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君のいない夜 〜サクラミチ〜 48








C side










ユノがホジュンさんとの一部始終を警察に話し始めて…




それをぼくは病室のドアの横で静かに聞いていた…




偶然ホジュンさんを見かけて車で追いかけて行ったお店がいわゆるゲイの集まるBARだったこと…




初めて行ったその場所で、ホジュンさんが加害者の男に暴行を加えたのを目撃したこと…




そしてその後、ユノとホジュンさんが二人きりに…









「ぼくとホジュンヒョンは少し口論になって…

でも、ぼく達は兄弟みたいな関係なので、よくある兄弟喧嘩みたいな感じだったんです。

首絞めたのも本気じゃなくて…多分薬のせいで力の加減がわからなくなかったんだと思います。」








庇っているのか、本当なのか…





ホジュンさんの血液から薬物反応があったのは警察も分かっているようで「あぁ…薬で…」って納得しているみたいだったけど…





仮に兄弟喧嘩みたいだったにしろ普通、首を絞めるなんてしないと思う…




だからユノの言ってることはやっぱり庇ってるようにしか思えない…




ユノが首を絞められている時にホジュンさんは背中からその男に刺されたらしい…




もし、その男が刺さなかったらユノはどうなってただろう…




そう思うと怒りと恐怖で身体が震えた…





ユノが話し終えると警察の2人が『だいたい加害者男性の供述通りだな…』と呟くと…










「チョンさん、ソンさんに対して被害届は出しますか?」










そう聞かれてユノは…










「いいえ…出しません。」









と、即答した。









ホジュンさんの持っていた薬は罪に問われることは無いいわゆる脱法ドラックの一種らしく、ユノが被害届を提出しなければ特に罪にとわるようなことはないそうだ…




正直、とても悔しい…




ユノにしたことは絶対に許せない…




だからちゃんと裁きを受けて反省して貰いたかった…




警察の人達が部屋から出て行ってからもドアの近くで立ち尽くしていると…










「チャンミン…怒ってるの?」









ユノが申し訳なさそうにそう聞いてきて…









「はい…怒ってます…」









素直にそうこたえると…











「ごめん…

本当ならチャンミンがヒョンにされたことだって訴えるべきなんだろうけど…

甘いよな……本当にごめんな…」










わかってる…ユノは優しいから…




こんなことがあっても小さい頃から慕っていたホジュンさんを心底憎むなんてできないって…




それに…訴えたりなんかしたら、両家の親達だけでなく、噂になってお互いの会社にも迷惑がかかるから…




でも…





だからって簡単に許して欲しくない…




彼に…罰を与えたい…









「チャンミン…側に来てよ…」









少し寂しそうに呼ばれてゆっくりと近づくとぼくはベッドの横に立ってユノを見つめた…









「ぼくが怒ってるのはユノにじゃなくてホジュンさんにです…」









「うん…」









「ぼくは…ホジュンさんが許せません…

こんなに人を憎いと思ったのは人生で初めてです…」









「ごめん…そんな気持ちにさせて…」










「謝らないで下さい…ユノは何も悪くないです…

でも…その憎い相手をユノが大切に思ってるのが凄く辛いです…」









「チャンミン…」









「だからもう…ホジュンさんとは…」








会わないで欲しい…




そう言うつもりだったのに…やっぱり言えなくて黙って俯いてしまった…




ただ単純に心配でホジュンさんと会って欲しくないって思う気持ちと…




ユノと会えないことがホジュンさんにとって1番辛いことなんじゃないかって思うから…




だから…会わせたくない…




そのくらいの罰は与えてやりたくて…




それがユノに酷いことをしたせめてもの復習…




そう思ったけど…




そんなの…ただのぼくのエゴだ…










「チャンミン…

もしかして…ホジュンヒョンともう会わないでって…そう言おうとした?」









否定も肯定もできなくて…ぼくは黙ったまま俯いていた…









「もしチャンミンがそう望むならそうするよ…

ぼくが今1番大切にしたいのはチャンミンの気持ちだから…」









そう言われてハッと気がついた…




ユノの…ユノの気持ちはどうなんだろう…




ホジュンさんに酷いことをされて一番傷ついているのはユノの方だったのに…




肝心なユノの気持ち…考えてなかった…










「ユノ…っ…ごめんなさ……」









すでに潤んでいた目をギュッと瞑った瞬間、ボタボタッとベッドの上を涙で濡らした…










「チャンミン…おいで…」









両手を広げでぼくを抱きしめようと待ち構えるユノに吸い寄せられるように腕の中におさまった…









「チャンミンはもっとわがまま言って甘えていいんだよ…」









いつも甘やかされてるのに…




今だって本当なら慰めてあげなきゃいけないのはぼくの方なのにユノに抱きしめられてる…









「ヒョンには…会わないから…

だから安心して?」









そしてこんな風に言わせてしまっている…



きっと今すぐにでも心配で会いに行きたいはずなのに…








「でも…心配なんじゃ…

ユノは…本当は会いたいんですよね?」










「うん…心配だよ…

元の優しいヒョンに戻って貰いたい…

薬も止めて、あんな店に行くのも止めさせたい…

チャンミンのこともわかってもらいたい…

だけど、今は会わない方がいいってぼくも思うから…

ヒョンには少し時間が必要だと思うんだ…

だから会わないよ…」










助けたいって思ってるのが伝わってくる…




ユノはそういう人だよね…




そう簡単に見捨てたりしない…できない人だ…











「ユノ…

次に会う時は…ぼくも行きます…

ホジュンさんが元に戻るまではユノを一人で会わせたくない…

だから…会いに行きたくなったら必ず連れて行って下さいね。」











「でもチャンミン…ヒョンのこと…」










「ホジュンさんのことは今は大嫌だし…怖い…です…

でも…それ以上にユノが大事だから…

ユノがホジュンさんを助けたいって思うなら…

ぼくはユノを支えたいんです。」










ホジュンさんを助けるんじゃない…ぼくはユノを支えたいだけ…




ユノがしたいようにさせてあげたいだけ…




ユノの言う…昔の優しいホジュンさんに戻れたら…




この憎しみも消えるかもしれない…




ユノの腕にさらに力が入ってギュウギュウぼくを抱きしめながら…









「チャンミンは…何でそんなに優しいの?」










「そんな…ユノの方が優しいですよ…」










「そんなことないよ…チャンミンの方が…」











「おいっ!いい加減にしろ〜〜!!」









いつの間にかドアを開けてこっちを見ていたドンへさん…



いっ…いつからいたのっ!!




ガバッと立ち上がってユノから離れた…










「ったく、お前らきりがねーんだからよっ!

チャンミン、消灯だよ!とっくに面会時間終わりだし!帰るぞ!」








「え〜〜帰っちゃうの?」









「当たり前だろ?お前すげ〜元気だし!

チャンミンがここにいたらお前何するかわかんないしっ!な?チャンミン?」









「あ〜確かに…チャンミンいたら眠れないかも…」









「ドドド…ドンへさんっ!ユノもっ!なっ…何言って…」








「あ〜〜それともチャンミンも泊まりたかった?

