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Reboot 16

2019.04.29 11:09|Reboot
Reboot 16











「チャンミン!! 」






声をかけて身体を揺さぶっても目を冷ます気配がない…

冷え切った身体に急いでバスタオルを何枚もかけて包み込んだ


顔をよく見ると唇は真っ青になっている


これはただ事じゃないと救急車を呼んだ…


近くの総合病院に運ばれてすぐに診てもらえたものの意識が戻らない…


あらゆる検査をした後にチャンミンは用意された個室へと移された


俺はチャンミンの側に座り、乱れた髪を直しながら頰をそっと撫でた…


もしこのまま目を覚まさなかったら… そう思ったら急に恐ろしくなった…


チャンミンの手を両手で包み込むように握ると暖かかい…


その温もりだけが今の不安な俺の気持ちを少しだけ落ちつかせていた…


しばらくすると病室に50は過ぎていそうな無愛想な男の医者が入ってきた


無言でチャンミンの様子を確認している


俺は居ても立っても居られず問いかけた…






「先生、チャンミンは大丈夫なんですか?」






「明日の朝には目を覚ますと思いますよ。」






「良かった…

でもどうしてチャンミン気を失ってるんですか?

検査結果はどうだったんですか?」






そう聞くと先生はカルテにちらって目をやって…






「あなたは… 付き添いのチョン・ユンホさんですか?」






「はい、そうです。」






病院に着いた時に看護師にチャンミンの情報、倒れた時の状況、そして俺たちの関係を聞かれた


とりあえず保護者が仕事が忙しいからしばらく面倒をみていると簡単に答えていた…






「チャンミンさんの保護者の方はまだ来てないんですか?」





「チャンミンの兄が唯一の保護者なんですが、今どこにいるかわからないんです…」






そう答えると俺を怪しむような目で見て…






「家族や親戚以外の方には病状はお話できません…」






そう言われて思わず






「僕はチャンミンの恋人です!それでも話せませんか?」






「恋人… ですか…」







医者はますます俺を怪しい目で見てきた…


チャンミンはまだ18歳だ… 保険証も持っていないしそうなるのも無理はない…


医者も困った顔をして…






「とにかく、明日までにお兄さんと連絡を取ってください。」






それだけ言ってさっさと病室を出て行ってしまった…


悔しい…


今一番チャンミンの力になってあげたいのに病名すら教えてもらえない…


明日に目を覚すなら大した病気ではないのかもしれない


でも前からチャンミンの様子がたまにおかしいと思う時があっただけに単純には考えられなかった






「チャンミン、また明日来るからな?」






そう言って頭を撫でると俺は病院を後にしてヒチョルの店へと向かった…










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Reboot 15

2019.04.25 10:06|Reboot
Reboot 15









「いい加減にしろっ!」







俺の腹の上に馬乗りになりキスをしようと覆いかぶさってきたテファンを容赦なく突き飛ばした






「痛っ…」







テファンは床に倒れ、肘を打ったのか反対側の手で抑えて痛がっていたが気遣う気にもなれなかった







「テファン、俺はお前のそういう人の気持ちをまったく考えない自分勝手なところが嫌なんだよ!」







テファンは俺を睨みつけると立ち上がってはだけたシャツのボタンを直しながら…







「僕の誘いを断るなんてあり得ない…

あの子、そんなにいいわけ?

まぁ… そりゃそうだよね、いままでいろんな男喜ばせて稼いでたんだし…

ユノもハマるのは無理ないよ。

それで好きって勘違いしちゃったんだよね?

そうでしょ?」







「勘違いなわけない!チャンミンとは…」







俺が一番触れたくないチャンミンの過去…


ドンソクに嫌々やらされていたのはわかっていても今まで何人もの男がチャンミンに触れたことを思うと苦しくなる…


俺はチャンミンの恋人になって1ヶ月… いまだ軽いキスしかしていない…







「あれ… もしかしてまだ手出してないとか?」







「…………」







「あ〜〜そうなんだ… 潔癖なユノらしいね。

いろんな男の相手してきた子なんて汚らわしいと思ってるんでしょ?」







「違う… そうじゃない…」







「だったら、ちょっと頭の幼いあの子に手を出すのは罪悪感があるとか?

見た目は大人びてても中身はまだ小学生みたいだもんね〜

ユノ、高校生の生徒だって絶対手を出さなかったしね。」







「もういい、話は終わりだ。

帰ってくれ!」







「はいはい、分かりました。

また近いうちに来るけどね!」







チャンミンとまだ何もしていないのがわかった途端、テファンはいつもの余裕な横柄な態度で帰って行った…


ドンソクのことが聞きたかったにせよ、家に上げたのは軽率だったと反省した


しかし…


ドンソクは一体どういうつもりだろう…


自らも身体を売るようなことまでして何がしたいのか…


IT企業の社長で金で相手を取っ替え引っ替えしているゲイ… その上逃げ出す程の性癖を持ってるならその界隈では有名だろう…


顔の広いヒチョルに頼めば居所が掴めるかもしれない…





俺はチャンミンを迎えに店に行った時、チャンミンに知られないようにヒチョルにこっそり相談した…


そして何もなかったようにチャンミンと夕飯の買い物をして家に帰った






「チャンミン、今日は初めての接客で疲れただろ?

