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君のいない夜 〜サクラミチ〜 46









C side










ユノがホジュンさんを車で追いかけて行った後、残されたぼくは地下鉄に乗ってユノのマンションへ帰った。



心配だったから一緒に行きたかったけど、ユノはもうぼくとホジュンさんを会わせたくないって言うし、ぼくもホジュンさんに会って平気でいられる自信がなかったから帰ってきちゃったけど…




でも…




やっぱり一緒に行けばよかった…




心配で携帯に電話をしてみたけど出ない…




ホジュンさんを捕まえて話をしているんだろうか…




なんだかずっと胸騒ぎがして落ちつかない…




準備した夕食もすっかり冷めてしまった…




心配で食欲もなくて1人で食べる気力もなくて…




ラップをして全て冷蔵庫にしまうと、家の電話が鳴った…









「はい…」









『こちら、ソウル警察署ですが、チョン・ユンホさんのお宅で間違いないでしょうか?』








警察署…




その言葉だけで緊張が走った…









「はい…そうですが…」









『チョン・ユンホさんが事件に巻き込まれまして、先ほどソウル病院に入院されました…

ご家族の方に連絡を…

もしもし?大丈夫ですか?』









「ユノは…ユノは無事なんですか?!」









声が震える…




もし…ユノに何かあったら…




怖くてその場に崩れ落ちた…









『詳しい病状はこちらではわかりません。

ご家族の方に病院に来て頂きたいのですが…』









「すぐに行きます!」








ぼくは震える足を叩いて立ち上がり、財布と携帯だけ持ってすぐに家を飛び出した。















「おいっ!チャンミン、どうした?!何かあったのか?」









「ドンへさん…どうしよう…っ…うぅ…」










ちょうど店を閉めていたドンへさんが泣きながらフラフラとカフェの前を歩くぼくの腕を掴んで引き止めた…








「ユノが…事件に巻き込まれて…入院したって警察署から電話があって…

…ユノに…もし何かあったら…ぼく…っ…うぅ…」









「チャンミン落ちつけ、今タクシー呼んでやるからな?

俺も一緒に行くから、ちょっとあっちに座ってろ!」









しばらくして来たタクシーに2人で乗り込んで病院へと向かう…




タクシーの中でユノがホジュンさんの車を追って行ったことをドンへさんに話した。









「ホジュンさんのことで何かあったらぼくのせいだ…

どうしよう…どうしよう…」









ドンへさんは震えるぼくの肩を抱いて









「大丈夫…大丈夫だ…あいつは大丈夫…」









ずっとそう言ってぼくを励ましてくれていた…




















Y side










けたたましく鳴るサイレンの音…




騒がしいな…




眠くて…まだ寝ていたいのに…




この音…なんだか不安になる…




チャンミン…




チャンミンを抱きしめたい…




どこにいる?




チャンミンを探そうと重い瞼を開く…




…なんだ?この揺れる狭い部屋……車?…










「気がつきましたか?

痛いところはありませんか?」








そう話しかけられてやっと今の状況を把握する。




ガバッと起き上がって酸素マスクを取った…









「ヒョ…ヒョンは?

あのっ…怪我した人は?」









「あなたより先に救急車に乗って病院に向かいました。

なので大丈夫ですから横になって下さい。」









「……っ!」








ぼくの手やシャツが真っ赤に染まっている…




ぼくにそんな血が出るような怪我はない…




これは全てヒョンの血…




なんでこんなことに…









病院に着いてすぐにヒョンのところに行こうとすると、まずは診察するからと言われて止められた。




あんなに出血しているヒョン…もしかしたらと最悪の状況を考えてしまう…









「ヒョンは…ソン・ホジュンは無事なんですか?」










「こちらではわかりません。

とにかく診察しますから横になって下さい。」










わからないって…




そんなふうに言われたら余計に居ても立っても居られなくて…








「やっぱりヒョンのところに行かせて下さい!」









興奮状態で診察室から無理やり出ていこうとすると、数人に取り押さえられて何かの注射を打たれ、ぼくはゆっくりと意識を手放した…



















ドンへ side











病室に着くとユノは静かに眠っていた…









「ユ…ノ……」









チャンミンがユノに近づくと、ベッドの横の台に真っ赤に染まったユノの服がビニール袋に入って置いてあるのを見つけてチャンミンが床にへたり込んだ…








「えっ…おい…チャンミン!」









俺は椅子を持って来てベッドサイドに置くとチャンミンの腕を掴んで引き上げ座らせた。




チャンミンはユノの手を握って泣いていて…








「ユノ…ユノ…目を開けてよっ…」








俺もチャンミンの隣に椅子を持っていって座ると、ノックとともに扉が開いた。









「こんばんは。

チョン・ユンホさんの担当医のアン・チルヒョンです。」










その声にチャンミンはバッと勢いよく振り返って










「先生っ!ユノは…ユノは大丈夫ですよね?