ここでユノと朝までお医者さんゴッコ…」









「帰りますっ!じゃあ、ユノ、また明日来ますからっ!」








慌てて部屋を出ようとしたら…








「チャンミン!」








呼ばれて振り返ると、ユノが声を出さずに口で『好きだよ』って動かしていたからぼくも『好きです』って口を動かして病室を出た…









「好き好き言い合ってんじゃね〜よっ!」









それもドンへさんにはバレバレで…




あまりにも真っ赤になり過ぎたぼくを、廊下ですれ違った看護師さんに『大丈夫ですか?熱計りましょうか?』なんて言われて、ドンへさんが隣で爆笑していた…














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君のいない夜 〜サクラミチ〜 47








Y side











『ユノ…… ユノ……』








ぼくの手を力強く握りながら名前を呼ぶ声がする…




あぁ…きっとチャンミンだ…こんな可愛いくて綺麗な声…チャンミンしかいない。



チャンミンを見たくて目を開けようとするけど眠くて眠くて瞼が重くて…








「チャンミン、ユノは心配いらないよ。そんなに泣くなって…」








その声はドンへ…だな…




なんだ?ドンへもいるのか?なんでドンへが?




重い瞼を何とか開けると、ぼくの手を握りながら俯いて泣いているチャンミンを…



ゆっくりと抱きしめるドンへ…



おい…ドンへ…ぼくのチャンミンに何すんだ…










「ドンへ…チャンミンに…触るな…」










咄嗟に出た一言に…










「ユノ!!」









チャンミンがぼくの上に飛び乗るように覆い被さってしがみついてきた



チャンミンの匂い…温もり…安心する…








「ユノ…よかった…」








あぁ…そうだ…ここは病院だった…









「チャンミン…心配かけて…ごめん…」









「本当だよ!

ユノ、お前チャンミンがどんだけ心配して泣いたと思ってんだよ!

なのにお前は…


えっ…ちょっと…マジか…」









チャンミンがぼくの両頬を手で押さえてキスしてきて…



長い…長いよ…チャンミン…ドンへが困ってるよ…











「あ〜〜じゃあ俺、入院手続きとかいろいろ雑用してくるから2人で好きなだけイチャイチャしてろ!」









ドンへは呆れながらもちょっと安心したように部屋から出て行った。










「チャ…ちょっ…くるし…」









寝起きすぐにずっと口を塞がれたら…嬉しいけどさすがに苦しい…









「あ…ユノごめん!…大丈夫?」





唇を離すと心配そうにぼくをジッと見つめる…




チャンミンの目は泣きすぎたのか真っ赤で瞼も腫れて…











「そんなに…泣くほど心配してくれたの?」










「当たり前です…ユノがいなくなったらどうしようって…凄く怖かった…

もし、ユノがいなくなったら…」










「いなくなったら?」










「ぼくは一生どうやって生きていくのかなって…

ちゃんと生きていける自信がないって…思いました…」










「チャンミン…ぼくを勝手に殺さないで…」









フッと笑いながら少し上半身を起こしてチャンミンの濡れた頬を両手で拭いた…








「ごめんなさい…でも…怖くて怖くて…

絶対に失いたくないんです…ユノのこと…

ユノがいないともうぼく…駄目なんです…」









ぼくの腕をぎゅっと掴んでいる…もう離さないと言っているかのように…




チャンミンの瞳がまた潤んできて…




あぁ…また泣かせちゃう…










「ぼくこそ…チャンミンがいないともう駄目だよ…

絶対にいなくならない。約束するよ。

だからもう泣かないで?」









チャンミンの腕を引っ張ってベッドに座らせて抱きしめた…









「チャンミン…さっきのキス…嬉しかったよ…

でも…ドンへに見られちゃったな…」










「えっ!ああっ!…ドンへさんっ!」










真っ赤になって今頃キョロキョロしてるし…



本当、可愛い…









「とっくに呆れて出て行っちゃったけど…

気がつかなかった?」









「だって…ユノに夢中で…いるの忘れてました…」









ユノに夢中で…とか言われて…なんか可愛すぎてヤバイ…









「チャンミン、ね?さっきみたいにキスして…」









チャンミンの両肩に手を置いて、目を瞑ってキス待ちしてみる…










「えっ…今…ですか?」








キス待ちの状態で2回目コクコクと頷いてみた。








「えっ…と…ユノ?」










あれ?急に恥ずかしくなった?




さっきの勢いはどこ行ったんだか…




そんなチャンミンも可愛いから苛めたくなる




目を開けて見るとやっぱり耳まで真っ赤な茹で蛸で可愛すぎるし…










「もう…夢中じゃなくなっちゃった?」










「ユノ…意地悪言わないで下さい…

そろそろドンへさんが戻ってくるかもしれないし…」








「もうさっき見られたんだからいいよ…」









「でも…ユ……んっ……」









仕方ないからぼくからその可愛すぎる唇を奪った。




恥ずかしいのかちょっと抵抗するところがまた可愛いくて、それが余計に煽ってるって分かってないんだろうな…




本当はキスだけじゃ足りないよ…なんでここが病院なんだろう…



止まらなくなる前に唇を離すと、赤く蕩けた瞳に半開きの濡れた唇があまりにも艶っぽくて…



もう一回…あと一回だけ…とキスを繰り返して…









「やっぱりいなくなったら駄目になるのはぼくのほうだな…」









そう言ってチャンミンの濡れた唇を指で拭った…




その時…




コンコンッと扉をノックする音がして、チャンミンが慌てながらドアを開けると…









「こんばんは。ソウル警察の者です。

今回の事件のことで少しお時間頂きたいのですが、今大丈夫ですか?」








ぼくの方を振り返ったチャンミンに軽く首を縦にふって合図する…







「はい…どうぞお入りください…」









2人の男が入ってきた。









「チョン・ユンホさんで間違いないですか?」








「はい…そうです。」









「今回の事件について、事情をお聞きしたいのですが…」







そう言いながらチラチラとチャンミンを見ている…









「あ…ぼくは外にいますから…」









チャンミンがそう言って病室から出ようとするから








「チャンミン、ここにいて。一緒に聞いて欲しいんだ…」








そう引き止めると…









「この方とは…どういったご関係ですか?」









「ぼくの大事な人です…

なので、ここにいてもらいたいのですが、いいですか?」









「あ…ええ…構いませんが…

では…早速お聞きします。

今日あのお店であったことをできるだけ詳しく、順に話していただけますか?」









「はい…わかりました…」









扉の近くで立ったまま不安そうな目でチャンミンがぼくを見つめる中、今日店であったことをゆっくりと話し出した…











※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


こんにちは。Monakoです。

久々の更新に沢山のコメントありがとうございました。

皆さんの温かいコメントにまたヤル気出てきました!*\(^o^)/*

単純な性格ですσ(^_^;)

待っている間に読み返して頂いてる方もいらっしゃるようで、本当に嬉しかったです\(//∇//)\

ありがとうございました(o^^o)

お返事は必ずしますので少しお待ち下さいね!




ここで、拍手コメントのお返事させて下さい〜!



☆かり◯と様

初めまして!コメントありがとうございます!

ヤバイホジュンヒョンの回に333回の拍手押して頂いたんですね!笑

それも夜中の3時33分って!笑笑(≧∇≦)

ありがとうございます*\(^o^)/*

拍手はいつもお話の良し悪しのバロメーターにさせて貰ってます(o^^o)



☆ハ◯様

こんにちは!いつもコメントありがとうございます*\(^o^)/*

連休中、更新なくてすみませんでしたσ(^_^;)

初めから読み返して頂いてたんですね!

