら寂しいよ…」






「寂しいって…

ユノもぼくがいなくなった3日後には入隊でしょ?」







「でも、寂しいんだよ!」








短い間だったけど…


ここで一緒に暮らした痕跡を無くしたくなかった。


そして、帰ってきたらまたここで一緒に暮らしたいから…


ぼくはダンボール箱を取り上げてチャンミンの部屋のクローゼットに運んだ。



ベッドに腰を下ろして部屋を見渡すと、クローゼットはガランとしていて、部屋の私物もダンボール箱にしまったのか、もうほとんど無かった。



チャンミンの出発は1週間後…



カフェの仕事も今日で辞めて最後の1週間は2人きりでずっと過ごそうと決めた。






「さっきドンへがさ、送別会やるって言いだしたんだけど、断ったから…」







「えっ?どうして…

ぼくは…数ヶ月しか働いてないからいいですけど…

でも、ユノは…」







ぼくの前に立っていたチャンミンの手を引っぱって膝の上に座らせた。







「ユ…ユノ?」







「そうじゃなくてさ…

最後の1週間は2人きりで過ごそうって話したでしょ?」






「で…でも…」






チャンミンの後頭部に指を差し込んでグッと顔を近づけて鼻と鼻をこすり合わせて…






「送別会あったら…こんなことできないし…」





そう言って唇を重ねてゆっくりと深く舌を入れて中をかき乱す…






「ん…んっ……」






声を漏らして離れようとする頭を更にグッと掴んで押し付けた…



逃がさない…



そのままベッドに押し倒すと…






「 んっ…はぁ……ユノ……まだ夕方……」







「関係ない……

これからは朝も昼も夜も関係ないから……

時間が許す限り…チャンミンを愛したい…」






チャンミンの顔が歪んで瞳には涙が溢れて…







「何で涙……

チャンミン?」







「ぼくも……

ユノを愛したい…です…」










そう言うとチャンミンはぼくの背中に腕を回してぎゅっと抱きついた…






















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君のいない夜 91

2015.06.18 00:00|君のいない夜







Y side








チャンミンは車に乗るとすぐに目をつぶった…


眠いのか、話したくないのかわからないけど…


とにかく早く帰ろう…


帰ってゆっくり話をしよう…


ぼくはチャンミンの手を握りながら車を走らせた。







「ユノ、先にシャワー入ります。」







そう一言だけ話すと、帰ってすぐにシャワーを浴びに行くチャンミン…


その後、ぼくがシャワーを浴び終わって出てくると食事の用意をしてくれていた。







「ユノは婚約式では何も食べてないですよね?

簡単なものですけど作ったので食べて下さい。

ぼくはたくさん食べて来たので…

疲れたから先に寝ます…」








「チャンミン?」






そう呼びかけてもすでに背を向けたチャンミンは何も言わずに寝室へと行ってしまった。



帰ってからもまともに会話できなかった…



ぼくは食事が用意されているテーブルについてフォークを持ったけど、またすぐに置いて立ち上がった。


やっぱり…チャンミンの様子がおかしい…


疲れているとか、怒ってるとかそんなんじゃない…


今までにないあまりにそっけない態度に心がざわつく…


寝室のドアを開けると、チャンミンはすでにベッドで横になっていた。


横向きになって寝ているチャンミンの隣に滑り込んで背中から抱きしめた…







「チャンミン…どうしたの?なんか変だよ…」







チャンミンはぼくの手にそっと手を添えて…







「眠いだけです…

ユノ…気にしないでご飯食べて下さい…」







「チャンミン、こっち向いて。」







そう言っても全く動かない…


ぼくは起き上がってチャンミンの肩をグイッと押して仰向けにした。


真上にあるぼくの顔を見たチャンミンの顔は今にも泣きそうなほど哀しそうで…


何を考えてる?







「なんでそんな哀しそうな顔してるの?」







「してません…」







話そうとしないチャンミンの気持ちをさぐるようにそっと唇を重ねる…


積極的ではないけれど、ぼくに応えようと舌を絡めてきた…


唇を離し、首筋に舌を這わせると…







「ユノ…お願いだから今日はこのまま寝かせて…

すごく…眠いんだ…」







瞳を閉じたままぼくを引き離す…







「わかった…

ゆっくり休んで…」






結局、チャンミンが何を考えてるのかわからないまま部屋を出た…


本当に眠いだけかもしれないし、とにかく、明日になったらまた話し合おうと思った…



















かすかにチャンミンの声が聞こえる…


唇に感じる暖かい感触にゆっくり目を開けると目の前にはチャンミンの顔…


寝ているぼくにキスをしていた…


ぼくは気づかれないうちにまた目を閉じた…


唇を離すと髪や頬を撫でられて…







「ユノ…好きだよ…ずっとずっと好きだから…」







そう言われて目を開けるタイミングを逃す…


嬉しいけど…なんでそんなに哀しそうに言うんだろう…


もうあと2週間で離れ離れになってしまうから?








「ユノ、起きて!」







急に言われてビクッとして目を開けた。







「おはよう。そろそろ起きないとまたドンへさんに叱られますよ。」






ベッドに腰掛けて優しい笑顔でぼくを見下ろす…


あぁ…今日は早くからカフェの仕事入ってたんだった…







「朝食出来てますから一緒に食べましょう。」






いつものチャンミンだ…


ホッとして起き上がってそっと抱きしめた…







「ユノ?」







「心配したよ…

昨日なんか変だったから…」







「ごめんなさい…心配かけて…

沢山寝たので今日はもう元気になりました…」






なんだ…


本当に眠かっただけだったんだ…


良かった…











ぼくはこの時、チャンミンが苦しんでいたなんて少しも知らずにのんきにその言葉を真に受けていた…



















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お知らせ

2015.06.12 14:17|お知らせ
こんにちは。

Momakoです!

いつも読んで頂き、ありがとうございます。

本日、ソウルへ飛びます〜〜!

そうです、アンコンです。

その前にもう一話UPしたかったのですが、間に合いませんでした……すみません……

次のUPはアンコン後になります。

よろしくお願いします!







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プロフィール

こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

Monako

Author:Monako
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