死んだりしませんよね?」








そんな必死なチャンミンに先生は柔らかく微笑んで









「はい。大丈夫ですよ。安心して下さい。

特に治療を必要とするような外傷は見られませんでした。

首を絞められた時にできたアザが首に少しあるくらいです。」








「えっ…首を絞められたって?!」









俺が驚いて叫ぶとチャンミンの顔色が更に真っ青に変わっていった…










「病院についてから少し興奮状態だったので安定剤の注射を打ったので今眠っていますが、そろそろ目が覚めると思います。

明日には退院できますから。」









「良かった…」








俺もチャンミンもホッと胸を撫で下ろしたのも束の間…









「あと、チョンさんが起きたら言っておいて下さい。

ソンさんは大丈夫ですと。」










「えっ?あ…ホジュンさんもこの病院に?」









そう言った後にチラッとチャンミンを見ると俯いて肩を震わせている…




俺は大丈夫だと言うようにチャンミンの肩を抱いて引き寄せた。









「ソンさんは刃物で刺されたんです。

急所は外れていたんですが出血が酷くてチョンさんが気にしていたので…

きっと目が覚めたら会いに行こうとするかもしれません。

ですが…」









先生は困った顔をしてしばらく間を置いて…










「実は…チョンさんの首を絞めたのがソンさんのようなんです。

首を絞めている時に後ろから刺されたようで…

それで、警察から事情聴取が済むまで会わせないようにと言われています。

ですから目が覚めても会わせないようにしていただけますか?」








「はい…わかりました…」









担当医が部屋から出て行くと、チャンミンが手を震わせながら恐る恐る布団をめくってユノの首元を確認する…




チャンミンの顔が辛そうに歪んだ。




布団をかけ直して手をギュッと握り絞めた…











「ユノが…可哀想だ…

なんで…こんなこと…されなきゃいけないの?」










泣きながら強く握った拳を震わせて怒りを顕にしている…




こんな怒ったチャンミン…初めて見た…





いつも大きくて可愛いばっかりの目が、こんなにも強く鋭い眼差しで頭の中にいるあいつを睨んでいる…




ゾッとするようなその怒りに満ちた顔…





自分がやられた時はいつも我慢するくせに…





そういう奴が人のために怒る時は怖いって言うけど…本当だな…





この、天使みたいなチャンミンをとうとう怒らせた。





何があったのかわからないけど…





いやいや、何があったって首締めるとか許されないからな。





だからチャンミン、許さなくていい…





それより問題はユノのほうだよ…





首絞められたのにまだあんな奴のこと気にかけてるなんてっ!




いい奴にも程があるだろうっ!




あいつのせいでどれだけチャンミンが傷ついたかユノが一番分かってるはずだろ?




どうせ刺されたのだって、恨まれるようなことでもしたんだろうし…










「あんな奴、刺されて当然だよ…

なんでユノは首絞められてんのにあいつの心配してんだかわかんねーよ…」















「ユノ……ユノ………」










ユノの手を握りながらまた泣き出したチャンミン…




でも…本当、お前は愛されてんな…




俺にはこんな風に泣いてくれる奴いねーよな…










「チャンミン、ユノは心配いらないよ。そんなに泣くなって…」








あんまりにもユノのために綺麗に泣くからちょっとユノが羨ましくなってチャンミンを横からそっと抱き寄せたら…









「ドンへ…チャンミンに…触るな…」










ユノを見ると薄っすら目を開けてこっちをジッと見つめていた…












※※※※※※※※※※※※※※※※※※


こんにちは。Monakoです。

久々の更新となりました。長くお休みしていてすみません。

毎日、今日は更新できるかな…と思いながらやっぱりできず…の繰り返し…

しばらくお休みしますっ!って言えば良かったのかな…と、思いながらも、今日は更新できるかも…と煮え切らず…

書けない理由はいろいろでしたが、このお話、もう終わりが見えてきているところなので早く書き進めたいところなんですが…

お休み長いとお話も忘れちゃいますよねσ(^_^;)

マイペース更新でいつもすみません…

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コメント

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お待ちしてました‼

続きが気になって気になって毎日覗いてました‼ご自分のペースでも良いので更新宜しくお願いします(゜∇^d)!!