嬉しいです\(//∇//)\

続き、頑張って書きますね〜*\(^o^)/*



☆ちゃい◯◯様

初めまして!コメントありがとうございます*\(^o^)/*

そう言って頂けるとホッとします(o^^o)

でも、なるべくお待たせしないように頑張りますね!

すご〜く気になるところでお休みしちゃって、余計に申し訳なく…

今後とも懲りずに見に来て下さいね〜(^-^)










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君のいない夜 〜サクラミチ〜 46









C side










ユノがホジュンさんを車で追いかけて行った後、残されたぼくは地下鉄に乗ってユノのマンションへ帰った。



心配だったから一緒に行きたかったけど、ユノはもうぼくとホジュンさんを会わせたくないって言うし、ぼくもホジュンさんに会って平気でいられる自信がなかったから帰ってきちゃったけど…




でも…




やっぱり一緒に行けばよかった…




心配で携帯に電話をしてみたけど出ない…




ホジュンさんを捕まえて話をしているんだろうか…




なんだかずっと胸騒ぎがして落ちつかない…




準備した夕食もすっかり冷めてしまった…




心配で食欲もなくて1人で食べる気力もなくて…




ラップをして全て冷蔵庫にしまうと、家の電話が鳴った…









「はい…」









『こちら、ソウル警察署ですが、チョン・ユンホさんのお宅で間違いないでしょうか?』








警察署…




その言葉だけで緊張が走った…









「はい…そうですが…」









『チョン・ユンホさんが事件に巻き込まれまして、先ほどソウル病院に入院されました…

ご家族の方に連絡を…

もしもし?大丈夫ですか?』









「ユノは…ユノは無事なんですか?!」









声が震える…




もし…ユノに何かあったら…




怖くてその場に崩れ落ちた…









『詳しい病状はこちらではわかりません。

ご家族の方に病院に来て頂きたいのですが…』









「すぐに行きます!」








ぼくは震える足を叩いて立ち上がり、財布と携帯だけ持ってすぐに家を飛び出した。















「おいっ!チャンミン、どうした?!何かあったのか?」









「ドンへさん…どうしよう…っ…うぅ…」










ちょうど店を閉めていたドンへさんが泣きながらフラフラとカフェの前を歩くぼくの腕を掴んで引き止めた…








「ユノが…事件に巻き込まれて…入院したって警察署から電話があって…

…ユノに…もし何かあったら…ぼく…っ…うぅ…」









「チャンミン落ちつけ、今タクシー呼んでやるからな?

俺も一緒に行くから、ちょっとあっちに座ってろ!」









しばらくして来たタクシーに2人で乗り込んで病院へと向かう…




タクシーの中でユノがホジュンさんの車を追って行ったことをドンへさんに話した。









「ホジュンさんのことで何かあったらぼくのせいだ…

どうしよう…どうしよう…」









ドンへさんは震えるぼくの肩を抱いて









「大丈夫…大丈夫だ…あいつは大丈夫…」









ずっとそう言ってぼくを励ましてくれていた…




















Y side










けたたましく鳴るサイレンの音…




騒がしいな…




眠くて…まだ寝ていたいのに…




この音…なんだか不安になる…




チャンミン…




チャンミンを抱きしめたい…




どこにいる?




チャンミンを探そうと重い瞼を開く…




…なんだ?この揺れる狭い部屋……車?…










「気がつきましたか?

痛いところはありませんか?」








そう話しかけられてやっと今の状況を把握する。




ガバッと起き上がって酸素マスクを取った…









「ヒョ…ヒョンは?

あのっ…怪我した人は?」









「あなたより先に救急車に乗って病院に向かいました。

なので大丈夫ですから横になって下さい。」









「……っ!」








ぼくの手やシャツが真っ赤に染まっている…




ぼくにそんな血が出るような怪我はない…




これは全てヒョンの血…




なんでこんなことに…









病院に着いてすぐにヒョンのところに行こうとすると、まずは診察するからと言われて止められた。




あんなに出血しているヒョン…もしかしたらと最悪の状況を考えてしまう…









「ヒョンは…ソン・ホジュンは無事なんですか?」










「こちらではわかりません。

とにかく診察しますから横になって下さい。」










わからないって…




そんなふうに言われたら余計に居ても立っても居られなくて…








「やっぱりヒョンのところに行かせて下さい!」









興奮状態で診察室から無理やり出ていこうとすると、数人に取り押さえられて何かの注射を打たれ、ぼくはゆっくりと意識を手放した…



















ドンへ side











病室に着くとユノは静かに眠っていた…









「ユ…ノ……」









チャンミンがユノに近づくと、ベッドの横の台に真っ赤に染まったユノの服がビニール袋に入って置いてあるのを見つけてチャンミンが床にへたり込んだ…








「えっ…おい…チャンミン!」









俺は椅子を持って来てベッドサイドに置くとチャンミンの腕を掴んで引き上げ座らせた。




チャンミンはユノの手を握って泣いていて…








「ユノ…ユノ…目を開けてよっ…」








俺もチャンミンの隣に椅子を持っていって座ると、ノックとともに扉が開いた。









「こんばんは。

チョン・ユンホさんの担当医のアン・チルヒョンです。」










その声にチャンミンはバッと勢いよく振り返って










「先生っ!ユノは…ユノは大丈夫ですよね?

死んだりしませんよね?」








そんな必死なチャンミンに先生は柔らかく微笑んで









「はい。大丈夫ですよ。安心して下さい。

特に治療を必要とするような外傷は見られませんでした。

首を絞められた時にできたアザが首に少しあるくらいです。」








「えっ…首を絞められたって?!」









俺が驚いて叫ぶとチャンミンの顔色が更に真っ青に変わっていった…










「病院についてから少し興奮状態だったので安定剤の注射を打ったので今眠っていますが、そろそろ目が覚めると思います。

明日には退院できますから。」









「良かった…」








俺もチャンミンもホッと胸を撫で下ろしたのも束の間…









「あと、チョンさんが起きたら言っておいて下さい。

ソンさんは大丈夫ですと。」










「えっ?あ…ホジュンさんもこの病院に?」









そう言った後にチラッとチャンミンを見ると俯いて肩を震わせている…




俺は大丈夫だと言うようにチャンミンの肩を抱いて引き寄せた。









「ソンさんは刃物で刺されたんです。

急所は外れていたんですが出血が酷くてチョンさんが気にしていたので…

きっと目が覚めたら会いに行こうとするかもしれません。

ですが…」









先生は困った顔をしてしばらく間を置いて…










「実は…チョンさんの首を絞めたのがソンさんのようなんです。

首を絞めている時に後ろから刺されたようで…

それで、警察から事情聴取が済むまで会わせないようにと言われています。

ですから目が覚めても会わせないようにしていただけますか?」








「はい…わかりました…」









担当医が部屋から出て行くと、チャンミンが手を震わせながら恐る恐る布団をめくってユノの首元を確認する…




チャンミンの顔が辛そうに歪んだ。




布団をかけ直して手をギュッと握り絞めた…











「ユノが…可哀想だ…

なんで…こんなこと…されなきゃいけないの?」










泣きながら強く握った拳を震わせて怒りを顕にしている…




こんな怒ったチャンミン…初めて見た…





いつも大きくて可愛いばっかりの目が、こんなにも強く鋭い眼差しで頭の中にいるあいつを睨んでいる…




ゾッとするようなその怒りに満ちた顔…





自分がやられた時はいつも我慢するくせに…





そういう奴が人のために怒る時は怖いって言うけど…本当だな…





この、天使みたいなチャンミンをとうとう怒らせた。





何があったのかわからないけど…





いやいや、何があったって首締めるとか許されないからな。





だからチャンミン、許さなくていい…





それより問題はユノのほうだよ…





首絞められたのにまだあんな奴のこと気にかけてるなんてっ!




