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Cheering 1

2016.06.11 00:00|Cheering
72000拍手記念リクエストSS












C side













「ユノ!起きて!朝ごはんできたって!」








「ん…」







ユノは両手を伸ばして起こしてのポーズ。







「よいしょっ…わぁっ!!」







僕はその腕を引っ張って身体を起こそうとしたら、逆に引っ張られてユノの上にかぶさった…







「ちょっと!ふざけないでって!」








「ははっ!引っかかった!」









毎朝、ユノを起こすのは一緒に暮らしだした時からの僕の日課。


保育園の年中の頃からだからもう10年になる。


ユノのお父さんと僕のお父さんは高校時代の親友で、2人とも僕とユノが小さい頃に離婚。


11年ぶりに再開した2人はシングルファザー同士助け合おうと意気投合して一緒に暮らすことになったらしい。


兄弟のいない同じ年のユノと僕は性格は全然違うけど会ってすぐに仲良くなった。


中学3年生になった今では家族みたいな存在だ。








「部活の朝練の時より寝起き悪いよっ!」







「そりゃ…これから1日勉強するって思うと起きたくないって。」






「ユノが僕と一緒に夏期講習に行くって言ったんでしょ?」






「あんなスパルタ塾だと思わなかったんだよ〜」







眠そうなユノの手を引っ張ってリビングに行くとお父さんが朝食をテーブルに並べていた。







「ユノ君、おはよう。」







「あれ?ドンジュおじさんだけ?

父さんは?」







「ああ、ボングンは地方の会場で試合がある選手にインタビューするらしくて朝早く出かけたよ。」







「へー、現場行くとか珍しいね。」







ユノのお父さんのボングンおじさんは昔、サッカー選手だった。


高校卒業後すぐにプロになったおじさんは期待の新人ともてはやされ、モデル並みの容姿のせいもあってシーズンオフにはCMやらテレビのトーク番組に引っ張りだこだったらしい。