Monakoさん、こんにちは(o^^o)
更新、嬉しいです、お話ばっちり覚えてますよ〜(=゚ω゚)ノ
終わりが近づいてるのはものすごーく
さみしいけど、チャンミンとユノが幸せいっぱいにはれてなれる日をドキドキしながら楽しみにしています( ´ ▽ ` )ノ♪
ドンへ、やっぱりユノに怒られちゃったね(=゚ω゚)ノチャンミン相変わらず可愛いなぁ

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更新ありがとうございます(*´∀人)

良い人すぎなのが、ユノさんの良いところですから、仕方ないですもんね(´▽`;)ゞ

大好きなお話なので、終わりが来るのが寂しいです(T-T)

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Re: コメントありがとうございます♡

は◯様

こんにちは!コメントありがとうございます*\(^o^)/*

読み返して頂いてるなんて、本当に嬉しいです\(//∇//)\

楽しみにしていると言われると頑張ろう!ってヤル気がでます!

ヤル気が出ると不思議と妄想が湧いてくるのでありがたいです!

ありがとうございます(o^^o)

Re: コメントありがとうございます♡

アユ◯ミン様

初めまして!コメントありがとうございます*\(^o^)/*

長くお休みしてしまってすみませんσ(^_^;)

でも、読み返して頂いてるなんて、本当に嬉しいです\(//∇//)\

妄想が思いつく時はガンガン書けるのですが、ダメな時は本当に書いては消しの繰り返しで…(T_T)

コメント頂いて元気がでました!ありがとうございます(o^^o)



Re: コメントありがとうございます♡

ま◯ゆ◯ママ様

初めまして!コメントありがとうございます*\(^o^)/*

気になる展開でお休みしてしまって、本当にすみませんでしたσ(^_^;)

毎日覗いて頂いてたんですね…(T_T)

でも、楽しみにして頂いて本当に嬉しいです!

頑張りますので、最後まで読んで頂けたら嬉しいです\(//∇//)\

Re: コメントありがとうございます♡

ぴ◯様

こんにちは!いつもコメントありがとうございます*\(^o^)/*

楽しみにして頂いて、嬉しいです(o^^o)

早く幸せイチャコラが書きたいので早く問題解決しちゃいたいです!

ドンへはなんだかんだ言いながらチャンミン気に入ってますよね♡

チャンミンはみんなに好かれる魔性の男の子です\(//∇//)\

ユノ、これからも頑張ってガードしないと!

Re: コメントありがとうございます♡

み◯み様

こんにちは!コメントありがとうございます*\(^o^)/*

毎日見に来て頂いてたんですね(T_T)

読み返して頂いて本当に嬉しいです\(//∇//)\

もうすぐ問題解決させてます〜〜!

もうチャンミンもユノもヘトヘトです(≧∇≦)

脇役のドンへ、彼にも幸せになって欲しいけど、

何気にチャンミンみたいな子がいいなぁ〜〜って思ってそうです\(//∇//)\

だからなかなか彼女できません(≧∇≦)

Re: コメントありがとうございます♡

悠◯様

いつもコメントありがとうございます♡

やっと山場です〜〜長かったですよね〜〜σ(^_^;)

問題解決まであと少しとなりました…

その後少しが長かったりして…うまくまとめられるかなぁ…σ(^_^;)

ユノは優し過ぎてドンへさんイラついちゃいました!

でも、昔あのジュース事件も許しちゃうようなユノですから鬼にはなれないんですよね…(´Д` )







Re: コメントありがとうございます♡

ラ◯ママ様

いつもコメントありがとうございます♡

長くお休みしてご心配おかけしましたσ(^_^;)

チャンミン、とうとう怒っちゃいました!

ユノのことになると許せないんですよね♡

でも、天使チャンミンはそんな怖いことしませんので安心して下さい(o^^o)

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プロフィール

こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

Monako

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