いい奴にも程があるだろうっ!




あいつのせいでどれだけチャンミンが傷ついたかユノが一番分かってるはずだろ?




どうせ刺されたのだって、恨まれるようなことでもしたんだろうし…










「あんな奴、刺されて当然だよ…

なんでユノは首絞められてんのにあいつの心配してんだかわかんねーよ…」















「ユノ……ユノ………」










ユノの手を握りながらまた泣き出したチャンミン…




でも…本当、お前は愛されてんな…




俺にはこんな風に泣いてくれる奴いねーよな…










「チャンミン、ユノは心配いらないよ。そんなに泣くなって…」








あんまりにもユノのために綺麗に泣くからちょっとユノが羨ましくなってチャンミンを横からそっと抱き寄せたら…









「ドンへ…チャンミンに…触るな…」










ユノを見ると薄っすら目を開けてこっちをジッと見つめていた…












※※※※※※※※※※※※※※※※※※


こんにちは。Monakoです。

久々の更新となりました。長くお休みしていてすみません。

毎日、今日は更新できるかな…と思いながらやっぱりできず…の繰り返し…

しばらくお休みしますっ!って言えば良かったのかな…と、思いながらも、今日は更新できるかも…と煮え切らず…

書けない理由はいろいろでしたが、このお話、もう終わりが見えてきているところなので早く書き進めたいところなんですが…

お休み長いとお話も忘れちゃいますよねσ(^_^;)

マイペース更新でいつもすみません…

早く更新しやがれ!とイラついていた方、こちらの写真をポチして下さい〜〜 ↓




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君のいない夜 〜サクラミチ〜 45









Y side









2人はソファーに座ってキスしていた…



その男のシャツのボタンは全て外され、ヒョンの手がそのシャツの内側から背中に回されている…








「ホジュンヒョン!!」








思わず叫んだ…




ヒョンは虚ろな目でぼくの方に視線を向ける…



でも全く反応がない…



まだぼくだとわかってないのか?









「何?お前…」









相手の男の方が先に反応した…




ぼくはそいつを無視してヒョンに話しかけた









「ヒョン!何やってんだよ!」








すると、ヒョンはやっと気づいたように目を見開いて…








「出て行け…」








ヒョンがポツリと呟く…








「そうだよ!お前、早く出てけよっ!」








相手の男がそう叫ぶと









「出て行くのはお前だっ…」








ヒョンはそう言ってその男を突き飛ばした。








「えっ…ホジュンさん…?」









男は呆気にとられている…









「いいから、早く出てけっ!」








ヒョンはふらつきながら立ち上がると床に転がったその男の腹を蹴り、うずくまると今度は頭を踏みつけた…







「ヒョンっ!止めろよっ!」








その行動に驚きながらもヒョンの腕を掴んでソファーに投げるように座らせた。








「大丈夫ですか?」








床に倒れている男の腕を掴んで立たせると、涙目になりながらヒョンを睨んでいる…



何か言いたげな顔をしながらも痛みで声が出ないのか、前かがみに腹に手をあてながら部屋を出て行った。







「ヒョン…酷い…可哀想だろ?!

何であんなこと…好きなんじゃないのかよ?!」








「好き……?

あんな奴ただのゴミだ…

使い捨てのゴミだよ…」








そう言って何がおかしいのか笑っている…



正気じゃない…



おかしい…何か変だ…



ふと目線を下げるとテーブルにはさっきの男が持っていたのと同じ薬が…








「ヒョン?!何の薬飲んだんだよ!」








肩を掴んで揺さぶると、ぼくの手に手を重ねて…








「心配してくれるの?嬉しいな…」








腕を引っ張られて勢いでヒョンの隣に腰を落とすと両手を握られて…








「ユノ…

俺が好きなのはお前だけだ…

小さい頃からずっと見てきたんだ…

俺以上にお前を好きな奴なんかいない…

だから俺の言う通りにしろ?な?」










「ヒョンっ!手を離せよっ!」









手を振りほどくと、両肩を強く掴んだ。








「ヒョン…

ぼくにとってヒョンは兄みたいな存在だよ。

いつも優しくて大好きだったのに…

なのに…何でチャンミンにあんなことしたんだよっ!

ぼくがチャンミンのこと好きだって知っててあんな酷いこと…」










「チャンミン?…あぁ……」









そう呟くとガラッと顔つきが変わった…









「そうだ…チャンミン…あいつのせいでユノがおかしくなったんだった…

早くあいつをどうにかしないと…

また遠くに行かせるか…

それともどこかに売り飛ばすか…」








ぶつぶつと心の声が漏れ出ているように1人で呟いている…








「ヒョン!今度はチャンミンに何する気だよっ!」








ヒョンの胸ぐらを掴んで揺さぶった…



手が出そうになるのを必死に抑える…








「ユノ…安心しろ?

俺がお前を守ってやるからな?

あのチャンミンって汚らしくて淫乱で卑しい男は次こそ綺麗に消してやるから…」








ヘラヘラと笑うヒョンの顔に勢いよく拳を振り落とした…



鈍い音と共にヒョンがソファーから転げ落ちる…



ヒョンの顔を思いっきり殴った…



もう、我慢できなかった…



チャンミンをそんなふうに侮辱するなんて…



倒れたヒョンの胸ぐらを掴んで起き上がらせて









「チャンミンをこれ以上傷つけたら許さない!

ヒョンだからってもう容赦しない!

今度何かしたら怒りで何するかわからないからなっ!!」







ヒョンは自分の口元に手をあてがい、口から流れる血を拭うとそれをゆっくりと確認して…










「ユノ…俺を…殴ったのか?」










「ゔっ……」








思いっきりみぞおちを殴られて床に崩れ落ちると、そのまま押し倒された…



苦しくて息ができない…









「ユノ…酷いな…

俺はお前のためを思って…」









「……っ!」









ヒョンは馬乗りになりながらぼくの首を絞める…




苦しい…




苦しい…










「お前がチョン・ユンホでいられるためにはな、おとなしくテヨンと結婚するのが一番なんだよ!

お前を守れるのは俺しかいないんだ!

だからあの男とは別れろ!

わかったか?わかったら放してやるっ!」








苦しくて…声もでないし動けない…




視界が段々ぼやけてくる…










「お前は何も知らないんだっ!

