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君のいない夜 〜家庭教師編〜 27











C side












「へぇ〜〜先生ん家、思っていた以上に広いなぁ。」







「ヒチョル君、そこに荷物置いて座ってて。」







そう言ってぼくは冷蔵庫からオレンジジュースを取り出しグラスに注いだ…







夏休みになり、ユノの条件通りヒチョル君がぼく達のマンションで家庭教師の授業を受けてくれることになった。







『えっ?先生の家で?いいの?』







なんて喜んで、ヒチョル君が家庭教師の事務所に自ら提案したかのように電話して 許可まで取ってくれた。


わざわざ電車に乗ってこっちに来るなんてこと、絶対断られるとばっかり思っていたのに…






『俺、塾にも行ったことないし、いつも自分の部屋で勉強してたからなんか面白そう。』






そんなふうに言われると何だか申し訳なくなってくる…

だって、ぼくがユノの気持ちを優先しただけだから…








「ここ、先生の寝室?ベッド超デカイし!」








「わっ!勝手に開けないで!」







リビングにカバンを置いたと思ったらいつの間にか寝室の扉を開けて覗き込んでいた。


寝て起きたままのような乱れたベッド…


おかしいな?朝ちゃんとベッドメイクしたはずなのに…







「そうだよ。ここがぼくとチャンミンの寝室だよ。

ベッドデカイだろ?

ぼくもチャンミンもデカイから2人で寝るならこのくらいないとね。」








さっきまでトイレに行っていたユノがぼくの後ろからヌッと現れたと思えば何てこと言ってるの!?







「ユノ!\\\\\…」







「あ、ユノさんいたんだ。」







「いたんだじゃないだろ?

こんにちは。だろ?」







「こんにちは〜〜おじゃましてます〜〜」







ふざけたように挨拶するとすぐにリビングに戻っていった。







ユノが家庭教師の授業中、ずっとここにいるってことは伝えてない…


やっぱり他の人がいると気が散るかな…


なんだか騙したみたいな申し訳ない気分になった…








「じゃあ…そろそろ始めようか?」







ダイニングテーブルで隣同士に座って教科書を広げていると、ソファーに座ってこっちをチラチラみているユノのが気になったのか…







「ねえ、ユノさんずっとあそこにいるわけ?」








「えっ…どうかな…」









「いちゃ悪い?」








完全に聞き耳立ててるし…


ぼくも気になって教えづらい…







「ユノ…気が散るから…」







「ユノさんもこっちに座れば?」







ヒチョル君は向かいの空いている椅子を指差してそんなこと言ってる。


ユノがいてもいいってことかな?


だとしたら少しは気が楽だけど…



ユノも言われるままに向かいの席に座って頬杖ついて黙ってぼくたちを眺めてる…


でも、その頬杖のつき方…なんか不自然だよ?


そんなユノを見て…








「あれ?その指輪…先生とお揃い?」








「そう、ペアリング。

こっちのブレスレットはもう3年くらいつけてるよな?チャンミン。」







「えっ…うん…そうですね…」








なるほど…その不自然な頬杖は指輪を見せるためだったんだ…


もしかして…ベッド荒らしたのもわざとだったりして…


ふとソファーの横のサイドテーブルを見るとさっきまではなかった写真が飾ってある…


あの写真…昨日ユノにキスされると思った瞬間、携帯で撮られたやつだ…


プリントしたの?そしてあんなフォトフレームに入れたりしていつの間に用意したんだろう…


あぁ…これでわかった。


ヒチョル君をここに来させた理由…


やり方があからさま過ぎるよ…


恥ずかしくてユノの条件を飲んだことを後悔した…







「チャンミン、コーヒー飲みたくない?

淹れようか?」







それ…ペアカップ出そうとしてるよね?


絶対にそうだよね?








「まだオレンジジュースあるからいいです…

それよりやっぱりソファーにいて貰えますか?

ぼくが気が散ります…」








「ごめん、チャンミンのこと、見つめ過ぎちゃったかな?」








「ちょっと!ユノ!!」








「あ〜はいはい。

あっちで大人しくしてるよ。」








ユノはソファーに横になって本を読みだした…









「先生、俺に2人の仲見せつけるためにここでやろうって言ったの?」







はぁ…やっぱり気がついちゃうよね…


最高に恥ずかしいんだけど…








「えっと…それは…」








♪〜♫〜♬〜








「何?ドンへ…どうした?」








ユノの携帯が鳴り、話しながらバルコニーへと移動していった…


ユノがいなくなって少しホッとした。


もうこれ以上変なこと言わないで欲しい…








「先生、俺が今片想い真っ最中って知ってるよね?

