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reboot 12

2018.10.27 00:21|Reboot
reboot 12










「ユ… さ…ん… ごめ… なさ…」








消えるような震える小さい声が聞こえてハッと我にかえった


チャンミンは身体を小さく震わせながらも俺の手を両手で握ってきた…







「ユ…さん…

きらいに… ならな… で…」







涙をボロボロと零しながら俺に許しを請う姿を見て思わず抱きしめた…







「ごめん… 怖かったよな?

大声出してごめんな… チャンミンは悪くない…

悪いのは俺なのに… 昨日ドンソクと帰らせなければ良かったんだ…

俺が悪かったよ…」







チャンミンも俺にぎゅっとしがみついてきた


その力強さに安堵した…


やっぱり俺はチャンミンに必要とされていると…







「ユノさんは… 悪くないよ…

それに僕ね… ちゃんと嫌って言ったよ…

もうやりたくないって…

それで逃げようとしたらね… 殴られたんだ…」








「ドンソクにか?」







「違うよ… お客さんに…」







やはりドンソクは帰って早々にまたチャンミンに売りをやらせようとしていた…


こんなにヒョン、ヒョンと慕っているチャンミンによくそんな酷いことを…


許せない…






「怖かっただろ?

でもちゃんと断って偉かったな。」







「だって… ユノさんがしたら駄目だって言ったから…

僕、ユノさんが好きだから…

だからもうあんなことしたくない…

やっぱり僕… ユノさんとここにいたいよ…」







その言葉を聞いて俺の迷いは無くなった


チャンミンをドンソクの元には絶対に返さない…







「チャンミン… 俺の恋人になってくれる?

これからもここで一緒に暮らしてくれないか?」







その言葉に驚いたのか少し離れて俺の顔をジッと見つめた






「僕… ユノさんの恋人になれるの?

ほんとに?」






「ああ… 本当だよ」







「だって… 僕… こんなだから駄目なんだって…

だからヒョンが帰って来たらあの家帰らなきゃいけないんだって思ってたから…」






「それで昨日ドンソクとすぐに帰ったのか?」






「うん… それにヒョンとユノさん喧嘩しそうだったし、これ以上ユノさんにもヒョンにも迷惑かけたくなかったから…」







「そうだったのか…」







「ほんとに… ほんとに恋人になってもいいの?

ここにいてもいい?」






信じられないと言うような顔をしているチャンミンが愛おしくてゆっくりと顔を近づけて唇に軽くキスをした






「ほら、これが恋人の証だよ」







チャンミンはあまりに急なキスにキョトンとした顔をしていた






「どうした? 嫌だった?」







「僕… 初めてで…

嬉しい…」







頰や耳がみるみる赤くなっていく…


売りをやらされていたのに心はこんなに純粋なままだ…







「好きだよ… チャンミン…」







そう言うと嬉しそうに微笑むチャンミンを再び抱きしめた…


好きになった人は今までに何人かいたけどこんなにも愛しくて離れたくないと思ったことはない…


何が何でもチャンミンを幸せにしてやりたい…


それにはドンソク… あいつをどうにかしなくては…


このまま黙ってはいないはずだ…


明日にでも話をつけに行こう…




そう思っていたのにドンソクは再び姿を消した…













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reboot 11

2018.10.25 02:31|Reboot
Reboot 11








目が覚めるといつも隣に寝ていたチャンミンの姿はない…


あの平穏で幸せな日々が突然終わってしまうなんて…


だけど家の所々に置き去りになったチャンミンの私物を見るとまだ実感がわかない…


今頃チャンミンはドンソクと何をしているだろうか…


まさか今日からまた売りをやらされるんじゃないのか?


そう思うとやはりあのままチャンミンを帰らせなければ良かったと酷く後悔した


俺はいつも通りに仕事に出かけたが、作業をしていても上の空で今日は何度もミスをしてしまった…


頭の中はチャンミンでいっぱいだ


あの時、俺よりドンソクを選んだことがショックで冷静になれず引いてしまったけど、やはりこのままチャンミンをドンソクの側に置いておくなんて耐えられない…


今日中に無理矢理にでも連れ戻したい…


だけどチャンミン自身が俺のところに来ることを拒絶したらどうしようもない…


警察に話したところでチャンミンはドンソクを庇って本当のことは言わないだろう…


でもこのままほっておくわけにはいかない…


とにかく仕事が終わったらチャンミンのアパートに行ってみよう…


焦る気持ちを抑えて目の前の仕事を黙々とこなした…










こんな日に限って仕事がいつもより長引き、ようやく終わって携帯電話を見るとヒチョルからの着歴が数回あるのに気がついた…


チャンミンのアパートに向かいながらヒチョルに電話をした







「ヒチョル、何度も電話くれただろ?
どうかしたのか?」







「ユノ、今からすぐ店に来い!」







「どうしたんだよ、俺これから…」







「チャンミンが怪我してるんだよ。」







「チャンミンが?!