ユノ…お前はな、あの家の…」








「…っ」









意識が途切れそうな中…突然ヒョンの身体がぼくの身体にバタッと力なく重なった…



ぐったりとしたヒョンの背中を触ると手に濡れた感触が…



そして…ヒョンの肩越しに見える人影…



その男は手に刃物を持って震えていた…



あぁ…さっきの蹴られていた男…



わぁっ!と店内が騒ぎ出したのと同時に、ぼくはそのまま意識を手放した…
















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君のいない夜 〜サクラミチ〜 44








Y side








車一台挟んだ状態で後をつける…








「ここは…」







繁華街の端…普通の男女はなかなか踏み込むことのない男ばかりが集まるこの場所…



ぼくもここに来たのは初めてだ…



ヒョンの車が狭い路地を入ってすぐの所に停まったのが見えて、ぼくは曲がらずに大通りに停めた。



急いでヒョンの車に駆け寄ると、車のすぐ横のビルの地下に繋がる階段を2人で話しながら降りて行く声が聞こえた…







「この店は…」







BARと看板には書いてあるが、明らかに普通の店ではないだろう…



BAR自体あんまり行かないのに、こんな怪しいところ…ちょっと入りにくい…








「ねぇ?入らないの?」








後ろを振り向くと可愛らしい感じの男…




まだ幼さが残ってる顔から見て20歳くらいだろうか?








「ここ初めて?こんなイケメンさんここで見たこと無いし〜」






そう言って馴れ馴れしく腕を組んできた。








「あ…いや…ホジュンヒョンに…」








そう言うとパッと腕を離して…








「なんだ、あの人の新しい男?

ふ〜ん…でもお兄さん、全然ネコっぽくないのになぁ〜」










新しい男って…



ネコ?









「君…ホジュンヒョンのこと知ってるの?」









「もちろん知ってるよ。僕もホジュンさんの男だし。」









「えっ……」










「ふふっ…お兄さん、何にも知らないんだね。

大丈夫かな…

ここに入るのやめた方がいいかもよ?

このお店にはホジュンさんの男が沢山いるから。」










余計に入りたく無くなった…



このお店の中のヒョンはきっとぼくの知っているヒョンじゃないんだ…




でも、ヒョンのことちゃんと知ってから話したほうがいい…



ぼくは階段を降りて行った…



扉を開けると…



暗い…



薄暗いとか、そんなレベルじゃなく、本当に何とか人の顔が認識できるくらいの光しかない…



タバコの匂いに混じったお香のような独特の香りも鼻につく…



そして、ぴったりと寄り添い合う男達…



中にはキスしているカップルもチラホラ見えた…




徐々に暗さに慣れてきて、目を凝らしてホジュンヒョンを探す…




すると目が合った男から声をかけられ…








「ねぇ?君、一緒にやらない?」








そう言いながら薬のような物を見せられた…








「いや…いいです…」








「え〜何で?楽しいよ?空飛べるよ?」







気がつくと数人の男達に囲まれていた…




ニヤニヤとぼくを見ている…




気味が悪い…








「で、君はどっちなの?」







「は?」







「君みたいな子に攻められたいな。」








「…………」







サラリーマン風のいい大人が初対面のぼくにそんなこと言ってるし…



世界が違いすぎる…こんな奴らにかまってる暇ない。



無視してその場を離れようとするとはじめに声をかけてきた奴に腕を掴まれて…







「何すかしてんだよ?楽しむために来たんだろ?」







「離せ…」







低い声で睨みを利かす…



こんなところで揉めたくはないけど…



手を振り払らおうとした瞬間…








「あ〜〜!お兄さん達、このイケメンさん、ホジュンさんのだから!駄目駄目っ!」







さっき入り口で声をかけてきた子が男の手を剥がしながらそう言うと、みんな舌打ちしながら散っていく…








「お兄さん、ホジュンさんの男って言えば何もされないから。

ここではホジュンさんは絶対的な存在なんだよ…」








絶対的存在って…




ヒョンはいつからここでそんなふうに思われてるんだ?









「ね?ホジュンさん探してるんでしょ?

彼ならいつもあっちの個室にいるよ?」









奥の方になんとなく見える扉…あの中にヒョンが…








「ありがとう…」









「あっ…でもお取込み中かも…」









何か言われた気もしたけど、ぼくはその扉に足早に向かって行った。




その勢いでノックもせずに思い切って開けると…




ヒョンと男がキスしていた…














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君のいない夜 〜サクラミチ〜 43








Y side









「店が再開するまで…うちのレストランを手伝ってくれないか?」







突然そんなこと言い出したからか、2人とも驚いた顔してる…



グクデにはチャンミンを助けて貰った借りもあるし、そのせいで店がこんなことになったのにも責任を感じる…



何より自分を責めているチャンミンを見ていられない…



再開するまでうちのレストランで働けば少しは何かの足しになるかと…








「お前のところって…相当料理のレベル高いだろ?」








「ああ…だから多分シェフアシスタントになるんじゃないかと思うけど…

それでも良ければ…」








「グクデさん、あのレストラン、凄く美味しいんですよ!

きっと勉強になると思います!」








チャンミンもこの話を押してくれている。



グクデはしばらく考え込んでいたけど…







「じゃあ…店が再開するまで勉強させて貰うかな?

なかなかあんな店で働ける機会無いだろうし。」








「本当?じゃあこれから行こう!

ちょっと店長に電話してみるよ。」








「えっ?

今から?急だな…まあいいけど…」








ブツブツ呟くグクデの横で店長のキムさんに電話をした。









「今日は予約も多くなくて空いてるから厨房も見学できるって。

その後軽い面接するらしい。


じゃあ、行こうか?」










そう言って玄関に向かおうとすると








「やっ…ちょっと待って。面接するならこの服装じゃな…

俺、隣に行って着替えてくるからちょっと待ってろよ。」







そう言って部屋を出て行った。



ぼくがソファーに座るとチャンミンも隣に座ってぼくの右手を両手で握られる…








「ユノ…ありがとう…少し安心しました…」









ホッとした表情で潤ませた目を伏せると、ぼくの肩に額をつけて身体を預けるようにもたれかかってきた…









「チャンミンは何も責任感じる必要ないからね?

もともとはぼくとホジュンヒョンの問題なのにこんなことになって…グクデにも悪くてさ…

でも、お店はどうにか再開させるから心配するなよ?」








「ユノ…

こうやって今までもホジュンさんのことちゃんとユノに相談すればこんなことにならなかったのかな…」






チャンミンはぼくのことを思って相談できなかったってわかってる。



だからそのことで後悔して悩まないで欲しい…









「チャンミンはその時はぼくにとってそれがベストだと思ったんだろ?

だから間違ってたなんて思わなくていいよ。

今、こうして一緒にいられるんだし。」









「ありがとう…」









「いいんだよ。

でも、これからは全てぼくに任せて…

チャンミンはただこうやってぼくの隣にいてくれればそれでいいから…

だからもう何があっても絶対に離れないで?

それだけは約束して?」








「はい…約束します…絶対に離れません…」









肩を抱くように抱きしめ立ち上がり、部屋を後にした…










着替え終わったグクデとチャンミンをぼくの車に乗せて以前チャンミンと行ったうちの経営するフレンチレストランへ向かう…




エレベーターを降りて店の入り口までくるといつものように店長のキムさんが出迎えてくれた。








「キムさん、久しぶりです。」








「………………」









キムさんがグクデを見て言葉を無くしている…




これだけ似てると驚くのは無理もない。









「あ…似てるでしょ?

