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君のいない夜 〜欠けた心 4〜












Y side










「グクデッ!!お前何やってんだよ!

早くチャンミンを離せよっ!」







グクデはチャンミンの右足を引っ張りながらガッチリと両腕で抱え込み、互いの脚と脚を絡めてホールドしている…


あいつの足先はチャンミンの股に挟まり、掴まれたチャンミンの右脚もグクデの股に密着している…


何だこれは…何やってんだ?


チャンミンの大事なところに足なんか突っ込んで!!ふざけんなっ!!


カッと頭に血が上りグクデの肩をグイッ掴み2人を離そうとした…







「やっ!!やめて!ユノっ!痛いっ!余計に締まっちゃうっ!」







チャンミンの痛そうな叫びに思わず手を離した…


グクデはぼくの怒りにもお構いなしに楽しそうに笑ってる…








「施設にいた時はみんなでよくプロレスゴッコやってたんだよ〜

俺、特にこの四文字固めが得意でさ?

チャンミンはやったことない?」







「なっないよっ!プロレス知らないしっ!!

ヒョンッ!痛いよっ!もうやめてってば!!」







ただのプロレスだとしても下半身を密着させ、絡めたその体勢がどうしても卑猥に見えてしまう…


チャンミンの痛みで歪められたその表情と悶え苦しむ姿が悩ましげで何とも言えない色香を漂わせているし…

こんな姿、これ以上グクデに見せる訳にはいかない!







「グクデ!いい加減にしろよっ!

チャンミン痛がってるだろ?!」







とにかく抱え込んでいるチャンミンの脚を掴んでいる腕を力一杯引っ張ると…








「あっ…ああっ…やぁっ…やだっ…痛いっ…やぁっ…ユノッ!!」








「馬鹿っ!変な声だすなよっ!!」








まるであの時の喘ぎ声のように聞こえて思わず叫んでしまった…







「ぶっ!! あはははっ〜〜!!!」







いきなり笑い出したグクデは締め上げていた脚を離し、ソファーの上で笑い転げた…


ぼくは解放されたチャンミンの身体を起こして抱き寄せた…


チャンミンは痛そうに膝を撫りながら…







「ヒョン酷い…いきなりプロレス技かけるなんて…

もう、左足の膝が痛いよ…」







「ははっ…ごめん、ごめん。

これでも手加減したんだけどな?

どれ…どこ痛めた?」







チャンミンの膝に触ろうと伸ばしてきた手を叩き落として…







「チャンミンに触るなよっ!」







そう言ってグクデを威嚇した…








「やっといつものユノに戻ったか?」







「はっ?」







グクデがニヤニヤして僕たちを見ている…


腕の中にいたチャンミンはぼくを押しのけて背を向けてしまった…







「チャンミン?… どうしたんだ?」







そう声をかけてもぼくを見ることなくいきなり立ち上がり、膨れた顔をしながら何も言わずに自分の部屋に行ってしまった…







「あ〜あ、チャンミン怒らせちゃって…」







何でだ?グクデに怒るならわかるけど何でぼくに怒ってるんだ?


チャンミンが怒るなんて滅多にないことで動揺しているぼくにグクデがため息をついた…








「ユノ…おまえが俺に遠慮なんかするからだぞ?

それに、何度も言うけど俺が誘拐されたのはお前のせいじゃないし、今まで俺なりに幸せに生きて来たんだ。

なのにそんな哀れんだような態度されるとさ、それを否定されたようで逆に腹立つんだよ…」







「あ……」







そうか…そうだよな…


確かに、施設で育ったグクデの境遇をはなから不幸なことだと決めつけていた…


それってかなり失礼なことだったよな…


言われるまで気がつかないなんて…








「グクデ…ごめん…

勝手な思い込みで嫌な思いをさせて…

だけど…それとチャンミンが怒るのと何の関係が?」








「おまえ、何でもかんでもチャンミンに結びつけて悩みすぎなんだよ。

俺は2人の邪魔しようなんてこれっぽっちも思ってないし、寧ろ幸せになって欲しいと思ってるんだ。

それもあってチョン家の後継者を引き受けたんだぞ?

なのに運命の相手が俺だったかもとか今更変な気を回してさ…」








そうだった…


グクデが本当の息子だとわかっても両親は今まで通りぼくを後継者にしようと考えていたんだ…


だけど、それをぼくが辞退した…


本当の息子のグクデが継ぐべきだと思ったのもあるけど、一番の理由はチャンミンだった…


チャンミンと生涯一緒にいることを選んだぼくには後継者としてみんなが望むような責任を果たすことはできない…


だからグクデに頼んだんだ…後継者になって欲しいと…


自由に生きてきたグクデには重荷だったようであまり気が進まなかったみたいだけど、最終的には引き受けてくれたんだった…








「それには感謝しているよ…

でも…それとチャンミンが怒ってるのと関係あるのか?」








「はぁ…まだわからないのか…

あのな?正義感が強くて真面目なところはユノの良いところだけどさ…

俺の気持ちもチャンミンの気持ちも無視して突っ走りすぎなんだよ…

運命の相手がどうのってさ、チャンミンの恋人はお前だろ?

なのに今更どうにもならない過去のことで俺たちを試すようなことするなよな…

そんなことされたらチャンミンだってそりゃあ腹も立てるって…

さっき聞いてただろ?チャンミンの気持ち…」









「うん…

あっ…いや…その…」








「お前がキッチンの方で隠れて聞いてたのはわかってたんだよ」








うわっ…バレてた…


結局、2人きりでどうしてるか気になって我慢できずにこっそり隠れて聞いてたとか…


かっこ悪すぎ…


それにぼくが聞いているのをわかってたってことは、チャンミンに気のあるふりをしたのはわざとだったのか…


チャンミンの本音を引き出すためにあんなことを…


そこまで考えてくれていたとか…グクデには頭が上がらない…








「それにしてもユノ… 産みの親が誰だか判ったっていうのに、チャンミン、チャンミンって…

本当、お前ってチャンミンしか頭にないんだな?」







そう言って笑い出したグクデ…


本当だ…


あのノートを読んだ時は母親のことやグクデが誘拐されたことにショックを受けていたのに、次第にチャンミンのことで頭がいっぱいになっていた…


あらためて人から言われるとめちゃくちゃ恥ずかしい…







「わっ…悪いかよっ!!」







「いや、悪くないよ。

逆に羨ましいよ、そんな相手に出会えたなんてさ…

それほど想い合える相手がいるやつなんてこの世で数パーセントしかいないんじゃないか?

それこそ俺は運命だと思うけどな?」








グクデはそう言うと立ち上がって腕を上に上げて伸びをした…








「はー、そろそろ帰るかな…

ユノ、お前も早くチャンミンの所へ行って話して来いよ。

チャンミンも待ってるんじゃないか?」









「グクデ…何かいろいろ…ありがとうな…」









帰り支度を始めたグクデにぼくの小さく発した言葉は窓に打ち付ける雨音にかき消されてしまった…




















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テーマ:二次創作(BL)
ジャンル:小説・文学

コメント

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Re: コメントありがとうございます♡

チャ○トモ様

はじめまして!コメントありがとうございます〜♡

お返事も更新も大変、大変遅くなりすみません!
いつも読んで頂いてありがとうございます♡
こんな不定期すぎる小説読んでもらえて幸せです〜♡

不安が尽きない2人ですが最後はいつもラブラブで終わります〜笑
そうです。結局ラブラブが書きたいだけなんですよ(//∇//)

あとはラブラブ一直線なので安心して読んで下さいね〜♡
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プロフィール

こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

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