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Cheering 〜moving on!〜 10

2016.08.30 00:00|Cheering 〜moving on!〜










C side










「ユノ、契約おめでとう!」







「ありがとうな。チャンミンのおかげだよ。」







「僕は何もしてないよ。ユノが頑張ったからでしょ?」







「いや、俺はチャンミンが待っててくれるって信じていたから頑張れたんだよ。

本当に待っててくれたしな?」







ユノが予約してくれた日本懐石のレストランに来ていた。


ユノは『日本に来て初めて本格的な日本料理だ!』と、お酒も飲んでないのにハイテンションで嬉しそう。


以前お父さんが僕の様子を見にボングンおじさんと日本に来た時ここで食事したんだ。


とても良いお店だったからここでお祝いしてあげたくてユノに言ったら、その日のうちにユノが予約してしまった…


本当は僕が予約してあげたかったんだけど…


だから、せめて何かプレゼントを…って考えたけど、何が欲しいかわからなくてユノに聞いてみると…







「本当にこれでいいの?」







「わっ!マジで作ってくれたのか?ありがとうな!

色もすげー好み!チャンミン、つけてくれよ!」






そう言って差し出したユノの左腕に手作りのミサンガをつけた。


中学の時、留学するユノの腕につけたミサンガは1年くらいで切れてしまったらしい。


捨てたとばかり思っていたのにユノの財布に入っていたのをこの間見せてもらって、大事にしててくれたんだ…って凄く嬉しかった…







「チャンミンのミサンガのおかげで夢も叶いそうだしな?」






「叶いそうって…サッカー選手になる夢はもう叶ったでしょ?」






「違うよ。俺がミサンガに願掛けしたのはチャンミンと恋人同士になることだよ?」







「な…何それ…

普通はサッカー選手に…とか、試合に勝てますように…とか願掛けするんじゃないの?」







「ったく。俺の最優先事項はチャンミンだってまだわかんねーの?

な?俺の夢、叶えてくれるよな?」







「叶えてって…

僕たち…もう恋人になったんじゃないの?」







「そうだけどさ、まだ完全じゃないだろ?」






完全じゃないって…そういう意味だよね?


そうだよね…やっぱりそれを抜きには完全な恋人だなんて呼べないよね…







「な、今日こそ…いいよな?」







そう言ってポケットからテーブルに置いたのはここのホテルのルームキー…


あまりにベタ過ぎて吹き出してしまった。







「何笑ってんだよ!」








「だって…それ…昔のドラマとかでよく見たやつで…ユノがやるなんて…っ…ぷっ…」







「そんなの知らねーよっ!泊まるのか?泊まらないのか?

どっちなんだよっ!」







ユノが珍しく真っ赤になって可愛い…







「そんなこと急に言われても…泊まる準備とか何もしてないよ…」








「大丈夫だって。着替えも全部俺が持ってきたし、明日は大学も休みだろ?

ジヘおばさんには2人で旅行に行くって言ってあるし、何も心配することないからな?

だからさ…な?今日はこのままホテルに泊まろう?」







ああ…だからあんなに大きなバッグ持ってたんだ…


本当にいつも強引なんだよね…


でも、そんな必死すぎるユノが愛しくて…


怖くて不安だけど、気持ちに応えたい……だってやっぱりユノが好きだから…







「僕も…泊まりたい…ユノと一緒にいたい…

だけど…」







「何?どうした?」







「ユノとは…その…ちゃんと恋人になりたいけど…

正直…怖くて…だって…痛いんでしょ?」







「心配すんな。絶対大丈夫だからな?

俺、毎日シュミレーションしてたから完璧だし!」







「毎日シュミレーションって…」







「俺の脳内で毎日チャンミンと…」







「わああっ!言わなくていいからっ!」







「とにかく、安心して俺に任せとけって。

痛くしないし、絶対気持ちよくしてやるから。

だからな?泊まるだろ?」







「とっ…泊るからっ…ほら、天ぷらが冷めちゃったよっ!ユノ、食べて!」







母国語だからきっと周りの人にはわからないだろうとはいえ、こんなところでこんな話…恥ずかしくてユノのにやけた口にエビの天ぷらを押し込んだ…











最後のデザートを食べ終わってのんびりする暇なく早くホテルの部屋に行こうと急かされ、会計に向かった。


ユノは『チャンミンはまだ学生だろ?俺が払うよ。』と言って払わせてくれなかった。


同じ歳なのにユノの方が大人っぽく感じるのは僕がまだ働いたこともない学生だからだろうか…


自分の好きなことが仕事になるなんて、改めて凄いと思う…


僕はお父さんの会社を継ぐって小さい頃から決まってたし、特に夢があったわけでもなかった。


大学も好きな専攻を選んだと言うより、仕事で役に立つものを選んだだけだし…


与えられたことを最大限に努力はするけど、やりたいことかと言われたらそういうわけじゃない…


お父さんはいつも好きなことしていいんだよって言ってくれていたけど、僕はお父さんに喜んでもらえることが嬉しいから…だからちゃんとした後継者にならないとって思ってる…


それが男手ひとつで育ててくれたお父さんに対して、今ぼくができる唯一の感謝の表し方だと思うから…


できるだけ期待には応えてあげたい…


なんて…久しぶりにお父さんの事を思い出したら会いたくなっちゃったよ…


しばらく連絡取ってないけど元気にしてるかな?