先にお風呂入っておいで。」







「うん!」







その間にチャンミンの好きなオムライスを作った


出来上がってもチャンミンはなかなか出て来ない…


始めは疲れたからゆっくり浸かってるんだろうと思っていたけど、段々と不安になっていった…


俺は風呂場のドアの前まで言って声をかけた






「チャンミン?大丈夫か?」






チャンミンの返事はない…


急いでドアを開けるとチャンミンは洗い場に倒れていた…









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Reboot 14

2019.04.23 00:14|Reboot
Reboot 14









「お茶くらいだしてよ」







テファンは家に入るとそう言ってローテーブルの前に座り辺りをキョロキョロ見回している


俺は渋々冷蔵庫から冷たい麦茶を注ぎテーブルに置いた






「あったかいのが飲みたかったんだけど… まあいいか…」






少し不服そうに麦茶を口にするとまた興味深そうに部屋の中を見回していた







「そんなに珍しいか?

お前みたいな金に困ったことのない大企業の社長の息子はこんなに古くて狭いアパートなんて今まで入ったことないんだろ?」






嫌味っぽくそう言うとすぐにいつもの小生意気な返事が返ってくるかと思いきや、黙って俺の顔をジッと見つめて…







「ユノ、ごめんね…

僕が学校にユノのことゲイだってバラしたり、再就職も邪魔したりしたからこんなところに引っ越したんだよね?

悪かったって反省したんだ…」







今まで一度だって謝ったことのないわがままなテファンが謝って来たのに驚いた…







「もう就職の邪魔はしない…

僕の会社に入ってなんて無理言わないよ。

だから前みたいに会って欲しいんだ…」







「それはできない…」







「僕はこのまま別れたくない… 少しでもいいから会いたいよ…」







「何でそんなに俺に執着するんだ?

お前ならすぐに恋人が見つかるだろ?」







「僕のこと本当に好きになってくれる人なんていないよ!

ユノだけだったんだ! ちゃんと僕のこと見てくれたの…

みんな僕の容姿とお金しか見てない…」







悲しそうな顔をしてそんなことを言われても今更どうしてやることもできない…


付き合っていた頃、ちゃんとテファンのこと好きだったし大事にしていた…


テファンが浮気したり学校にゲイだとバラしたりなんてしなければ今も続いていただろうに…


何もかもが今更だ…







「別れたくないんだったら何で俺以外のやつと遊んだりしたんだ?」







「まだよく分かってなかったんだ…

ユノが僕のこと本当に好きなら何をしたって許してくれるって思ってた…

そんなに怒って別れるって言うなんて思わなかったんだ…だから…」







「もう遅いよ… 何度も言うけど、俺はもうテファンのことは何とも思ってない…

俺には今大事にしてる人がいるんだ。」








「それってあの子… チャンミンでしょ?

それなら僕も一緒にサポートしてあげるよ!」








「は?サポートって?」







「あの子のこと調べたんだ。

随分不幸な境遇みたいだね。

兄のドンソクに客取らされてたんでしょ?

かなり良い額稼いでいたみたいだけど…

ユノはそれを知ってチャンミンのこと可哀想だから保護してあげてるんだよね?

でも兄のドンソクは今もっと大変なところにいるみたいだけど…」







「大変なところ?

ドンソクはどこにいるんだ?」







「僕も驚いたんだけど…

僕の知ってるTI企業の社長さんのマンションにいるらしいんだ。」






「社長…って… 男か?」







「うん、僕たちと同類。

でもかなりの変態でヤバいやつで有名な人でね

だからまともに相手してくれる人いないからって今まで金で何人も囲ってたけど、みんな耐えきれずに逃げていったって聞いたよ。」








「やっぱり金か…」







「かなりお金の条件は良いみたいだから、あそこにいるってことはよっぽどお金に困ってるみたいだね。

だから僕が助けてあげればドンソクもチャンミンも安心してまた2人で一緒に暮らせるようになるんじゃないかって思うんだ。

そうすればユノももうチャンミンの世話を焼くこともないし心配する必要もなくなるでしょ?」








「テファン…

ドンソクが戻ってきてお金の心配がなくなっても俺はチャンミンを返す気は無いよ。

何でか意味はわかるよな?」








「どういうこと?

ユノはチャンミンを保護してあげてるだけでしょ?」







「始めはそうだった。

でも今は違う… チャンミンが好きなんだよ。

だからドンソクのことは俺がなんとかするからテファンは何もしなくてもいい。」







「好きって… ユノ、本気で言ってるの?