ぼくも初めて見た時はびっくりしたんだけどね。」








「あ……はい。失礼いたしました。

ユンホ君、チャンミン君、お久しぶりです。

この方がここで働きたいというヨ・グクデさんですか?」








グクデは一歩前に出て








「はじめまして。お世話になります、ヨ・グクデと申します。」







「このレストランの店長を務めさせて頂いているキムと申します。」








お互いを挨拶を交わしたところで…








「じゃあ、キムさんよろしく頼みます。

ぼく達は帰りますから。」








「お食事はなさらないのですか?」









「今日はグクデを紹介しに来ただけなので。

また改めてチャンミンと来ます。」









「そうですか。ではまたお待ちしています。

チャンミン君もまたいらして下さいね。」









キムさんに見送られてエレベーターを降りた




チャンミンと地下駐車場に戻って車に乗るとチャンミンが溜息をついた。









「チャンミン、疲れた?」









「いえ…ぼくもバイト探さないと…って思って…」








「またカフェでバイトすればいいよ。ドンへに頼んでみるから。」








「駄目ですよ。人足りてるって言ってましたよね?

この間、キュヒョンがやってる家庭教師のバイトで人が足りないからって誘われたんです。

だから…」








「駄目!絶対に駄目。」








「なっ…」








「部屋に2人きりとか、危ない!」








「危ないって…相手は中学生か高校生ですよ?

何を…んんっ…」








覆いかぶさるようにいきなり唇を奪う…




こんなことされたらきっとチャンミン逃げられないし…








「ほら…こんなふうにいきなりキスされちゃうかもしれないだろ?」









あぁ…真っ赤になって大きな目で周りをキョロキョロしちゃって!




可愛いなぁ…




あ〜〜駄目駄目!家庭教師は絶対に駄目だ!









「もう…そんなことされませんよっ!

ユノ、変なふうに考えすぎです!」









「とにかく駄…」









目線を前に戻すと遠目によく知っている姿が見えた…








「ユノ?」









「ホジュンヒョンだ!」









「えっ?」









向かいの車を挟んだ向こう側にヒョンがいた…



一緒にいる若い男は秘書?それとも…




そして真っ赤な派手なスポーツカーに2人で乗り込んだ。









「チャンミンはここから地下鉄で帰ってくれる?

ぼくは後を追うからっ!」









「ぼくも行きます!」








「ごめん…1人で行くよ。

ヒョンにはもうチャンミンを会わせたくない。」









「わかりました。ユノ、気をつけて…」








チャンミンはそう言うとそっとバレないように屈みながら車の外に出た。




ぼくは気付かれないようにヒョンの車の後を追った……















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君のいない夜 〜サクラミチ〜 42








C side









ユノに今までホジュンさんにされた全てのことを話した…



なんで早く言わなかったんだ…ってユノに言われたけど、あの頃はホジュンさんのあの行動もユノのためを思ってのことだと思っていたし、ユノが知ったらショックを受けると思っていたから…



でも、今は違う…



ホジュンさんがやろうとしていることはユノのためじゃない…自分の好きにしたいだけだ…




これでは誰も幸せにはならない…




ホジュンさんがユノのことが好きだと知って、あまりに強い想いに不安になったけど、もう怯えるのはやめた…




ユノを取られてしまうんじゃないかって不安は今はもう無い…




絶対にユノは渡さない…何があっても…




ぼくはユノを信じて立ち向かうことに決めたんだ…
















「チャンミン、やっぱりさ…今日はバイト休んだら?

昨日熱が下がったばっかりだし…」









講義が終わるとユノが待っていて、会った早々その話…



首の痕が見えるところには湿布を貼って隠し、今日は朝早くから学校に来ていた。



朝、家を出る時に学校終わったらバイトに行くと言ったのに、まだそんなこと言ってる…








「もう2日も休んじゃったし、グクデヒョンには迷惑ばかりかけてるから今日は行きたいんです…」









「でもチャンミン…」









「まだ腕が痛くて困ってるかもしれないですし。」








そう言って笑うとユノは「あ…」って小さく呟いて申し訳なさそうな顔で…









「わかったよ…」









口を尖らせて諦めたようにそう呟くと、ぼくの手を引いて階段の裏の死角に連れ込まれ、その勢いのままキスされて…




それも結構しっかりとした長いキスでいろんな意味でドキドキして…









「ん…ユ…見られ…ちゃ…」










キスの合間に何とか発した言葉に名残惜しそうに唇が離れて…









「帰りは迎えに行くから…

絶対に電話して?」










「はい…」









キスの余韻でポーっとしているぼくの肩を組んで一緒に門まで歩いてそこで別れた…
















店に着くとグクデヒョン以外誰もいなくて…









「ヒョン…今日はお店…休みなんですか?」









ソファーに座って何やら難しい顔をしているヒョン…



そしてキッチンには作りかけの料理が…




おかしい…すぐにそう気がついた…










「あいつにやられた……」










「えっ?」











「無期限営業停止処分くらった……」









ぼくはグクデヒョンの目の前のソファーに座った。



眉間にシワを寄せてかなり怒っているのがわかる…










「なんで…そんなことになったんですか?」









「この店の食材は廃棄寸前の物を使っているだとか、賞味期限が切れてる物を使っているとか保健所に嘘の告発があったらしい…

その上、昨日食中毒を起こした人がいるって…

まあ、それも嘘だろう…

立入検査も何もないのにいきなり無期限営業停止処分とか、ありえないから…

あいつの仕業だよ…」









「あいつってまさか…」










「チャンミンを襲った男だ…

さっき電話があったんだ…

どう調べたのかこの店を俺がやっていることを知って嫌がらせしてきやがった…」










「なんで…グクデヒョンに?

ホジュンさんはなんて?」









「ソウルやソウル周辺では店はやらせないと…何度でも邪魔してやるだってさ。

店をやりたければ地方でやれって。

とにかく遠くへ行けってさ。」








「どうして?…なんで遠くに?」









「さあ?邪魔された腹いせか、殴られた恨みかな?」








一から自分で開いたお店をこんな嘘のせいで営業できなくなってしまうなんて…酷すぎる…



ぼくを助けてくれた人がこんな目にあうなんて…









「ごめんなさい…ぼくのせいで…」









「そんな顔するな。お前のせいじゃないだろ?

あいつの頭がおかしいんだよ。

とりあえずもう一度保健所や行政に電話してみるから。」








そう言ってヒョンは電話を手に取った。



ぼくは片付けをしようとキッチンの方へ来たけど…



ぼくのせいでグクデさんの大事な店が…




怖くなった…ぼくのせいで関係ない人の人生を狂わせてしまうなんて…




怖くて…どうしていいかわからず、思わずユノに電話をした…











『チャンミン?どうした?』










「ユノ…どうしよう…ぼくのせいで店が…」










『チャンミン、落ち着いて。

店がどうしたんだ?』









「ホジュンさんが…」










『チャンミン、今店だろ?

今すぐ行くから待ってろ!』










そう言うと電話が切れた…




そして、ユノは本当にすぐにやって来た。









「チャンミン!大丈夫か?」








「ユノッ!」





グクデさんがいるのに思わず抱きついてしまった。でもソファーで背を向けて必死に電話していたから見られてはいなかった




まだ電話中のグクデさんに代わってさっき言われた通りの話をした。









「なんだそれ…ホジュンヒョン…もうメチャクチャだな…」







ユノは呆れたようにそう言うと、ソファーの方からぶちキレたグクデヒョンの声がして2人で振り向いた。








「だからっ!そんなのおかしいだろ?

立入検査も行政指導もなくいきなり停止とかっ!

誰の指図だか分かってるんだぞ ?

