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君のいない夜 〜サクラミチ〜 36









Y side










チャンミンを家に連れて来ると、すぐにベッドに寝かせた。



風邪が治ってなくて熱もまだある。




その上、心労もきっと酷いはず…










「ユノの匂いがするからユノのベッドは安心します…」









そんな可愛いことを言ってぼくの手を握りながらチャンミンはすぐに眠りについた…



まだ朝の9時…寝てる間にチャンミンの家に荷物を取りに行くことにした。




チャンミンには行かせたくない…思い出させたくないから…




まだ住みはじめて一ヶ月くらいしか経ってないからか物はあまり多くはなかった。




服や学校の物、貴重品を車に詰め込めるだけ詰め込んできた。



あとはチャンミンに聞いてから業者に頼んで処分して貰おう。



大家さんには今月一杯で出て行く予定だと不動産屋に伝えてもらった。



これでよし。




気がつくとお昼を少し過ぎていた。










「チャンミン…そろそろ起きたかな…」










ドンへに頼んでおいた昼食をカフェで受け取ると急いで家に戻った。




玄関のドアを開けると…









「ユノ!」









玄関の廊下の壁に背中をつけて座り込んでいたチャンミンがぼくを見て飛びつくように抱きついてきた。









「チャンミン…どうしたの?」











「起きたらユノがいなくて…

どこ行ってたの?」









「いつからここに…

身体大丈夫?寒くなかった?

チャンミンのアパートに荷物取りに行ってきたんだ。勝手にごめん…」









「ううん…ユノ、ありがとう…」










抱きつかれているチャンミンの手に力が入っていた…



何も言わないで出掛けたのがまずかった…



不安にさせてしまったかな…










「チャンミン、お昼ご飯食べようか?

ドンへに頼んで消化の良さそうなのにしてもらったよ。」










「じゃあ、あっちで食べる…」









チャンミンはソファーを指さしてぼくを引っ張った。



昼食をテーブルに並べてソファーに腰掛けるとチャンミンがピッタリくっついてくる。




容器を開けてみるとトマトのリゾットだった。









「チャンミン…食べようか?」










「うん!」










ぼくの左横にチャンミンがいて、左利きだから、くっつき過ぎてなんだか食べづらい…




チャンミンを見るとやっぱり右利きだから食べづらそうで少し間を開けようと横にずれるとまた詰められてくっついて…








「チャンミン…そんなにくっついて食べにくくない?」








「ユノは…くっつくの…嫌?」









あぁ……



そのトレーナーのフード被ったままの上目遣いとか、甘えた声とか、熱のせいで緩んだ表情とか…



あんまりくっつかれると可愛すぎていろいろやばいな…








「そうじゃないけど…

でも…こぼしそう…」











「じゃあ、反対に座る。」









チャンミンはそう言って立ち上がるとぼくの右側に移動してまたピッタリとくっついて座った。




これなら食べにくくはないけど…




さっきよりも密着しているチャンミンが気になってある意味さっきより食べにくいかも…










「ユノ、サラダも食べないと…」








フォークで刺されたレタスを口の前に差し出され…



これって…あーん…ってしろってこと?




口を開けると当たり前に突っ込まれたレタス…




なんだか…さっきからやけに甘くないか?チャンミン……



嬉しそうに次々ぼくに食べさせる…









「ぼくはいいから、チャンミンこそちゃんと食べて?早く風邪なおさなきゃ。」









「はい…」








そう返事をしたかと思うと、今度は一気に食べ出した。良かった。食欲は出てきたみたいだ…




あっという間に食べ終わると…









「ユノ…食べたら眠くなってきました…」









「ん…じゃあベッドに…チャ…チャンミン?」









ぼくの腰に抱きついて腿の上に頭をのせて横になってる…








「ユノが食べ終わるまでこうしてていい?」









「あ…う…うん……」









腹側に顔を向けてそんなに抱きつかれたら…




意識するといろいろマズイし、いろいろバレそうだから食べることに集中した…




なんだろう…チャンミンってこんなにあからさまに甘えるタイプじゃないのに…




こんなに甘えられたら可愛くてどうにかしたくなる…



この状況に耐えられなくてぼくも急いで食べ切った。



チャンミンは目を瞑って本気で寝ているみたいだ…








「チャンミン、起きて、ベッド行こう?」









「ん…ユノ、食べ終わった?」









「終わったよ。ほら、行こう?」









眠そうにだらんとソファーにもたれた身体を抱き上げてベッドに連れて行った。




ベッドにそっと下ろすと、チャンミンに腕を掴まれて









「ユノも一緒に寝よう?」










はぁ…もうっ!昼間っから…そんな誘惑やめてくれ…絶対に我慢する自信ない…無理無理無理っ!




風邪引いてる上にショックを受けてるチャンミンをそんな目でしか見れない自分が情けないけど…




だって可愛すぎるんだよ…どこもかしこも…




それに、2年半の我慢の限界はもうすでに超えていて…少しのことでもいちいち反応してしまう…




もう…かなり最低だ…










「ぼくは車に詰め込んできた荷物をチャンミンの部屋に運んだりするからさ、ゆっくり寝てな?」










「うん…分かった…」









少し寂しそうに返事をしたのは気になったけど、これ以上変な気にならないうちに部屋を出て車に荷物を取りに家を出た…











C side










一緒にいて欲しかったのに、ユノは部屋を出て行ってしまった…




ぼく為にいろいろしてくれて、ありがたいし、嬉しいんだけど、いなくなると不安で仕方なかった…




近寄れば近寄るほどよそよそしく感じるのは気のせいだろうか?



この部屋に来てからキスもしてこない…




思い切って甘えたり、くっついたりしてみたのにやっぱり駄目だった…




やっぱりユノは気にしてるんだろうか…




あの話もして来ない…




どこまで…何をされたかも聞いてこないし…聞きたくないのかもしれないけど…誤解がまだあるならちゃんと解きたい…




もしかして…ホジュンさんのことを知られてしまったとか…




ユノが何を考えてるのかわからなくて、どうしていいのかわからない…



触れていないと…近くにいないと悪い方にばかり考えてしまって胸が苦しい…



全然眠れなくてユノが隣のぼくの部屋に荷物を運んでいる音を聞いていた。



運び終わったのか、今度はクローゼットに服を入れてる?棚に本を並べてる?なんて、音だけでユノが何をしているのか連想していた…




しばらくすると音がしなくなった…




もう終わったんだろうか?




終わったならこっちの部屋に来てくれるかな?と期待して待っていたけど、いつまで待っても来てくれない…



もしかして…また出かけた?




一気に不安になって隣の部屋に行ってみると、ぼくの荷物は中途半端に床に放置したままベッドで寝ているユノがいてホッとした。




でも、なんだか寂しかった…寝るならぼくの所に来て一緒に寝ればいいのに…と…



ぼくはユノにそっと布団を掛けると、自分もその隣に横になってユノを後ろから抱きしめて目を閉じた…

















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テーマ:二次創作(BL)
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プロフィール

こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

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