でも、ユノが3歳の時に交通事故で足を怪我して引退。


その後はビジュアルの良さと交友関係の広さとでスポーツキャスターに抜擢され、今では誰もが知る有名人。







「僕も今日はこれから済州島に出張だから。

でも夕方には帰るよ。」







「また日帰りで済州島?たまには泊まってくればいいのに。」







僕のお父さんはお祖父さん亡き後、不動産会社を継いでから新たにリゾート開発会社を立ち上げた。

今は済州島の開発に力を注いでいてソウルから飛行機で1時間くらいとはいえ、いつも日帰りで必ず帰って来る。


以前、一度会議が長引いて泊まって帰ってきたらボングンおじさんの機嫌が悪くて。


なんでだか、うちのお父さんのご飯を食べないと落ち着かないとかなんとか…







「あんな我儘オヤジなんてほっとけばいいんだよ。おじさんだって働いてるのにさ…

ご飯作るのも家政婦さんに頼んでさ、もっと楽すればいいのに…」







「ありがとう。

でも、僕もなるべく帰ってきてみんなのご飯作りたいんだ。

だから気にしないで?」







「なら…いいけど…

俺もドンジュおじさんのご飯好きだし…」







「ユノ、早く食べないと遅れちゃう!」







「あ〜行きたくないなぁ〜」







夏休みに入って、部活を引退したユノと僕はこの辺りでは1番厳しい塾の夏期講習に申し込んだ。


僕はこの塾にずっと通っているから慣れているけど、ずっとサッカーばかりしてきたユノにはこのハードな塾についていくのはかなり辛そうで…


学校みたいに朝から夜までビッチリ勉強させられる。それも大量の宿題付き。


ユノは部活引退直前に急に『チャンミンと同じ高校へ行くから。』と言い出したんだ。


小学校の時から中学卒業したらサッカー留学したいって言っていたのに急に進路変更してビックリした。


ボングンおじさんも留学の下調べとかいろいろ準備していたのに…


ユノがいてくれるのは嬉しいけど、どうして急にやめたのか理由がわからない。






『サッカーならここでだってできるし。』






それしか言わなかったから…


だからと言ってサッカー選手になりたいって夢を諦めたわけでもない。


本当に何で辞めたのかな…プロを目指すなら留学したほうがいいに決まってるのに…


そういえば…


中学生になった時、小学校の時からやっていたサッカーのクラブチームを辞めて学校の部活に入った時もそうだった。


ユノが入っていたクラブチームはこの辺りでは有名なところで、選ばれた上手い人しか入れないのに、それを辞めて特に強くもない中学のサッカー部に入るとか…


その時も納得いくような理由を聞かされなかった…


僕が入りたい部活がないと言ったら無理やりサッカー部のマネージャーにさせられて…


サッカーを見るのは好きだし、ユノと一緒にいられるのは楽しいから良かったんだけど…


たまにユノが何考えてるのかよくわからない…

















「はぁ〜〜疲れた…

チャンミン帰ろう。」








「うん。今日はいつもより早く終わったから帰ったら宿題終わらせてゲームできるね!」








講習が終わり、教科書を鞄に詰めながら隣に座っているユノを見ると、その横に女子が立っていた。







「あのっ…チョン君…ちょっと話があるんだけど…いいかな?」







「え?…あぁ…いいけど…

チャンミン、出口のところで待ってて?」








「うん、わかった。」








今週になって何人目だろう…


中学は男子校だからこんな告白されることはないにしろ、サッカーの試合で共学の他校へ行くと女の子達がきゃあきゃあ騒ぎながらユノを目で追っているのは知っていた。


人気イケメンスポーツキャスターのチョン・ボングンの息子だっていうだけじゃなく、ユノ自体がかっこよすぎるんだ。


サッカーしてるときなんて特にキラキラ輝いてて…


男の僕でさえ目が離せなくなるんだから…







「あれ?チャンミン何してんの?」







塾で仲良くなった他校のキュヒョンが出口の横の花壇に座り込んでる僕を見て話しかけてきた。








「ユノ待ってるんだ。」








「ああ、あのチョン・ボングンの息子か。

あいつ、また告られてたぞ?」








「うん。ユノはかっこいいからね。

男子校じゃなかったら毎日大変だっただろうな。」







「チャンミンは男子校で逆に大変なんじゃない?」







「へっ?何で?」







「何でって…自覚無しか…

まあ、あのチョン・ボングンの息子がびっちりついてれば誰も近寄ってこないだろうけど。」







「キュヒョン…意味がわからないんだけど?」







「チャンミンは超〜可愛いってことだよ。」







「わっ!何すんだっ!」







キュヒョンは僕の頭をワシャワシャと両手でグシャグシャにしてふざけてる…


僕は下を向いて抵抗するようにキュヒョンの胸元を掴む…


急にキュヒョンの手が頭から離れて顔を上げると、そこにはキュヒョンの両手を無言で掴みあげてるユノがいた。







「チャンミン、帰ろう。」







そう言うとキュヒョンの腕を投げるように放して僕の手を引いて歩き出した。







「じゃ…じゃあ、キュヒョンまたね?」







ユノに引っ張られて歩きながら振り返ってそう言うとキョトンとした顔で僕らを見ていた…


ユノは手を繋いだまま足早に歩いていく…


もしかして、勘違いしてる?







「ユノ?さっきのはからかわれてたわけじゃないよ?

キュヒョンって言うんだけど、今回はクラス離れちゃったけど、今までずっと同じクラスだったから仲良くなったんだ。」






僕は小さい頃からよく顔が女みたいとからかわれたり、意地悪されてよく泣かされていた…


そんな時はいつもユノがやってきて助けてくれたんだ。


それは今も変わらなくて、何かと僕を守ってくれようとする。


中学に入ったばかりの頃は上級生からも呼び出されたりして怖かったけど、僕のかわりにいつもユノが
話をつけてきてくれた。


何でかわからないけどとにかくすぐに目をつけられるんだ…


だからなのかユノは僕に近づく人全てに警戒してる…







「仲良くって…

2人で出かけたりしたことあるのかよ…」







「それはないけど…塾で会った時に話すだけだよ。」







「ふーん…」







なんだろ…不機嫌だな…


もしかして、さっき告白された子と何かあった?






「ユノは…さっきの子に告白されたんでしょ?

何かあった?可愛い子だったけど…」







「何もねーよ。断ったし。

チャンミンはああいうの好きなのか?」







「そうじゃなくて…

可愛い子に告白されたら普通は嬉しいのに、なんか機嫌悪いから…

何かあったのかと…」






「へぇ〜、チャンミンは可愛い子に告白されたら嬉しいんだ?」






「だからっ!そういうこと言ってるんじゃなくて!

もういいよっ!」






心配して聞いただけなのに、ますます機嫌悪くなるしっ!


僕がモテないと思ってあんな言い方!!もう知らないっ!


掴まれていた手を振りほどいて早足でユノより先に歩いて家に向かった。


無言のまま家に着くと玄関の鍵を開けて中に入る…

ゆっくりと廊下を歩き、リビングのガラス張りの扉の向こうにお父さんとボングンおじさんがソファーに座ってるのが見えた。


なんだ…もう帰ってきたんだ…


扉をを開けようとドアノブに手をかけようとした時…






えっ…





僕はそのありえない光景に固まってしまった…





お父さん!?