っておいっ!切るなよっ、まてっ……


クソッ!」









「グクデ…」









ヒョンの背後に近寄っていたユノが声をかけてもヒョンは振り返らずにそのまま話出した。








「駄目だ、あいつら完全に買収されてる。

全く話にならない…」








「悪い…巻き込んで…」








「ったく…ユノまで謝んなよ…」








「グクデ…ホジュンヒョンに会って店はなんとかするから…

少し時間はかかると思うけど…」








「ああ、そうだな…なんとかするにしても時間かかりそうだよな…

参ったな…しばらく無職になっちまう…」







グクデヒョンはため息をついてソファーにうな垂れた…



ユノはヒョンの肩に手を乗せて…









「店が再開するまで…うちのレストランを手伝ってくれないか?」








「はっ?」








ヒョンもぼくもその発言に驚いて2人で顔を見合わせた…















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君のいない夜 〜サクラミチ〜 41








Y side











「あれ?チャンミンは?」









「ん…バイト…」









昨日の夜には熱が下がって今日からチャンミンは学校に行った。



講義が終わった後、一緒に帰ろうと待っていたのにバイトに行くと言って学校で別れた…



病み上がりだし、心配だから今日はバイトには行って欲しくないって言ったけど、これ以上グクデさんに迷惑かけられないと…




仕方なく1人で帰ってきてカフェに顔を出していた…








「なあ、昨日はチャンミンとまた一緒に暮らすことになったってあんなに張り切ってたのに、今日は何でこんなに凹んでるわけ?」







「あぁ…ちょっとな…」








って、本当はちょっとどころじゃない…



チャンミンから昨日聞かされたホジュンヒョンの話…


いろいろ衝撃だった…




初めてチャンミンとヒョンが会った日、ぼくがソファーで寝ている間に寝室でヒョンがチャンミンに言った言葉…



チャンミンの留学を大学側に頼んで離れさせようとしたこと…



大学でチャンミンを襲った男はヒョンだったこと…



一昨日、チャンミンを襲う前に話したお金のこと…



婚約式でヒョンの愛人と称する男から聞かされた話…



その前に男の愛人がいるってことにまず驚いたんだけど…




そして、どうしてそこまでしてテヨンと結婚させたいのか…その理由…



もう、頭が整理しきれない。



というか、本当にその人物はヒョンなの?ってくらい想像がつかないんだ…



ぼくの知っているヒョンって一体どこまでが本当のヒョンだったんだろう…









「ドンへ…あのさぁ…もしも…

ドンへがぼくのことが好きでさ、付き合いたいけど付き合えなくて、恋人に出来ないならドンへの妹と結婚させて兄弟にしてでも手に入れたいとか思う?」







「はぁ?なんだそれ?意味わかんないんだけど…その前に俺、妹いねーし。」







「だよな…」








そんな理由だけで妹と婚約させるかな?って…なんだか腑に落ちない…



義理の弟にならなくたって今のままで十分兄弟みたいにしていたじゃないか…



ヒョンの考えがわからない…











「何?ホジュンさんにとうとう告白でもされたか?」








「えっ?何でホジュンヒョンって分かったの?」







「わかるも何も…

妹と結婚させて云々言ってるからさ、今のお前の状況と重ねてみたらそうなるだろ?

なんだよ…本当に何かあったのか?」








ドンへは鋭い…いや、ぼくが鈍すぎるのか…









「ヒョンが…

ホジュンヒョンがぼくのことが昔から恋愛って意味で好きだったらしくて…

それでチャンミンとぼくを別れさせたくて今までチャンミンに酷いことをしてたんだよ…」







「あ〜〜」








「驚かないのか?」








「そう言われると思い当たる節があるというか…」







「何、ドンへ?何か知ってるの?」









「いや…そういう訳じゃないけど…

高校生の頃さ、俺の家がいろいろあった時、お前ん家にしばらく居候させて貰った時あっただろ?」








「ああ…」








ドンへの家は小さな焼肉屋を経営していた。



でも経営難に陥って高校生だったドンへを残して両親が田舎に帰ることになった。



高校は変わりたくないっていうドンへの強い希望だった。



でも、家も店も差し押さえられていて…



ドンへの大変な状況を知っていたから、ぼくの提案で卒業までぼくの家にいることになった。



もともとこの店でバイトをしていたドンへは高校卒業後、家の会社に就職してこの店の店長になったんだ。








「お前が部活で遅くなった日、俺1人でお前の部屋のベッドで漫画読みながらゴロゴロしていた時にホジュンさんが来て…

初めて会ったのにさ、いろいろ質問攻めにあったんだよね。

なんでここに住んでるのか、この部屋で何してるんだとか、ユノとはどういう関係なのかとかさ…」







そういえば、ドンへのことはヒョンに話してないのになんで一緒に住んでいるのか知っていたな…







「で、彼女はいるのか?とか、しまいには男に興味あるのか?とか言い出して、冗談だと思って笑い飛ばしたんだけど、今考えたらマジだったんだな…って…」







ホジュンヒョン…ドンへのことも疑ってたのか…







「あんまりしつこく聞くからさ、その時付き合ってた彼女の写真見せたらなんだか急に穏やかになったんだよ…

こんな調子でさ、今までもお前の彼女らに接触して裏で手を回してたんじゃないか?」







そう言われてみると…



高校の時に付き合った彼女も深い関係になるまえにいつも自然消滅してたっけ…



告白されてなんとなく付き合うってパターンばかりで自分から追いかけたりしなかったから連絡が来なくなっても向こうも大して好きじゃなかったのかな…と思っていつもそのままスルーしてしまっていた…




もしかしたらそれもヒョンが?




一度疑いだしたら全てを疑ってしまう…









「で、どうすんだよ?ホジュンさんのこと。」









「電話しても出ないんだ…

さっきテヨンに電話で聞いたら昨日から家に帰ってないらしくて…

会社にも行ってないから奥さんも心配しているみたいなんだ…」








このまま不安定な状況でいつまでもいるわけにはいかない…



チャンミンもきっとこんな状況じゃ不安なはずだ…



婚約のこともあるし…




とにかくまずはヒョンに会わないと…




どうにか探し出さなくては…









♬〜♪〜♬〜♪〜








携帯が鳴ってポケットから取り出すとチャンミンからだった…



バイト中のはずなのに…









「チャンミン?どうした?」










『ユノ…どうしよう…ぼくのせいで店が…』









今にも泣きそうな震えた声…









「チャンミン、落ち着いて。

店がどうしたんだ?」









「ホジュンさんが…」









ヒョン…




またチャンミンに何かしたのか?








「チャンミン、今店だろ?

