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Reboot 4

2018.02.01 16:10|Reboot
Reboot 4










すぐさまヒチョルに電話をかけた


これまでの経緯を話してヒチョルの店でチャンミンを働かせてもらえないかと頼むと、とりあえず連れてこいと言われた


ヒチョルだって俺の頼みだからと使えない人間を雇うほど甘い男じゃない


ヒチョルの店でチャンミンにもできる仕事があればと思ったが、俺も昨日会ったばかりでチャンミンのことはよく知らない


何ができて何ができないのかさっぱりわからない


とにかくヒチョルがいる日中のカフェの時間帯にチャンミンを連れて行った








「わあっ!綺麗なお店!」








店のドアを開けて入るとチャンミンはキョロキョロと店内を見回した


ランチの時間も終わりお客もまばらな店内の奥からヒチョルが手招きしていた








「チャンミン、こっちだ」








俺はチャンミンの腕を掴んでヒチョルのいるバックヤードに連れていった


2人で事務所の椅子に座ると向かいに座っていたヒチョルがチャンミンを見てニヤニヤしている







「何だよヒチョル…」








「いや… 凄いの拾ってきたなと思って」







「おいっ…」







「確かにその子ならそっちで稼げるだろうな
それに後何年かすれば女相手だって…」







「ヒチョル、冗談もいい加減にしろよ」







「ユ… ユノさん…」







ヒチョルのいつもの悪い冗談なのはわかっていたが腹が立って声を荒げた


そんな不穏な空気にチャンミン不安になったのか俺の腕をぎゅっと掴んだ






「あ〜 ごめんごめん、冗談だって。

チャンミン君…だよね?

俺、ここの店のオーナーでヒチョルって言うの。よろしくな?

早速だけど質問ね、君はこの店どう思った?」







「え… っと… 凄く綺麗です…」







「そうか

じゃあ、このカップや皿はどう思う?」







そう言ってあらかじめテーブルの上に置いてあった食器を見せた







「綺麗… このお店にピッタリです…」







「そうだろそうだろ?

俺、この食器が好きでさぁ〜 店開いたら絶対にこれ使うって決めてたんだよ」







ヒチョルが自慢げにカップを裏返して底に書いてあるブランド名を俺とチャンミンに見せつける


それは誰もが知っている高級ブランドで普通のカフェでは絶対に使わないものだった







「ヒチョル… この店の食器全部このブランドなのか?」







「ユノ… お前今頃気づいたのかよ」







確かにカジュアルなカフェではあるけどランチに来るといつも品の良さそうな奥様達で賑わっていた


料理の質も高くて評判なのは知っていたけどこの食器の効果もあったのかもしれない






「でさ、この食器だと食洗機が使えないからうちは人が洗ってるんだけど、今パートで来てもらってるヤムさんっておばさん1人だと最近追いつかなくってさ、丁度もう1人入れようかと探してたんだよね

どう?やってみる気ある?」






「食器を洗えばいいんですか?」






「うん、基本は皿洗いだけど後は空いてる時間にキッチン周りの掃除とか雑用全般だよ」







「どうする?できそうか?」







チャンミンにそう聞いてみるとコクリと頷いた







「あ〜〜 でもまだ採用決定じゃないよ

1週間やってもらって合格できたらってことで。」







「僕… 天使園でいつも皿洗い手伝ってたし、料理もしてたからできることは何でもやります。」








「おお〜〜いいね!そのやる気!
早速今からやってみるか?」







「やります!」








「今からって… いきなり…って、おい…」







ヒチョルは俺の言葉を無視して白い厨房着をチャンミンに渡した






「あっちが更衣室。そこで着替えてきて」







チャンミンは言われるがまま更衣室へと向かった







2人きりになるとヒチョルはポケットからタバコを取り出し火をつけた


美味そうに深く吸い込み吐き出した







「そういうことで、とりあえず今日から試用期間1週間な?

使えそうならこのままここで雇ってやるよ」








「ああ… わかった。

いきなりこんな頼み言って悪かったな。

ありがとう。」








「じゃあ、そういうことで…

帰りは… そうだな、3時間後くらいに迎えに来いよ」







「えっ?」







「まさかお前、このままずっとチャンミン見てる気だったのか?

ったく… 過保護はあの子のためにならないぜ
いいからどっか出かけてこいよ

そうだ、あのブカブカの服お前のだろ?服くらい買ってやれよ。」







そう窘められて心配しながらも近くの衣料品店に足を向けた


チャンミンの家から持ってきた服はどれも汚れてヨレヨレになっていて結局俺の服を着せてきたんだ


とりあえず無難な服や下着を3つづつ購入したためにかなりの荷物になり一度アパートに帰った


部屋を掃除してチャンミンの荷物や衣類を片付けてあと少しで迎えに行こうかと思っているところで携帯電話の着信音が鳴った








「はい… チョン・ユンホです。」








「ユンホか?俺、チョ・ソンジュだけど覚えてるか?」







「ソンジュ?どうした?久しぶりだな!」








チョ・ソンジュは大学時代一緒に教育実習をした仲間だ


大学時代はよくつるんでいたけど卒業してからは疎遠になっていた








「この間携帯番号変えたのにどうしてこの番号を?」








「お前、昨日高校教師の採用面接に行っただろ?

あの学校で俺教師やってるんだよ

それで履歴書見て電話したんだ。

個人情報勝手に見て悪かったな」








「いや、そんなのはいいよ

それよりソンジュあの学校に居たんだな

採用されたら一緒に働けるんだけどな。」








「ああ… そのことなんだけど…

お前さ… 誰かから恨まれてないか?」







「え?」








「昨日、面接した同僚に聞いたんだけどお前が帰った後に変なFAXが来てさ…

その… お前が男と付き合ってるとかそんなようなやつ…」







「……っ…」







「いや… そんな嫌がらせ信じてるわけじゃないよ?

ただ、せっかくお前のこと採用するつもりで話が進んでたのにそのFaxのせいで駄目になってさ…

学校としては嫌がらせされてるような問題のある人はちょっと…って…」






「…… そうか… わざわざ教えてくれてありがとうな」







テファンだ…


そんなことする奴はテファンしかないない…


今まで何度も採用面接に落ちていたのももしかしたらテファンの仕業だったのか?


これじゃあ何度受けたって採用される訳がない…


あいつはどこまで俺を苦しめる気なんだ…


電話を切った後も俺はショックで日が落ちて部屋が真っ暗になっているのも気がつかずに呆然としていた…














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プロフィール

こんにちは!Monakoと申します。 東方神起のユノ、チャンミンが大好きです。 好きってだけで始めた妄想小説ですので、文章が至らないところが多々あると思いますが、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。 BLなR18も出てきますので、苦手な方はご遠慮くださいね☆彡 主人公は不死身、ハッピーエンド主義、ホミンラブです♡

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