それなのに酷いな…羨ましがらせたいの?」








そうだよ…ヒチョル君には好きな人がいるのにぼく達のこと見せつけたって仕方ないのに…








「ヒチョル君はその相手の子とは今どんな感じなの?」







「あ〜〜全然ダメ。

彼氏とラブラブみたいでさ。全く隙がないって感じ。」








「そうなんだ…それだと難しいね…」









「でもさ…

人の気持ちなんていつどう変わるかわかんないし。

ちょっとの誘惑でコロッとひっくり返ったりするでしょ?」







誘惑って…


そんなこと言ったらユノには美人がすぐ寄ってくるから誘惑だらけだよ…


それでもぼくを好きでいてくれてるし…









「そう…かな?」








「そうだよ。好きだなんていっときの思い込みだからさ。

その時にいいなって思って付き合っても、もっと好み人が現れたらそっちに行きたくなるでしょ?」








ぼくよりいい人が現れたら…


ユノはぼくと簡単に別れちゃうだろうか?


ううん…そんなことないよ…



なんて…ついユノのこと考えちゃう…


ちゃんと相談に集中しなきゃ…








「そういう人もいるかもしれないけど…」








「先生だって他人事じゃないよ?

あんなユノさんみたいな魅力的な彼氏がいたらいつ取られちゃうんじゃないかって先生心配じゃないの?

それとも永遠とか信じちゃってるわけ?」








「信じてるよ…指輪…してくれてるし…」








「先生、それ本気で言ってるの?

そんなの今時中学生カップルだってペアリングくらいやってるよ?」








信じてる…なんて言いながら本当はいつも不安で仕方ない…


そもそも、ユノみたいな人がぼくなんかを好きでいてくれることが奇跡みたいなものだし…


自信なんてないし、どうやったって不安は拭えない…


だから指輪は本当に嬉しくて…


少しでも目に見えるユノとの繋がりが欲しかったから…


なのにそんな風に言われちゃうと、ぼくって単純過ぎるのかな…って落ちこむよ…








「でもさ、あんなにかっこよくてさ、その上先生のことすげー大事にしてるの見てると羨ましくなるよ。

俺もユノさんと付き合ったら先生みたいに大事にされんのかな?」








「えっ…」








それってどういう意味?


ヒチョル君…まさかユノを?








「俺…ユノさんのこと…」








「ユ…ユノのは駄目だよ!!」









「えっ?チャンミン?何が駄目なの?」








電話が終わったユノがバルコニーから部屋に入ってきた。


つい声が大きくなってしまったぼくの声に少し驚いた顔してこっちに歩いてくる…








「なっ…何でもないです…」







動揺して上手く話せない…







「俺がユノさんにも勉強教わりたいって言ったら、先生が駄目って…

ユノさんってそんなに勉強できないんですか?」







「チャンミン、酷いな。

ぼくだって教えられるよ!」








「じゃあ、ユノさんこの問題わかる?」








ユノは椅子を持ってきてヒチョル君の隣に座って教え始めた…



ぼくはその様子を見ながらふと気がついた…



ヒチョル君が好きな人ができたって言った日…



あの日の朝にユノがヒチョル君の家にぼくを迎えに来たんだよね?



もしかして…その時ユノを好きになったの?



相手には恋人がいてって言ってたし…



この家に来るのも凄く喜んでいたし…



もし本気だったら…



駄目…絶対に駄目だよ…ユノだけは駄目…



でも…ヒチョル君、若くて綺麗で明るくて勉強も出来て家柄もいいし…


その…いろいろ経験も豊富そうだし…








『ちょっとの誘惑でコロッとひっくり返ったりするでしょ?』


『その時にいいなって思って付き合っても、もっと好み人が現れたらそっちに行きたくなるでしょ?』








その言葉を思い出して背筋がゾッとした。


どうしよう…ユノ…取られちゃったら…








「わっ!ユノさんすげー!」







「このくらい解けるって!馬鹿にするなよ〜!

な?チャンミン、ぼくだってこれなら教えられるだろ?」







「はい…じゃあちょっとお願いしていいですか?

ぼくはお茶でも淹れますね?」







「あ、うん。

ほらヒチョル、次の問題解いて!」







楽しそうに話をしている2人を見てぼくは不安で押しつぶされそうになりながら棚からペアカップを取り出した…


















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テーマ:二次創作(BL)
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Re: コメントありがとうございます♡

C◯m◯様

コメントありがとうございます♡

初めまして!読んで下さってありがとうございます*\(^o^)/*

優しい2人は何だかんだとヒチョルに振り回されちゃってますよねσ(^_^;)

ヒチョルは高校生だけどかなりスレちゃってますから危険です!

チャンミンがまたまたちょっと可哀想な展開になりますがハッピーエンド主義ですので安心して下さいね♡
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プロフィール

こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

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