怪我ってどういうことだよ!」







「落ち着けよ!!そんな大したことないから。

とにかく今店にいるからすぐに来い! わかったな?」








「おい、ヒチョル!!」








電話を切られ、掛け直すよりもとにかく早く店に行かなければと全速力で店まで走った


店のドアを開けると店内の奥の方でヒチョルが厳しい顔でこっちへ来いと手招きしてバックヤードに消えた


俺は後を追ってハアハアと息を切らせながらバックヤードに入り、休憩室に入るとソファーに座ってるチャンミンの後ろ姿が見えた…







「チャンミン!」








ビクッと身体を震わせ俺の方にゆっくり振り向くと頰を氷で冷やしているのが見え、急いで側に駆け寄った


目の前に膝をついてかがみ、そっとチャンミンの腕を掴みゆっくりと氷を退かして驚いた。

頰が赤く腫れ上がっている


泣いたのか目は真っ赤で潤んでいた…







「誰にやられたんだ? ドンソクか?」







チャンミンは頭を横に振り否定した







「じゃあ誰なんだ?」







「……………」








「チャンミン、黙ってちゃわからないだろ?

誰がこんなこと…」








「……………」








チャンミンは固く口を閉じて話そうとはしなかった


その様子を見ていたヒチョルは俺の腕を引っ張り休憩室から一旦出てドアを閉めた







「俺も何度も聞いたんだけどあの調子でさ…」







ヒチョルの説明では、チャンミンが仕事の時間になっても店に来ないし連絡もないからおかしいと思い電話したが繋がらず、何度もかけてやっと繋がったと思ったらなにやら様子がおかしいと気づいたらしい


それでとにかく店に来いと呼んだところ、頰を真っ赤に腫らせてやってきたらしい


いくら尋ねても腫れている理由は言わず、仕事に来なかったことを謝るばかりだったそうだ







「おいユノ、さっき言ってたドンソクってチャンミンが一緒に住んでいたって言う兄貴のことだろ?

そいつと何かあったのか?」








「ああ、昨日ドンソクがうちに迎えに来たんだ。

それでチャンミンはドンソクと帰ったんだよ…」







「ドンソクって、チャンミンに売りさせてた奴だろ?

お前、何で黙ってそいつのところに帰したんだ?」







「チャンミンが… 帰りたいって言ったんだよ。

俺と一緒にいるより、やっぱりドンソクと一緒にいたいのかと思ったらさ… 無理に引き止められなくて…」







「はぁ? なんだよそれ!

いつものお前だったらそんな危ない奴のところになんて帰さないで無理矢理にでも引き止めたはずだろ?

お前… チャンミンが好きすぎておかしくなったんじゃないか?

それとも自分じゃなくてドンソクを選んだチャンミンに腹立ってこうなることをわかっていてわざと帰したのか? 」






ヒチョルに責められて気がついた…


例えばこれが単なる学校の生徒で恋愛感情がない相手ならばもう少し冷静に対応できたはずだ…


俺はチャンミンのことが好きなあまりにドンソクに嫉妬したんだ… そして心の奥底でドンソクの元に帰ったチャンミンがまた困って俺を必要として頼って欲しかったのかもしれない… ドンソクじゃなくて俺だけを頼って欲しくて…


だけどこんな怪我をさせたかった訳じゃない…


本気でチャンミンに傷ついて欲しいとなんて思った訳じゃないんだ…







「ああ… 嫉妬したんだよ… でもすぐに後悔したんだ… だからこんな事になる前に迎えに行くつもりで… なのに…」







「とにかく!お前の家に連れて帰ってちゃんと話しを聞いてやれよ。

いいか、絶対にそのドンソクってやつのところに帰すなよ?
お前が守れないなら俺がチャンミンを預かるぞ!
うちの大事な従業員なんだからな!」






「わかったよ…

ヒチョル… いろいろすまない…」














俺はチャンミンを家に連れて帰った


帰り道、手を率き前を歩く俺の後ろをとぼとぼと歩き、一言も話さない…


家に入ると部屋の隅に正座してずっと俯いたままだ…






「何か飲むか? ココアは?」







そう言うと小さく頷くのが見えた


ミルクを温めてチャンミンの好きなココアを作る…







「ほら、ココア… ぬるめにしておいたから…」







そう言って差し出すと、コップを受け取ろうと腕を伸ばした時、トレーナーの袖が上がり左手首に真っ赤な痣があるのが見えた…







「この痣…」







そう言うとチャンミンは急いで右手で腕を掴んで隠した…






「誰に何をされたんだ?!」







「ごっ… ごめんなさい…」







ココアをテーブルに置くとチャンミンの左腕を掴んで袖をめくり上げた


やはり誰かに強く掴まれた痕だ…







「もしかしてまたドンソクに売りをやらされたのか?!」






思わず声を荒げた…


連れて帰った次の日にもうそんなことさせるなんてっ…

俺はそのままチャンミンを押し倒してトレーナーをめくり上げた


お腹や胸に薄っすらと赤い痕がある…


やはり誰かがチャンミンに触れたんだ








「もう売りはやったら駄目だって言っただろ?!

チャンミンはこんなことをされてまで俺よりドンソクといたいのか?!」








俺はチャンミンへの想いと嫉妬と怒りで頭がグチャグチャになり、大声に怖がり震えるチャンミンに気がつかなかった…













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プロフィール

こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

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