何で…




ボングンおじさんと…キス…してるの?







驚きのあまり声が出ない…


後ずさると真後ろにいたユノにぶつかった…


振り返るとユノもお父さん達がキスしているのを見ている…


僕達が見ていたことを気づかれたくなくて、ユノの腕を掴んで静かに二階の自分の部屋に逃げ込んだ。







「何でっ…

何でお父さん達抱き合ってキスしてたの!?

ユノも見たよね?見間違いじゃないよね?」







「チャンミン、落ちつけって。」







そう言いながら僕の肩に手を置くとベッドに座らされた…


ユノ…何でそんなに落ち着いてるの?


もしかして…








「ユノ…何か…知ってるの?」








「ああ…俺…前に…見たんだ…

2人はただの親友じゃない…」








「ただの親友じゃないって…じゃあ何なの?

見たって…何を?」







ユノは隣に座って動揺して震えている僕の手を握って落ちつかせようとしてくれていた…


言いにくいことなのかなかなか話し出さない…


怖い…でも知りたくて…







「ユノ…大丈夫だから話して…」







ユノは『はぁ…』っとため息をついてから話し出した…







「俺が小6の時…夜中に腹痛くなってさ、親父に薬でも貰おうと思って部屋に行ったんだ。

でも、部屋は真っ暗で親父はいなくて…

親父の部屋とドンジュおじさんの部屋ってコネクティングルームになってるだろ?

おじさんの部屋に繋がるそのドアに近づいたら声が聞こえて…

話し声とは違う唸るような声だったからなんだか恐ろしくて少しだけ扉を開けて覗いたんだ…

そしたらさ…わかるだろ?」







「わっ…わかんないよっ!

はっきり言ってよ!」








「ヤッてたんだ…」







「な…何を…」







「セックスしてた…」







「はっ?そっ…そんなことできるわけないっ!

だって男同士だしっ!」







「できるよ…男同士だって。」







「…………」







男同士でも…できるの?


じゃあ…お父さん達は親友じゃなくて、恋人同士ってこと?


あっ…


そう言われてみれば…思い当たる節がある…


小さい頃…おねしょしちゃって夜中に泣きながらお父さんの部屋に行ったらボングンおじさんと一緒にに寝ていたことがあった…


でも、僕もよくユノと一緒に寝たりしていたからそれと同じような感覚で特別気にしなかった…


それにボングンおじさんのベッドがいつも綺麗なままだったりとか…


ソファーでたまにお父さんがボングンおじさんに膝枕していたり…


やけに一緒にいる時の距離が近いな…とは感じてたけど、まさかそんな関係だなんて思いもしなかった。


おじさんを見つめるお父さんのあの眼差しが親友に向けてのものじゃなく、愛しい者を見るような目だったなんて…


なんか…嫌だ…







「おかしいよ…そんなの…

男同士なのに…変だよ…

お父さん達がそんなこと…気持ち悪いよ…」








「チャンミンっ!」







いきなりユノに抱きしめられた…






「そんなこと言うなよっ…

男同士だって…好きなんだから仕方ないだろっ!」







「ユ…ユノ?」






抱きしめる力が徐々に強くなっていく…






「俺に…こうされて気持ち悪い?」






「き…気持ち悪くないよ…」






「本当か?」






「だって…ユノだもん…」






抱きしめていた腕が緩んで身体が少し離れるとユノの顔が目の前に現れた…


そんな表情…見たことない…


悲しいような…困ったような…切ない顔…


でも…似ていた…


ボングンおじさんが僕のお父さんと喧嘩した後の顔みたい…


そう思って思わず手でユノの頬に触れた瞬間、ユノの顔が近づいて唇と唇が微かに触れた…







えっ…僕…今…ユノにキス…されたの?







驚く僕をまた強く抱きしめてユノは…








「俺はチャンミンが好きなんだ。」








ユノのその行為に…言葉に…そして熱っぽいその表情に…


驚きのあまり言葉を無くした僕はユノが部屋から出ていくドアの音すら聞こえなかった…


















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Re: コメントありがとうございます♡

う◯こ様♡

いつもコメントありがとうございます*\(^o^)/*

リクエスト…楽しんで頂けてますか?

かなり心配です〜〜σ(^_^;)

中学生ホミンちゃん。まさかのお父さんカップル(≧∇≦)

チャンミンはユノより恋愛感情がまだ幼くて純粋でとにかくびっくりしてついていけないって感じです。

そんなチャンミンにユノ、チューしちゃいましたね〜〜\(//∇//)\

ユノもチャンミンもこれからどうなるのか〜〜

最後まで楽しんでもらえるように頑張ります!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ




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こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

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