あの子は?ユノのこと好きなの?」







「そう言ってくれてるよ…」







「そんなの…嘘だ!認めない!」







テファンは勢いよく立ち上がって俺めがけて突進してきた


テファンの勢いに押されて気がつくと俺は床に仰向けに倒れ、テファンが俺の上に馬乗りになり、上着を脱ぎ始めた







「何やってるんだ!」






「ユノ、しようよ…

そうすればまた僕のこと好きだって思い出すはずだよ。」






そう言ってテファンは被さるように無理やりキスをしようとした…












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Reboot 13

2019.04.21 06:19|Reboot
Reboot 13









「ヒチョル… だから嫌だって言ったんだよ…」








「確かに… 想像以上だったな… 」







平日のお昼時…


仕事が休みだった俺はヒチョルの店で昼飯を食べに来ていた


いつも厨房内にいるチャンミンが今日からホールに出て接客をすると聞いて心配で見にきたんだ…


パリッとした清潔感のある真っ白なシャツに黒のスラックスパンツ


そしてロングのソムリエエプロンを身につけたチャンミンは想像以上にカッコ良く、ランチを食べに来ているOLさん達の熱い視線を一身に集めていた…


俺から見たら可愛いばっかりなチャンミンだけど整った顔立ちと高身長で細みの抜群のスタイル…


カッコ良くない筈がない…


この間も2人で服を買いに街に出かけたら俺がちょっと目を離した隙に芸能事務所の人に声かけられてたし…







「カッコイイし可愛いしでOLのお姉様方には堪らんだろうな

これからチャンミン目当ての客がわんさか増るんじゃないか?」






ヒチョルはわざとらしくニヤニヤしながらそう言って俺を煽る…







「ヒチョル… やっぱりまだしばらく厨房内でさ…」







「ダメ!

うちは皿洗いから始まって調理補助ができるようになったら次はホールに出てもらうって決まってるんだ

チャンミンだけ特別扱いはしないって言ったろ」







「そうだけどさ…」







わかってはいても心配で仕方ない…


注文を取る時に見せるあの笑顔すら独り占めしたい欲求にかられる…


俺ってこんなに独占欲が強かったのか?と驚くほどに…







「ところでさ…

あのドンソクとかいうチャンミンのクソ兄貴はまだ帰って来ないのかよ

あれから一ヶ月も経つんだろ?」







「ああ…

たまにアパートに見に行ってるんだけど帰って来ている形跡はないよ…

チャンミンにちゃんと金を置いていったけどそれほど多くなかったし、多分そろそろ帰ってくるんじゃないかとは思っているんだけどな…」







「どっかの金持ちのマダムにでも囲われてるのかもな…

それだとホストするよりいい金貰えるし

でも何でそんなに金、金、言ってんだろうな

ホストで金に汚い奴はたくさんいたけどそいつほどガツガツしてるのは珍しいぞ?

ギャンブル依存症か何かであぶないところから借金でもしてるんじゃねーか?

だったら厄介だぞ?」






確かに…


あのアパートを見る限りでは贅沢をしているようには思えない…


チャンミンを使ってまで金を稼ぎ、もしもギャンブルなんかで散財してるとしたら許せない…







「ユノさん、どうぞ。」







チャンミンが食後のコーヒーを置いた







「ありがとう」







「ねえユノさん、これ飲んだらすぐ帰っちゃうの?」







「ああ、部屋の掃除途中で出てきちゃったからな
帰って続きやらないと。」






「そっか…」






寂しげな表情で下を向いたチャンミンの頭をポンポンと優しく触れた






「今日は5時までだろ?迎えに来てやるから頑張れ。」






「うん!」







チャンミンは嬉しそうに返事をするとまたフロアに戻って行った







「お前ホント、チャンミンにはデレデレの甘々だな」






「そうかな?普通だよ…」







そうは答えたけど確かにチャンミンに対する俺の愛情はかなりのものだと自覚はある


あの純粋な瞳で見つめられるとチャンミンに起きる全てのことから守ってやりたいと思うほど愛おしい…


その気持ちは一緒にいればいるほど強くなってもう絶対に離れることなんて考えられなくなっている


だからこそ、チャンミンの兄のドンソクと早く決着をつけたいんだ…














食事を済ませた俺はヒチョルの店からアパートに向かって歩いていた…


近道で使うチャンミンと初めて出会った公園を通っていると会いたくない奴がベンチに座っているのが見えた…





「ユノ、偶然だね。」






「テファン…

偶然じゃないだろ… 何しに来た?」






テファンは寒そうにコートに両手を入れたまま立ち上がった


3月とはいえ今日は真冬のような寒さ…


俺が来るかどうかもわからないのにこんなところで待っているようなけなげな奴ではない


俺が今日休みでヒチョルの店にいて、そのあとここを通って帰るとわかっていたのだろう…






「ねえ、今からユノの家行ってもいい?

久々に話しでもしようよ。」






「良いわけ無いだろ、俺には話なんてないから。

じゃあな…」






そう言ってテファンの前を通り過ぎると…






「ねえ、あの子のお兄さん…

どこにいるか知りたくない?」






俺は立ち止まって振り向いた







「ドンソクのこと… 何か知ってるのか?」






「知ってるよ。教えてあげようか?」







「あいつ… どこで何してるんだ?」







「ユノ… ここじゃ寒い…

ちゃんと話すからさ、家に行ってもいい?」







「分かった… 来いよ。」







家には入れたくなかったが、ここでまた断ってドンソクの話が聞けなくなってはマズイと思った俺はテファンを家に連れて行った…












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プロフィール

こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

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