今すぐ行くから待ってろ!」









ぼくは電話を切ると急いで車のキーを取りに部屋に戻り、すぐに店に向かった…















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君のいない夜 〜サクラミチ〜 40

※ R18な表現がありますので苦手な方はご遠慮下さい。







C side










「んんっ…チャンミン…キツイ……力抜いて?」







まだ狭いそこにユノがゆっくりと押し広げながら入ってくる…







「ユ…ノ…うぅ…あっ……」







覚悟していた痛みはそれほどでもなく、ユノのをしっかりと感じられることが嬉しかった…







「…っはぁ……ほら……全部入ったよ?」







ぼくの上半身を少し抱え上げ、その繋がった部分を見せられて…嬉しいけど凄く恥ずかしくて…







「…やぁっ…ユノ…キスして…」








そう言うとギュッと強く抱きしめられた…



動かなくても…ユノが入ってるだけで奥の方からじんわりとした快感が押し寄せる…




ユノと繋がっていると思うと気持ちが昂ぶって熱のこもったキスを繰り返した…



ユノもトロトロに蕩けるような甘いキスをくれる…







「チャンミン…好きだよ…」








「ぼくも…好き…」








キスの合間に何度も言いあった…




言いあうほどに気持ちが高揚して気持ちよくなっていく…







「…はぁっ…もう…チャンミンの言葉だけでイキそう…も…無理っ……」








「あぁっ…!」








いきなり腰を引いたかと思えば思いっきり奥に突き上げられた…








「チャンミン…好きだっ……好きだよっ……」







そんなこと言われながら激しく突かれたら堪らない…







「ユ…ノォ……だい…すきっ……」








「…あぁっ…イクッ…あっ…くぅっ…」








ほんの数回打ち付けただけですぐに果ててぐったりとぼくの上に覆いかぶさった…



ユノはちょっと申し訳なさそうな顔をして…








「ごめん…あんな可愛い言い方されて…

我慢できなかった…」








あ…さっきのぼくと一緒…



嬉しい…







「ふふっ…」







「何だよ…」







ちょっと口を尖らせて眉間にしわを寄せてるけど…


違うよ…そうじゃないよ…ユノのこと笑ったんじゃなくて…









「一緒だなって…

ユノも心でも感じてくれてるんだって…嬉しくて…」







心と身体が両方感じてるからこんなに身体が反応してしまうだよ…


気持ちいいだけじゃなくて…心が満たされていくこの感じ…



ユノも同じだよね?









「だからユノ…ぼく今…凄く幸せです…」









「ん…ぼくもすっごく幸せ……

愛してるよ…チャンミン…」












まだ夕暮れ時…



その後はぼくの体調を考えて続きはまた今度にしようってユノが言って、抱き合ってキスしてまったりとした時間を過ごした…



まるで本当に初めてみたいに不器用に愛し合ったけど…


もう大丈夫って思えた…



身体だけじゃなくて…心まで抱かれて一つになれた…


ユノの想いが伝わってきて…ぼくの想いもユノに伝えて…


幸せだって感じることができたから…



ユノを信じていれば大丈夫って…



余計な心配なんてしないで、ユノについて行けばいいんだってそう思えたから…









「ユノ…ホジュンさんのことなんだけど…

聞いてくれますか?」








ぼくは今までのホジュンさんとのことを全部ユノに話しだした……

















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君のいない夜 〜サクラミチ〜 39

※ R18な表現があります。苦手な方はご遠慮下さい。







Y side










「ん…はぁ……ぁ…ふぁ……はぁ……」








まだ息が上がっているチャンミンにキスをすると少し苦しげに漏らす息すら可愛くて…









「ユノ…はぁ…苦しっ…はぁ……」









唇を離すと息を整えている…




シミがじわじわと広がっていくチャンミンのパンツに手をかけて脱がそうとすると、手を掴まれて止められた…








「自分で…します…から…」








恥ずかしいのかさっきから真っ赤になったままでぼくの顔を見ようとしない…








「チャンミン…こっち見て?」








ゆっくりと視線をぼくのほうに向けると目を潤ませていて…









「ユノ…恥ずかしくて…あんなっ…」









「こんなにぼくで感じてくれて…

すごく嬉しいよ…」








そう言って頭を撫でてチュッと音を立てて額にキスを落とす…



もともと敏感なチャンミンだけど、あれだけの刺激でイッてしまうなんて…




それだけぼくのことが好きなんだって思っていい?



顔がにやけてしまう…




あまりに可愛くて、愛おしくて堪らない…




早く…早くチャンミンに包み込まれたい…




サイドテーブルの引き出しに手を伸ばし、ローションとゴムを取り出すと









「あっ…やっ……ユノ!」








まだグッタリと横になっているチャンミンのパンツを素早く脱がせた…








「もうっ…自分でって…言ったのに…」








そういって頬っぺたを膨らませてるけど、なんでそんな可愛いを連発できるんだ?それも無意識だから恐ろしい…



こんなだから我慢できなくなるのに…









「ごめん…待てなくて…

でも、可愛すぎるチャンミンが悪い。」








「なっ…なんでっ…あっ!」








チャンミンの右足首を掴むとぼくの肩にかけて脚を開かせる…



ローションを手に取ると、ぼくを受け入れるその場所に塗り込んだ…









「ひゃっ!」









「あ…ごめん冷たかった?」










「だ…大丈夫…です……」









余裕を無くして気持ちばかり焦ってしまって駄目だな…ちゃんと優しくしてあげたいのに…




しばらく表面をマッサージして柔らかくする…




敏感なチャンミンは痛みにも敏感なはずだから…




痛くならないようにゆっくり解さないと…










「ユノ…キスして……」









後ろにばかり集中し過ぎてるから寂しくなったのか頭だけ起こして両手を伸ばしてきたチャンミンの要求に応える…








「チャンミン…いっぱい気持ちよくしてあげるから…」








優しく啄むようなキスをしながらもマッサージは止めない…









「んんっ…」









ゆっくりと挿し入れた一本の指…初めての時のようにキツくて…









「痛い?」









そう聞くと首を横に振って答える…








ぼくだけが許される場所だと思うだけで堪らなく興奮する…



中指を奥まで入ると…









「あぁっ…」









感覚は昔のままなのか、すでに感じているみたいで時より気持ち良さそうな声を出す…



その声を聞くだけでもうぼくの昂りは止まらなくてもうはちきれそうになっている…








「やっ……あっ…ダメ…やぁっ……」









「ここ…好きだったよね?」









2本の指でいいところを擦るとチャンミンの腰が動き出す…



その動きがあまりにいやらしくてもう我慢の限界…でもまだ駄目だ…








「んんっ…ダメッあぁっ……」








2本の指で擦りながら胸の突起に吸い付くと一層大きな声で喘ぎながら荒く短い呼吸になっていく…




もうこのままもう一度イカせてしまおう…そう思った時…








「んんっ…あっ…チャ…やめっ…」








チャンミンが上半身を起こして手を伸ばし、ぼくのパンツから限界ギリギリでこらえてるそれを取り出した…








「ぼくばっかり…や…です…」








息を切らせながらそう言ってキュッと握りしめる…








「ちょっ…手離してっ…あぁっ…」








握られているだけで質量が増していくほど気持ちがよくて…もう本当に限界に近いことを思い知る…







「ユノ…もう…これ…ぼくにっ…」









チャンミンが切羽詰まったように訴えてきた…








「もう…して欲しいの?」








コクコクと頷きながらも意識はもう別のところにあるようでトロンとした瞳が恐ろしく色っぽい…




この顔見て落ちない奴がいるのか?って思うほど…








「ずっと…ユノのが恋しくて…早く…欲しいっ…」







恥ずかしがり屋なくせに凄い爆弾投げつけて…



ボンッて爆発音がしたかのようにその言葉の破壊力たるや半端なく、ぼくの理性を粉々に吹き飛ばした…




パンツを脱ぎ捨て、ゴムを急いで付けるとローションでヌルヌルになったその表面でぼくの昂りを滑らせた…








「チャンミン…いい?抱くよ?」








そう言うと、返事も待たずにゆっくりとチャンミンに包まれていった……














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プロフィール

こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

Monako

Author:Monako
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