お父さんにはボングンおじさんがいるから心配はしてないけど。


そういえば…お父さんとおじさん。ここのレストランでも呆れるくらいラブラブだったよな…



ユノが会計をしている間、お店の入り口辺りでお父さん達とここに来た時のことを思い出していると…







「あれ…?もしかして…

シム・ドンジュ社長の息子のチャンミン君?」







こんなところでいきなり母国語で話しかけられて…それも名前を呼ばれてびっくりして振り向くと、お父さんより少しだけ年上っぽい男の人がいた…


どこかで見たことある顔…







「はい…そうですが…」







「ああ、やっぱりそうか。

この間シム社長がね、息子が日本に留学中だって言っていたから、接待で使える良さそうな店ないか聞いてここに来たんだよ。

君もよくここに来るのかい?」







「あ…いえ…今日で2回目です…」







見たことはあるのに思い出せない…


そんな僕の様子見て…







「君とは何度か会社のパーティーで会ったことあるんだけど覚えてないかな?

チャンミン君はお父さんに瓜二つだから私はすぐにわかったけどね。」







「あっ…SJ建設のパク・ジョンス社長さん…ですか?

確か創立50周年パーティーで…」







そうだ…大学に合格して久しぶりに韓国に帰省した時に連れて行かれたパーティー。


うちの会社と長い付き合いで最近のマンションブームでかなり業績を上げている建設会社の社長さんだ…







「ははっ…思い出してくれたんだね。

それじゃあ私の娘のことも覚えてるかな?

長女じゃなくて、君と同じ歳の次女のほうの…」








「あ…確か…ミリョンさん…でしたよね?」







「そうだよ。

名前まで覚えてくれてるってことは多少は興味があるってことかな?」







「えっ?」







「いや…うちの娘、あのパーティーでチャンミン君のことがいたく気に入ったみたいでね。

見合い結婚なんて絶対嫌だって言っていた娘がチャンミン君なら…なんて言ってるんだよ。

私も君なら願ってもない話だし、大学卒業したら是非…と何度も縁談を持ちかけてるんだが…

シム社長から聞いてなかったかな?」







「はい…初耳です…」








あのパーティーで声をかけてきた姉のセリョンさんと妹のミリョンさん…


日本に興味があるらしく、留学中の僕の話を聞きたいと言って3人で話したのは覚えてるけど…


まさかそんな話になってたなんて…







「会社としても悪い話ではないだろう?

まあ、まだお互い大学生になったばかりだし、見合いなんて堅苦しいことじゃなくてね、韓国に帰って来た時にでもまた娘と会ってみてくれないかな?」







「はい…」







「それじゃあまた。

シム社長にもよろしく伝えてくれ。」







そう言って数人の部下らしき人を引き連れて店の中に入っていくのを見送った…


見合い…そうか…もう僕もそんな歳なんだよな…


そういえばお父さんは高校生の時にはすでに何人か結婚相手の候補がいて、大学生で僕のお母さんと婚約したって聞いたことがあった…


結局は僕が小さい頃に離婚しちゃったけど…


だからお母さんの記憶はほとんどない。


小さい頃、一度だけお母さんに会いたいとお父さんに言ったことがあった。でも、会わせてくれなかった。


僕が会いたいって言った時のお父さんの悲しそうな顔を今でも覚えている…


離婚の時、僕とは2度と会わないとの条件でお母さんにかなりの不動産を与えたと親戚達が話しているのを聞いたことがある。


シム家の跡取りだからお金で僕をお母さんから奪い取ったとお父さんは周りから悪者みたいに言われていた。


そう思われても仕方ないとお父さんは言い訳はしなかった…


会社や家族のために決められた結婚をしたんだ…だからそこに愛があったかなんて僕にはわからない…


会社のこと…シム家のことを考えたら僕だって将来的にはミリョンみたいな条件の揃った子と結婚しなきゃ駄目ってことはわかってる…


だけどユノのことを好きになってしまって、ユノと本当の恋人になってしまったらもう結婚なんてできないし、会社も家も僕の代で終わらせることになる…


こんな自分勝手…許されるんだろうか…



ズキッと胸の奥に小さな痛みが走る…


そしてじわじわと広がる罪悪感に息苦しくなっていく…


ああ…これは…あの時と同じだ…


あの時お風呂場で感じた罪悪感は…もしかしてこのことだったのかもしれない…


パク社長に見合いの話をされてようやくはっきりとわかった…


だけど…








「チャンミン、何ボーッとしてんの?」







「わっ!」







背後から呼ばれて驚いて振り向くと、いつのまにか真後ろにユノがいた。


さっきの話…聞こえちゃったかな…







「あの人誰?ドンジュおじさんの会社の人?」







「違うよ…取り引き先の社長さんだよ…」








「ふ〜ん…そっか。

じゃ、行くぞ。」







「う…うん…」







ユノは僕の手を握ると早足でエレベーターがある方向へと歩き出す…


胸がざわついて不安がおさまらない…


ユノに相談しようかな?でも何て言えば…


嬉しそうに手を引くユノに僕は何も言えずについていくしかなかった…
















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Re: コメントありがとうございます♡

う◯こ様♡

いつもコメントありがとうございます♡

久々に復活しました!喜んでもらえてこちらこそ嬉しいです♡

レストランで鍵とか、もろトレンディードラマあたりですよね(≧∇≦)

わかる人にはわかりますよね。笑

年齢ばれますね〜笑

また政略結婚系?ワンパターン…σ(^_^;)

でも、あんまり絡まないのでご安心を!(o^^o)

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こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

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